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広島県・似島が発祥地!「ウェルカム似島」でバウムクーヘン作り

2021.02.17

広島県広島市の宇品港沖にある似島は、日本における西洋菓子「バウムクーヘン」の発祥の地です。今からおよそ100年前にドイツ人捕虜として島に入ったカール・ユーハイムが日本で初めてバウムクーヘンを焼きました。現在、似島港前の「ウェルカム似島」では、バウムクーヘンの手作り体験が楽しめます。自分で焼いたしっとりマイバウムは格別♪90分ひたすら層を重ねて焼き上げる修行のような体験、あなたもいかがですか?

日本で最初にバウムクーヘンが焼かれた似島

写真:政田 マリ

広島県広島市、広島港より南に約3kmの場所にある「似島(にのしま)」は、釣りスポットや登山、サイクリングに訪れる方も多い自然豊かな島です。
島へはフェリーで20分。自然観察の場としてや、島に残る戦争の歴史を辿る平和学習の場として県内外から多くの小・中学生も訪れています。
第一次世界対戦の際、似島は中国で捕虜になったドイツ人の収容所が置かれており、多い時では500人以上が生活していました。

写真:政田 マリ

その中にいた、中国・青島で洋菓子店を営んでいたカール・ユーハイムは、この似島でバウムクーヘンを製作し、広島県物産陳列館で展示をしたところ、たちまち人気となりました。
島の案内看板にもユーハイム氏がバウムクーヘン作りをしている様子がイラストで描かれてます。

写真:政田 マリ

その味を島の歴史とともに伝えるお店が似島フェリー乗り場の目の前にあります。
観光案内所「ウェルカム似島」では、カール・ユーハイム氏が伝えた当時のレシピで手作りバウムクーヘン体験ができます。

シンプルな材料で作るドイツ伝統菓子

写真:政田 マリ

手作りバウムクーヘン体験を案内所で申し込むと、ボウル、おたま、ミキサーなど、キッチンでおなじみの調理器具、そして卵、バター、小麦粉、砂糖といったシンプルな食材がテーブルに並びます。
材料はたったこれだけ。意外とシンプルなお菓子に思えますが、ここからが大変!ひたすら同じ工程を繰り返す、根気のいる作り方です。最初に言い忘れましたが、体験時間は1時間半から2時間です!

写真:政田 マリ

まず、卵の黄身と白身を分けて、卵白を泡立てていきます。小さなお子さんとも楽しく製作できる手作りバウムクーヘン体験ですが、機械を使う時は重さもあり、操作を間違うと危険なので大人が担当しましょう。
小麦粉やバター、卵黄も別のボウルで混ぜます。

写真:政田 マリ

二つのボウルの材料を合わせ、混ぜると生地は完成です。ここまでの工程でおよそ10分。ここから根気のいる焼き重ねの工程です。

オリジナルの手作りバウムクーヘン焼き器

写真:政田 マリ

生地焼きに登場するのが、こちらの木の芯がついたバウムクーヘン焼き器。体験する方のために作られた「ウェルカム似島オリジナル」です。

写真:政田 マリ

生地を満遍なくかけ、余分な生地を落としたら、焼き器に棒の両端をかけ、くるくると回しながらゆっくり焼き色をつけていく、と文字にすると簡単に思えますが、これが大変!早く回しすぎると遠心力で生地がデコボコになり、ゆっくり回しすぎると生地が下に垂れてしまいます。絶妙なスピードでひたすら回し続けないといけないので根気がいります。飽き性な方は要注意です。

徐々に育っていくバウムクーヘンに感動!

写真:政田 マリ

焼けたらまた生地をかけ、ゆっくり回し焼いて・・・を繰り返していきます。小さなお子さんでもトライ出来ますが、カセットコンロが熱くなりますので火傷に気をつけてくださいね。

写真:政田 マリ

20回目焼き重ね、大きく太くなってくると完成間近です。
ここまで大きくするのに約1時間ほど。簡単な材料ながら、ひたすら同じ工程を繰り返し、手を止めることなく焼き重ねていくバウムクーヘンの奥深さに感服します。

写真:政田 マリ

直径15センチほどになると、最後はしっかり焦げ目をつけて、完成です!

完成したら焼きたてを味わうべし!!

写真:政田 マリ

棒に生地がくっついてはがれてしまいましたが、年輪のように綺麗な生地の層がなんとか現れました。製作時間はちょうど90分。このうち80分はひたすら生地をかけ、焼くという工程です。普通なら飽きそうな長時間ですが、徐々に大きくなっていく姿を見ていると、可愛い我が子を育てているような気持ちになり、一生懸命丁寧に製作しているとあっという間。見た目がどうであれ、美味しさは格別ですよ!
焼きたてをその場で切っていただけるのですが、これが最高に美味しい!口どけもよくしっとりしています。持ち帰って冷やしていただいてもより一層しっとりしますが、焼きたては香りも良く格別ですので、ぜひその場でいただいてみてください。

写真:政田 マリ

似島は日本のみならず、世界各国から観光客が訪れます。「ウェルカム似島」にはお客さんがどこからやってきたかをシールで貼るボードがあり、アメリカやイギリス、そしてバウムクーヘンの本場ドイツからの観光客もいらっしゃいます。
戦争が終わり、カール・ユーハイムは日本での永住を決意し、横浜で自身の名を店名にした菓子店「ユーハイム」をオープン。それから100年経った今、バウムクーヘンは日本の人々に愛される名菓となっています。
日本とドイツをつなぐ菓子が日本で誕生した似島にある「ウェルカム似島」で、ぜひ皆さんもバウムクーヘンを手作りしてみてくださいね!

写真:政田 マリ

90分も体験する時間がない!という方へは、広島の有名なお菓子店「kunugi」の美味しいバウムクーヘンが「ウェルカム似島」で販売されていますので、そちらをどうぞ!

ウェルカム似島の基本情報

住所:広島県広島市南区似島町27
電話番号:050-3159-3429
アクセス:広島港から似島行きフェリーで約20分
営業時間:8:00〜17:00
2021年2月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

■関連MEMO
似島地域おこし協力隊「ウェルカム似島」
https://www.city.hiroshima.lg.jp/soshiki/194/5112.html?fbclid=IwAR0yrOrVvqiD1kutKkDyC08q2-dFIcpWVgCMVeM6fRDisLl384ms7AXDrc8

【LINEトラベルjp・ナビゲーター】
政田 マリ

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