2020-12-29
服を買うのが楽しくていつも金欠だった若いころ。40代になった今、判断力も金銭的な余裕も出てきたのに、今度は似合う服がわからなくて買い物が楽しくないのです。そんな私が駆け込んだのがパーソナルカラー診断。カットソー1枚分の値段でプロのアドバイスを受けた結果は……?
40代になり、着る服がなくて鏡の前で困り果てることが増えました。といっても服がないのではありません。むしろクローゼットはパンパン。なのに、似合う服がないのです。
普段は在宅で仕事をしているので、適当に近所のスーパーに行ける程度の格好をしていればいいやという感じの私。いざ参観日やランチ会の日に、以前のベストコーデを出して着てみたら、違和感があるのです。以前は顔色がパッと明るくなったベビーピンクのリボンニットは若作りし過ぎな印象に、色白でシャープに見えたバーガンディ色のタートルネックニットは顔色が悪く二重あごが目立ち、見られたものではありません。
今までは若さで好きな服を着こなせたけれど、これからは本当に似合う服を選ばないといけないのだ!と悟った私は、プロの助けを借りることにしました。生まれ持っての肌の色やトーンから似合う色を導き出す、パーソナルカラー診断を受けることにしたのです。
ネットで検索すると、車で30分程度のところに40分4,000円でパーソナルカラー診断ができる先生のサロンがあり、早速予約。当日はノーメイクの状態で診断するとのことでした。出迎えてくれた先生はロイヤルブルーのワンピースを着こなした50代くらいの華やかな女性でした。すっぴんで訪れた私は美女の登場に一瞬気後れしましたが、同年代ということもありすぐにリラックスできました。
パーソナルカラー診断では姿見の前でトーンの異なる色布を顔周りに巻いて、顔映りを調べていきます。それぞれの色は春夏秋冬のグループに分けられており、どのグループの色相が顔色に映えるのかを実際に確かめていくのです。
そんな微妙な違いってわかるものかしらと思ったのですが、布を当ててみると一目瞭然。似合う色を巻くと明らかに肌がきれいなり、輪郭まですっきりして見えるのです。
私の場合、似合うのは黄色みがかった「春」の色でした。コーラルピンクやポピーレッド、アップルグリーンなど黄みがかった色が健康そうに見えてしっくりなじみます。では、青みがかった色がすべて似合わないのかというと、そうではないのが驚きでした。青みがかった色でも「夏」グループの淡い色相の色は、血色が抑えられる分、色白に見えるのです。逆に一気に顔立ちがぼやけるのが、青みがかったチェリーピンクなどのハッキリとした「冬」グループの色でした。
先生の診断結果は「あなたは『春』だとヘルシーな若々しい感じに、『夏』だと知的な印象になるから使い分ければいいと思う」とのこと。「化粧下地にはオレンジを使うといいわね。アクセサリーはパールやシェルなどの自然素材が似合うわ」などのアドバイスも受け、やっぱり専門家の診断を受けてよかったと大満足でサロンをあとにしました。
なんとなく似合う色の傾向くらいはわかっていたつもりでしたが、思いがけない色が自分の多面性を引き立ててくれることがわかりました。それ以来、洋服を買うときは色のトーンを気にかけるように。以前よりも冒険ができるようになった上、大失敗も減ってプロの診断を受けてとてもよかったと思っています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
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