「いつかは文化人枠で」 若槻千夏が語る芸能活動への不安と野望
2016-04-30 09:10 eltha
2000年代前半〜半ばに明るいキャラクターと頭の回転の速さを感じさせる対応力で大ブレイクを果たした若槻も、2012年には結婚・出産を経験し今や30代に突入。2015年からは新しい輝きをまとって本格的なタレント活動を再開しており、バラエティ番組を中心に引っ張りだこの人気者だ。
再開直後に感じていた不安は払拭されたかと思いきや「いや〜、このやり方でいいのかな?っていうのはありますよね。(以前バラエティに出ていた時は)声やリアクションが大きい時代だったので、それを引きずってやっているんですけど、どういうやり方が今の時代にハマるのかとか、そういう不安はあります」。とはいえ「でももう染み付いちゃったものなんで、これはこれでキャラとして成立すればいいかなと思って開き直っていますけど」と笑い飛ばす。
「厳密にいうと約10年ぶり」と久しぶりのバラエティの現場でもブランクを感じているという若槻。「でも、ブランクを逆に面白く撮ってもらえたらと。この前、私が大きなリアクションをとっていたら、清水ミチコさんに『いやいや、もうそういう時代じゃないから』って言われて。年上の人たちに『そういう時代じゃない』って言われちゃうっていう…(笑)」。
以前と比べ、共演する若い世代との温度差の違いも感じている。「今の10代って話し方や考え方も大人っぽかったりするんですよね。リアクションとかも私のほうがうるさかったりするので、年下よりも煙たい感じになるのも嫌だなと思って、様子を見ながらやってます(笑)」。“リアクション”をやめるのではなく「続けていっていろんな人に楽しんでもらえればなと。自分のやり方でやっていこうとは思っているんですけど」と、新しい若槻千夏像を模索中だ。
この日は、自身がプロデュースするキャラクター「くまたん」の同店限定モデルを販売し、先着300人で撮影会を開催した若槻。今後のビジョンについて「こういったキャラクタービジネスもしているので、もうちょっと文化人枠でいけたらなぁと思ってたんですけど、まさかのガヤ専門みたいな感じになっちゃって(笑)。2016年終わりぐらいには軌道修正していけたらなと。いつか文化人枠にいきたいですね」と野望をのぞかせていた。
「Smart Labo THINGIES PLAYLAND」は5月8日まで出店中。7日には今井華のイベントも予定している。