ホーム 旅行&おでかけ > 台北のショッピングモールに突如現れる昭和レトロな「黒松世界」とは?

台北のショッピングモールに突如現れる昭和レトロな「黒松世界」とは?

2021.01.11

台湾のドリンクと言えばタピオカミルクティーですが、もう一つ忘れて欲しくないのは知る人ぞ知る、あの黒い炭酸飲料です。今回は、流行のファッションブランドが集う台北のショッピングモールの中に突如現れる博物館「黒松世界」をご紹介します。

ご存知ですか?黒松沙士(ヘイソン・サースー)

写真:宮坂 大智

ご存知ですか? コーラみたいだけど、Dr.ペッパーのような独特の味がする台湾のドリンク。そう、黒松沙士(ヘイソン・サースー)です。台湾のコンビニに行けば必ず見かける黒松沙士は、実に70年以上も台湾人に愛され続けている定番の炭酸飲料です。
日本人にとっては好き嫌いがハッキリと分かれる味ですが、一度ハマると病みつきになる不思議な飲み物です。そんな黒松沙士でお馴染みの飲料会社「黒松」の博物館が、今回ご紹介する「黒松世界」です。

写真:宮坂 大智

入り口では高さ190センチもある黒松のガラス瓶がお出迎えしてくれます。このガラス瓶は台湾唯一にして最大のもので、1968年に作られた瓶のデザインを踏襲しています。
ところで一体なぜ、ファッションブランドばかりのショッピングモール「微風広場」の中に飲料会社の博物館があるのでしょうか?
実はこの微風広場がある場所には、1936年に建てたられた黒松の最初の工場がありました。台湾と共に発展の道を歩んできた黒松の始まりの地として人々の記憶に残すべく、2001年に微風広場の中に作られたのが、この黒松世界というわけです。

レトロな展示と共に70年の歴史の旅へ

写真:宮坂 大智

施設内に入ってまず目に入るのは、1925年から始まった黒松の歴史を紹介する年表や、販促用のグッズのディスプレイです。
ズラリと並べられた販促グッズを見ると当時の流行などが分かりますし、昭和レトロが好きな人にはたまりません。

写真:宮坂 大智

施設は奥の方に続いており、黒松のオリジナルフレームで写真を撮れるコーナーや、ゲーム、黒松のドリンクが売られていた昔の雑貨屋さんを再現した展示もあり、大人も子どもも楽しめる内容になっています。
ちなみに、オリジナルフレームの写真は撮影後にメールアドレスを入力するとメール宛に写真が送られる仕組みになっています。

写真:宮坂 大智

さらに奥にある展示では、黒松が台湾の産業に与えた影響を、当時の写真をふんだんに使って解説しています。
なかでも、黒松が台湾初の自動化工場を実現させたことや、缶入りの炭酸飲料やペットボトル飲料の開発を率先して行ったこと、今では当たり前となった店舗用の販促用看板の無償提供や、ネオンによる広告の製作をしたことなどは特筆すべき功績でしょう。
これらの展示を見ていると、飲み物だけでなく工業や広告の世界でも画期的な取り組みを数多く行ってきたことが分かります。

100年も愛されている黒松は、台湾の歴史には欠かせない存在

写真:宮坂 大智

黒松が創業して間も無く100年、そして台湾を代表する炭酸飲料の黒松沙士が生まれて70年以上が経とうとしています。その間、黒松は台湾の発展を牽引してきました。
戦争や日本による統治の終了など混乱の世の中を乗り越え、今でも台湾人に愛され続けている黒松沙士ですが、まだ飲んだことのない方は、ぜひ味わってみてください。
黒松世界の展示は全て中国語で記載されていますが、当時のボトルや記念コップ、販促品、昔の写真などを数多くあるので、言葉が分からない方でも楽しめるようになっています。

写真:宮坂 大智

アクセスもしやすい場所にありますので、黒松沙士を飲んだことがある方も、そうでない方も、ぜひお越しになって黒松の歴史とともに台湾の歴史を振り返ってみてはいかがでしょうか。
もちろん、施設内には黒松沙士がズラリと並んだ自動販売機もあります。
少しだけですが黒松のオリジナルグッズの販売もありますので、ちょっと変わったお土産にいかがでしょうか。台湾好きの方ならきっと喜んでもらえるはずです。

黒松世界の基本情報

住所:台北市松山區復興南路一段39號B區(微風広場2階奥)
入場料:無料
開館時間:
(日・火・水)11時〜21時30分
(木・金・土)11時〜22時
※月曜休館
電話番号:+886-2-2731-8167
アクセス:MRT中和線「忠孝復興駅」下車徒歩10分
2021年1月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

■関連MEMO
黒松世界公式ウェブサイト(外部リンク)
https://www.heysong.com.tw/heysong-pavilion/

【LINEトラベルjp・ナビゲーター】
宮坂 大智

関連記事

提供元:LINEトラベルjp 旅行ガイド

シェア
P R

eltha(エルザ by オリコンニュース)