働きたいのに働けない!? 子育てママの“リアルな本音”
2017-09-26 eltha
働きたい子育てママの不安1位は「家事・育児と両立できるか」
今回、オリコン・モニターリサーチにて、20代〜50代の子育てママ577人を対象に調査したところ、現在、正社員や契約社員、パートタイム・アルバイトのいずれかで仕事をしている人の割合は53.6%。仕事をしていない人は46.4%で、おおよそ半々という状況でした。
仕事をしていない人に対し、今後仕事に出たいか聞いてみると、63.4%が「出たい」と回答。理由としては「もう少し家計に余裕がほしいから」(愛知県/20代)、「今後の子どもたちの教育費や自分たちの老後に向けての貯蓄のため」(静岡県/30代)など、やはり経済的なことが最多でした。一方で「社会とつながっていたい」(東京都/30代)、「世の中の役に立ちたい」(栃木県/40代)といったコメントも。収入だけでなく“社会とのつながり”“やりがい”も同時に求めているようです。
仕事をもつにあたり不安に感じていることを聞いてみると、もっとも多かったのは「子どもの迎え時間と仕事の時間が合うか」(神奈川県/30代)、「学校の長期休暇のとき子どもをどうするか」(大阪府/30代)など、家事・育児との両立についてが78.2%を占める結果に(複数回答)。次に多かったのが「子どもの行事や体調の変化に臨機応変に対応してもらえるか」(滋賀県/40代)など、職場に理解があるかどうかが心配という人で、割合は56.5%(同)にのぼっています。
一方、すでに働いている子育てママには現実的な悩みが
「保育料を払い、以前より給料も安くなったので家計がつらい」(神奈川県/30代)、「本当はガッツリ働きたいが、税金の壁や子どもの世話、学校行事などで働けない」(埼玉県/40代)と、厳しい現実に直面しているようです。
社会人への“復帰体験”を先輩女性にインタビュー
大学卒業後、日本生命保険に入社。現在は夫と子ども2人の4人家族。子どもの出産時にはそれぞれ産前産後休暇を取得。同社ライフプラザ新宿に勤務し、FPリーダーとして、既契約者に対し来店時の応対・訪問などをするサービスコーディネーターの活動管理や指導を行っている。
子どもができてから働き方が変わりました
もともと東京都内に勤務していたのですが、結婚した後に夫が北海道に転勤になってしまったんです。私も行きたいと希望していたら、会社から異動内示がでて、札幌で仕事をすることができました。その後、東京に戻り、上野勤務を経て、ライフプラザ新宿に。子どもがいるので、自宅から近いのは本当に助かっています。
協力体制がないと厳しいかもしれないですね。家事や育児にかけられる時間は限られてしまうので、どうしても完璧にはできないんです。そのときに「じゃあ、ここを削ろう」と柔軟に考えられるかどうか。「この部分は私ができるけど、この部分はお願い」と頼める人がいるかどうかが重要だと思います。私の夫は家事に協力的なので助かっていますが、やはり子どもが病気になったときが心配だったので、フォローしてもらえるように複数の病児ルームに登録して備えていました。
フォローしあえる環境で助かります
子育て経験のある人が多いことも頼もしいですね。
復職した方も、出産して子育てが少し落ち着いてから入社した人も多いですね。
人によって違うと思うので一概にはいえませんが、家にいて悶々とした気持ちを抱えているようなら、思い切って外に出てみるのもいいんじゃないかなと思います。
■調査概要
期間:2017年6月20日〜6月30日
対象:自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】会員で子どものいる20代〜50代の女性577人
地域:全国
Supported by 日本生命保険