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女性の浴衣が様変わり バラ、レース、ラメの“和洋MIX”が人気

2010-07-31 09:00 eltha

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 花火大会や夏祭りなどが各地で開催され、浴衣姿の女性を目にすることも多くなったが、近年、若い女性を中心に“和洋MIX”の浴衣コーディネートが隆盛を極めている。浴衣の柄にはバラやレース、ラメがあしらわれているものが増えたほか、着こなしにも変化が生まれている。

 浴衣に半襟や帯締めなどを加えて着物風に着こなすコーディネートは以前から見られたが、昨今若い女性の心を掴んでいるアレンジは“デコ盛り”だ。オーガンジーの“プチ兵児帯”やレースをあしらった帯や半襟を使い、洋風デザインの帯飾りやコサージュを付けるなどした、“華やかさ”や“かわいらしさ”がテーマのアレンジが目立つ。

 流行の背景には、洋服のオシャレを浴衣に取り入れて提案することで、これまで和装に縁がなかった人の関心を集めたことや、フリーサイズの仕立て上がり品や小物類をコーディネートしたセット販売などでリーズナブルに購入できるようになった事などがある。また、自分で帯が結べない人でも簡単に着られる作り帯(結び帯)も、浴衣に対する敷居を低くした。

 雑誌やテレビ番組に衣装提供を行っているファッション通販サイト『夢展望』は浴衣のほかに帯やプチ兵児帯、下駄、コサージュなどが付いたセット商品を展開したところ、多くの注文が寄せられたという。同社によると、今年は昨年まで人気だった黒地の浴衣よりピンクや白などの明るい色が好まれており、“デコ盛り”コーディネートは「ジワジワと注目されていたが、今年はこれまでで一番注目されている」という。

 浴衣のルーツは平安時代、蒸し風呂に入る際に着用していた“湯帷子(ゆかたびら)”にあるとされている。その後、浴衣は風呂上がりに着るバスローブのような役割へと変貌し、江戸時代には銭湯の普及と綿の生産量上昇ともに庶民の間でも愛用されるように。そして、風呂上がりにサラリと着こなす衣類から、夏の外出着へと進化していった。

 もともとカジュアルな衣料品だった浴衣だからこそ“今風”の着こなしを取り入れやすく、和装に縁のない世代の関心を集められるのかもしれない。

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