女優・吉高由里子がドラマ『美丘』主演に戦々恐々「吉高由里子なんて誰もしらないですよっ」

ドラマ『美丘』で主演を務める吉高由里子 (C)ORICON DD inc. 

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ドラマ『美丘』で主演を務める吉高由里子 (C)ORICON DD inc. 
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 女優の吉高由里子が7月クールのドラマ『美丘(みおか)』(日本テレビ系)で主演を務めるにあたり、このほどORICON STYLEのインタビューに応じた。昨年はドラマ『東京DOGS』(フジテレビ系)や映画『重力ピエロ』でその存在感を示し、いよいよゴールデンタイムでのドラマ初主演に挑む吉高。その胸中は「怖い。吉高由里子なんて誰もしらないですよっ」と戦々恐々の様子。しかし、今回演じる主人公・美丘は不治の病を抱えながらも懸命に“生”と向き合う難役だ。「最期まで自分を大切にしたいという彼女の想いを表現したい」と意気込みを明かした。

■この夏は「しびれるな〜」(笑)

――今回、ゴールデンタイムでのドラマ初主演。お話を聞かされたときの感想は?

【吉 高】まず驚きでした。「主演!?」っていう感じで。不安やプレッシャーは本当に大きいです。作品自体に対しては、この美丘という役は本当にエネルギーが必要なんだろうなと思いました。この夏は「しびれるな〜」、みたいな(笑)。

――『美丘』は不治の病を抱えた主人公の物語。原作を読まれたときの最初の印象は?

【吉 高】うーん……。命の期限が決まっているのはとても悲しいことだけど、思い切り生きることを感じられる気がしました。胸いっぱいに息を吸い込んで、また吐き出して。吸って、吐いて……そうして生きていることを常に感じられるような気がしました。

■“大切に壊しながら生きていく”美丘

――ご自身も、一度生死の境をさまよう事故(2007年9月交通事故に遭い、顎の骨折など重傷を負う)にあったと伺っていますが?

【吉 高】本当に死ぬかと思いました(笑)。人は“死ぬ”という崖っぷちに突き出されないと、生きたい気持ちや生きることに関して、感じないことも知りました。足元が安定しないところに立って、初めて必死でもがいて生きようとした自分がいて……。ベッドに横たわって、体温はずっと38度。体中が傷を癒そうと必死で、とにかく熱かった。それって、生命力が湧き出るということだったように思います。人間の体ってこんなに熱いんだなって。

―― そうした体験をふまえて、刹那的で衝動的に生きる主人公“美丘”の生き方をどう受け止めますか?

【吉 高】美丘は、一見、何を考えているのか分からないところがあります。「人の気持ち、考えないの!?」って。 破天荒だし理解に苦しむし……。普通なら周囲に人は寄り付かないと思うんです。でも、彼女の周りからは人が離れない。そんな(マイナスな)面を忘れるぐらい、魅力的なんだろうと思います。だから、私はそういう彼女の一面を大切に演じなければと感じますね。

―― 周りの人をぐいぐい吸い寄せて、引っ張っていくエネルギッシュさが美丘の魅力?

【吉 高】そうですね。美丘は、病気に対しても“なぜ私が!?”って怒りや不条理を抱えつつ、全てに対してふてくされたり、投げやりな気持ちになったりはしてない。逆に、病気をバネに精一杯生きようとする。その強さが魅力であり、人を惹きつけるんだと思います。

―― この難しい役をどのように演じたいですか?

【吉 高】原作のコピーで「流れ星みたい」という一言があるんですけど、本当に彼女の生涯は“一瞬”です。だからこそ、その一瞬を熱く強く演じたい。物語のなかで、どんどん病状が悪化していきます。壊れていく自分を見据えながら、美丘は生きていく。たとえ壊れていくとしても最期まで自分を大切にしたいという彼女の想いを表現したいですね。

―― 「壊れていく」と「大切にする」というのは、相反するように感じますが?

【吉 高】何かを削りながら何かを得ていくことを、私達は無意識に繰り返していると思うんです。この作品では、死んでいく自分のなかに生まれた、新しい恋の気持ちとか……。どっちも失いたくないけど、無慈悲な時間がそれを許さない。時々、人って大切なモノだからこそ、自分の手で壊したい衝動を抱えたり、大切に守りすぎて自分の手の中で壊れてしまったりすることはないですか? 今回はそんな“大切に壊しながら生きていく”美丘の姿を見てほしいですね。

■最期までローソクの火を揺らしてくれる“最愛の人”

―― ゆるやかに死に向かっていくなか、美丘が出会った“最後の恋”をどう思いますか?

【吉 高】命をローソクの火に例えるなら、最期のその時まで一緒に心を燃やしてくれる、ローソクの火を揺らしてくれる……そんな人を見つけられたことは、とても幸せですね。自分ひとりでその火が消えていくのを見続けるよりも、愛している人と一緒に自分の火が消えていくことを見守る方が、すごく暖かい気持ちになれる。愛しい時間になると思います。

 2006年にデビューし、以来映画、ドラマ、CMと年を重ねるごとにメディアへの露出が増え、堅調に“女優”として階段を上ってきた彼女。『2010年版 期待の若手女優ランキング』(オリコン調べ)では堂々の首位を獲得している。しかし、今回の主演の一報に「ほんとに? ウソでしょ!?と思った」と、喜びと共に動揺した様子を赤裸々に明かす。

 しかし、不治の病に侵されながらも熱く強く生きる主人公を演じることで、女優として新たなキャリアアップにつながることは間違いない。原作を手掛けたのはドラマ『池袋ウエストゲートパーク』(TBS系)で知られる作家・石田衣良。病気、恋、自暴自棄……そんな、ありきたりな“悲恋ドラマ”だけでは終らない濃密な作品が期待できそうだ。



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