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井浦新 活躍の裏に名監督、家族の存在――人生を変えた特別な出会い

2015-09-11 eltha

井浦新 活躍の裏に名監督、家族の存在――人生を変えた特別な出会い

息子が生まれて“変わること”を恐れなくなった

――なるほど。昨年、連ドラ初主演となったドラマ『同級生〜人は、三度、恋をする〜』(TBS系)で、人妻である同級生と不倫をする“ピュアな男性”を演じられたのはちょっと意外だったんですが、そういう想いがあったんですね。
井浦 ああいう王道ラブストーリーに出るのは初めてだったのですが、きっと5年前の自分ならできなかったし、10年前なら概念すらなかったと思います。でも、自分がやりたいと言っても、機会を与えていただかないと絶対に出られませんから、本当にありがたい場でした。

――あのドラマで新しいファンも増えたと思いますが、井浦さん自身は“結婚”というものをどのように捉えていますか?
井浦 実は、すごく若い頃は結婚願望が強くて、20歳ぐらいで子どもが欲しいと思っていたんです。自分と子どもの年齢が近いことに憧れていた。親になることの大変さを知らないからこその発想です(笑)。でも実際の20代は、自分の活動に夢中で独身のままサラッと過ぎてしまい、30代になってから結婚したのですが、結婚はむしろニュートラルでいた方が出会うべく人と出会い、そのまま共に歳をとっていけるものなのかなぁと……ってよく分からないこと言っていますが(笑)。語れるほどこれっていう“結婚観”ってないんですよ。

――結婚より、父親になった時の方が男性は変わると言いますよね。
井浦 あ、そこですね。息子が生まれたことで、より大きな刺激を得たと思います。自分が変わるというよりは、変えてもらったというか。息子から学ばせてもらい、父親にさせてもらったという感覚がすごく強くて、しかも変わることに恐れがなくなっていく。今まで見て見ぬふりをしていたことに、自ら動く力を息子が与えてくれた気がします。

――ちなみに井浦さんは“怖いお父さん”ですか?
井浦 怖さにもいろいろあると思いますが、友だちのようなお父さんになってはいけないなと。友だちのように近い距離間で、男同士の共通認識や精神的なことは共有したいと思っていますが、あくまで父と子ですから、父親だからこその高い壁になって、存在することが子どものためだと思っています。でも、どんなに高い壁であっても、子どもの中から「お父さんが大好き」という感情がなくならないように、常に向き合って行くことは何より大事。それがないと見抜きますから。そのためにも、優しさと怖さのどちらも持っていたい。そして、体力が続く限り100%全力で一緒に遊びたいし、向き合いたいと思っています。

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