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保育園で大人気なのはコレ! 現役保育士がおすすめする冬に楽しめる絵本

2021-01-04

冬におすすめの絵本の画像

こんにちは、保育士の中田馨です。前回、冬だからこそ遊べる外遊びを紹介しましたが、今回は冬におすすめの絵本を紹介します。

『14ひきのさむいふゆ』(童心社)

『14ひきのさむいふゆ』(童心社)

14ひきのシリーズは、私が母におねだりして買ってもらった初めての絵本なので、かなり思い入れがあります。14ひきの家族のおうちは、大きな木の中にあります。この木の中のおうちは『14ひきのひっこし』の中で、家族みんなで作った手作りのおうちです。家具や小物一つひとつに見入ってしまうくらい素敵なのです。

今回紹介する『14ひきのさむいふゆ』の始まりは、雪が舞う寒い冬。でも家の中はぽかぽか温かそうで、家族で何やら作っている様子がうかがえます。お話が進みにつれて、それが「雪ソリ」だということがわかります。翌日、子どもたちとお父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃん、家族みんなで楽しくソリ滑り! 大家族の温かさを感じられる一冊です。

『バムとケロのさむいあさ』(文溪堂)

『バムとケロのさむいあさ』(文溪堂)

バムとケロシリーズは、登場するキャラクターの表情がとても生き生きとしていて、引き付けられます。舞台となるバムとケロのおうちが、とてもオシャレで、絵を見ているだけでも楽しいのが特徴です。

目が覚めると鼻がつめたい火曜日の朝。「きょうは とっても さむいひ おうちの うらのいけは きっと こおっているから あそびにいこう!」と朝ごはんを食べたあとにバムとケロが池に行くと、池と一緒に凍ったあひるが!

と、なかなか衝撃的なスタートからこの物語がスタートします。バムとケロシリーズの楽しみの一つが食事シーン。『バムとケロのさむいあさ』にも、おなかがグーっと鳴ってしまいそうな、おいしそうなおやつのシーンが出てきます。また「そんなに散らかして大丈夫なの?」と心配になってしまいそうなシーンが出てくるのも楽しみの一つです。ドタバタお話が進んでいき、最後にはオチもきっちりあって、クスッと笑える楽しい絵本です。

『ぐりとぐらのおきゃくさま』(福音館書店)

『ぐりとぐらのおきゃくさま』(福音館書店)

赤と青のとんがり帽子をかぶった、ぐりとぐらシリーズの中の1冊です。私が幼いころからあるぐりとぐらですが、私が特に好きなのは、絵本に出てくる料理です。なかでもカステラはとても有名なので「おいしそう!」と何度も何度も読んだ経験のある方も多いのではないでしょうか? ちなみに、福音館書店のHPでは、ぐりとぐらのカステラのレシピが紹介されています。

『ぐりとぐらのおきゃくさま』は、ぐりとぐらが森の中で雪合戦をしているときに、大きな大きな足跡を発見するところから始まります。その足跡をたどっていくと、たどり着いたのはぐりとぐらの家。家のなかには、大きな長靴や真っ赤なオーバー、マフラーや手袋などがかかっていて、「いったい誰なの?」と思ったら、真っ白なおひげのおじいさんがケーキを作って待ってくれてい他のです。おじいさんの正体は?

登場するケーキが、またおいしそうなんです! 楽しかったクリスマスの思い出を話しながら、冬の間何度も読み返したくなる1冊です。

『でんしゃでいこう でんしゃでかえろう』(ひさかたチャイルド)

『でんしゃでいこう でんしゃでかえろう』(ひさかたチャイルド)

トンネルの むこうは どんなかな?でんしゃは きょうも はしっています。やまから うみへ。うみから やまへ。

雪がしんしんとふる、やまのむらから、二両編成の電車がトンネルを何度も抜けて、うみのえきまで向かいます。トンネルを抜けるたびに景色が変わっていく様子に季節の移り変わりが感じられる絵本です。目的地のうみのえきには菜の花が咲いていて、少しずつ春がやってきていることがわかります。

この本のおもしろいところは、うみのえきにたどり着いたあとに、絵本をうしろから読むことができること。うみのえきからスタートして、やまのむらに戻ることができます。行ったり来たりしながら、何度も絵本を楽しむことができるのです。

冬をテーマにした絵本は数多くありますが、今回紹介した絵本は子どもだけでなく大人も一緒に楽しめる絵本です。ぜひ、手に取ってみてくださいね。

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提供元:ベビーカレンダー

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