ハローキティ35周年でデザイナー山口氏「決して順風満帆ではなかった」

デザイナーの山口裕子さんとハローキティ(C)ORICON DD inc. 

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 人気キャラクター「ハローキティ」が今年で誕生35周年を迎えることを記念して、サンリオはさまざまなメモリアルイヤー商品を発売している。いまや世界的な人気を誇り、“ジャパニーズポップカルチャー”の代表例として挙げられるキティちゃんだが、10日に都内で行われた新商品発表会に出席したデザイナーの山口裕子さんは「決して順風満帆ではなかった」とこの35年を振り返った。

 「ハローキティ」は1974年に誕生し、翌1975年に第1号商品としてビニール製の小銭入れ『プチパース』が発売された。しかし、「キティちゃんがサンリオのトップブランドになるまでには5年かかった」(山口さん)という。1980年からデザイナーに就任した山口さんは、キティのサイン会を開催。「キャラクターのサインなんて」という声もあったが、ファンの声を聞くために全国各地を回り、展開するアイテムから“皆が追いかけている流行”まで、ファンのニーズを調査し商品開発に取り入れていった。そして、その努力と比例するように「ハローキティ」はトップブランドに成長していったという。

 キティが世界に羽ばたいたのは90年代。「90年代に入ってからアメリカのファッション界がどんどん変わり始めて、キティちゃんもアメリカの文化が変わるとともに売れ始めた」ものの「伝統的な文化が根付いているヨーロッパでは受け入れられないんじゃないかと思った」と山口さん。しかし、“キティちゃんファン”を公言する欧州のミュージシャンやモデルなどが増えた影響からヨーロッパでも浸透し、現在は約70ヶ国で年間約5万種類の商品が販売されるほどに。

 キティがヒットした要因について、山口さんは「口がないこと」と「ファンの方と同じ目線であること」を挙げる。80年代にアニメ化した際は口が描かれたこともあったが、「ファンの方から“口があるのはキティちゃんらしくない”と言われてそれ以来やめました」(山口さん)。ピアノが流行すればキティもピアノを弾き、ペットブームの際にはキティちゃんも猫を連れているなど、常にトレンドを取り入れ続けた。山口さんはここまで育った35周年を迎えたキティちゃんについて「これからもどんどん羽ばたいていってほしいし、キティちゃんが世界中の人に愛されることを、キティちゃんが世界中の人を癒していけことを望んでいます」と感慨深げに語った。


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