『制コレGP』から美容研究家の道を着々 神崎恵が初著書アイメイク本を出版
2010-11-17 05:00 eltha
90年代に『ひとつ屋根の下』(フジテレビ系)など数々のヒットドラマに出演した神崎は、一時芸能界から遠ざかるも、2004年にママモデルとして再始動。美容研究家としても、3年のキャリアを重ねてきた。「周囲は子を持つ母親が多いが、こと美容に対する意識は千差万別」と語る神崎は、メイク特集を頻繁に行う既存のファッション誌を「(仕上がりは)華やかで、上級者向けの内容が多い」と分析する。そんななか、これまでの経験や知識を活かしながら「自分でやれて、基本が分かる“リアルな本”を作りたい」という思いが固まり、半年の執筆期間を経て同書を完成させた。
同書は、子育てなどで忙しくメイクに力を入れられない女性など、それぞれの“生の声”に応じる形で構成。「読んだ後、本棚に入れっぱなしなのはもったいない!」という信条の元、ひとえ、奥二重、二重のタイプ別に“生活に馴染んだ”メイク術を惜しみなく伝授し、巻末では「簡単に、できるだけ奇麗に出来る」アイメイクを一問一答形式で掲載した。神崎は「基礎メイクのバイブル本として、様々な形で表現したい」と自信をのぞかせ、今後の続編への意欲も十分だ。
芸能界デビュー後まもなく20年。プライベート面ではイジメ、結婚、出産、離婚という大きな転機を次々に迎えた。神崎は多くの経験から得た教訓をズバリ「誰にも負けないモノを持つ」と明かす。苦しい体験をするなかで、マイナスの空気を打破するためには「自分で動いて、風向きを変えるしかなかったんですよね」という彼女は、その武器(誰にも負けないモノ)が“美容”であることに、最近ようやく気づいたようだ。最後に読者に向けて「奇麗になることをどうか、恥ずかしがらずメイクをして欲しい」と呼びかけるその表情は、自身の選んだ道への手ごたえからか、晴れやかだった。