2021-01-13
ママが質問しても「うん」か「ううん」としか答えない3歳の息子さん。息子さんの真意を知るために方法はないか、いろいろと調べてみたそうです。ある記事をきっかけに関わり方を変えたら劇的に変化したという体験談です。
冬の室内は予想以上に暖かかったりします。私がうっかりしてしまい、買い物中に息子を汗だくにしてしまいました。「暑い?」と聞いても、「ううん」しか答えない息子にどうやって関わるか奮闘したときの体験談です。
当時3歳の息子とショッピングモールへ行ったときのことです。その日は今年一番の寒さで、自転車だったこともあり防寒対策はバッチリ。いつものように買い物を済ませて、お昼ごはんを食べようとお店に入りました。すると息子の額が汗でびっしょりになっていることに気づいたのです。
「ごめんね。暑かったの?」と息子にたずねると「ううん」と。コートを脱がせると、背中も汗だく。急いでタオルで拭きました。ショッピングモール内は暖かかったのに、息子のコートを脱がせることを忘れていた私。とても反省しました。
それからは息子に「暑くない?」と尋ねるように心がけました。しかし「暑くない?」と聞いても、「暑い?」と聞いても答えは同じ。息子は「うん」としか言わないのです。それでは私にはさっぱりわかりません。
汗をかかせてしまってからでは遅いし、寒くなりすぎるのも心配。どうすれば良いものか……と頭を抱えていました。3歳の子どもにこの質問は難しいのか、どうやったら伝わるのかと調べたりもしました。すると、ある記事を見かけたのです。
記事には「はいやいいえで答えられる閉ざされた質問は、あまり子どもが考えなくても答えることができる」と書いてありました。「考えさせるような開かれた質問をしてみましょう」とのことで、さっそく試してみることに。
息子に「暑い?寒い? ちょうどいい?」と尋ねると、少し考えて「ちょうどいい」と答えました。「うん」以外の答えが出た!と私は大喜び。しばらく繰り返すうちに、息子は考えて答えられるようになりました。
「わからない」と言うこともありましたが、いつも3択で質問することで息子は考えることに慣れていったように思います。おかげで冬の体温調節がとてもラクになりました。
私は暑い寒い以外にも、息子に開かれた質問をするように心がけました。「絵本にする? ブロックにする?」「痛い? 痒い? なんともない?」など、なるべく息子が選択できるようしたのです。すると、「うん」「ううん」という返事ではなく、「ブロック!」「痛い」など、自分の考えを言葉で表現できるようになりました。
おかげで息子とのコミュニケーションが豊かになり、4歳になったときには「今日の夕はんはどうしようか? ラーメンならすぐに作れるけど、ハンバーグだと1時間はかかりそう」「おなか減ったから早いほうがいいな。ラーメンで」という会話ができるようになりました。
子どもに考えさせるような質問で、息子の考えていることがわかりやすくなりました。息子も自分の思いを伝えられるようになり、イライラすることも減るように。ショッピングモールで汗だくにしてしまった反省が、こんなふうに役立つんだなと思っています。これからも息子との会話を楽しみたいです。
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監修/助産師 REIKO
著者:更田未央子6歳と2歳の子を持つ母。看護師・保健師・養護教諭1種・FP3級の免許を取得。現在、高校生を対象とした学習塾の講師をしながら、FP2級を目指す。育児・教育・医療・金融・不動産について執筆中。
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