【Brilliant Woman】ミムラ　冷静でハートの温かい女性が憧れ

昨年だけでも、ドラマや映画など幅広い作品に出演しているミムラさん。笑顔が素敵で優しい雰囲気がありますが、実はそうあるために気をつけていることがあるんだとか。そこで、毎日を笑顔で過ごす秘訣や憧れの女性像、さらに最新出演作の映画『彼らが本気で編むときは、』で感じた役者としての想いについて伺いました。

――ミムラさんは笑顔のイメージが強いですが、そうあるために普段から意識していることはありますか？

ミムラ　私を含め、人間はミスをしますし、体調不良などの突発的なことも起きますよね。そんなときに備えて、あらかじめ自分でリカバリーする方法を習得しておくことが大事なんじゃないかなと。自分なりにトラブルシューティングのようなものを作っておけば、問題が起きても早く解決できますし、日々機嫌良く過ごせると思うんです。

　仕事で焦ってしまったときや失敗して落ち込んだときも“こんなときにはコレ”という処方箋を作っておけば、すぐに対応できます。……とはいえ、私も数パターンしかないんですけど（笑）

――ぜひ、ひとつ教えてください。
ミムラ　例えば落ち込んだときは“どんな出来事があって、どんな気持ちになったのか”を書き出しています。まず事実だけを書いていくと、“あ、そうか、それでこういう気分になっていたのか”と、自分の想定とは違う理由を発見できたりするんです。いろんな事柄が結びついて因果関係がわかり、対処方法もハッキリするので、冷静な検証方法として結構オススメですよ。

――年齢を重ねていくと、落ち込む原因も変わってきますよね。
ミムラ　私の場合、30代になってからは“ちゃんとしなきゃ”という気持ちが一層強くなって、自分の不出来な部分やほつれを隠そうとするようになりました。ところが、隠そうとすることでまた別方向へ失敗してしまって……。一度きちんと自分自身と向き合って、わかりやすくへこんだほうがいいと思いましたね。そういう部分を客観的に把握できたという安心感は得られますから（笑）。

――自分を知ることって大事だと思います。
ミムラ　生涯つきあっていくことになるので、自分とは仲良くやっていかないといけないですよね。私もまだまだですから、30代のうちに自分自身との関係を上手く作っていきたいです。