ホーム 子育て > 2人目の不妊治療中、うつ病発症、離婚危機…不妊治療で気付いたことは…

2人目の不妊治療中、うつ病発症、離婚危機…不妊治療で気付いたことは…

2021-02-17

第1子は自然に妊娠しました。そして第1子を出産し、少し期間をおいて第2子への妊活を開始しました。しかし1年経っても子どもを授からず……。2人目不妊に悩んだ私の体験談をお伝えします。

うつ病を乗り越え、二人目不妊にのぞんで気がついたこと
うつ病を乗り越え、二人目不妊にのぞんで気がついたこと

第1子出産後、妊活開始

第1子出産後、なぜか妊娠しませんでした。産婦人科に通い、不妊治療を開始しました。そして、基礎体温を測りながらわかったのですが、実は排卵していなかったようなのです。そんななか仕事へ復帰し、職場が変わってしまったこともあってか、うつ病を発症してしまいました。

育児と仕事の両立がうまくできずにいましたが、子どもが欲しい気持ちは強かったです。ところが、夫から不妊治療をやめたいと言われてしまいました。育児と仕事の両立をできずにいることに対して罵声を浴びせられ、私も精神的に追い込まれてしまい、当時は離婚の話もしました。

ですが、まずはうつ病を治して、職場も変えてから、今後についてどうするか決めようということになりました。

不妊治療をやめることに…

半年後、子どもが欲しい気持ちに変わりはなく、不妊治療を再開しました。排卵誘発剤を使って人工授精を4回おこないましたが、妊娠せず。5回目のときに夫に原因があり、顕微受精でしか子どもができないということがわかりました。

当時私たちは共働きで、不妊治療の助成金は所得制限の対象になり、受け取ることができませんでした。高額な治療費がかかるため、夫に「不妊治療にお金をかけるなら、1人目の子にお金をかけてあげたい」と言われました。 そして悩んだ挙句、夫がそういう気持ちになっている以上、不妊治療を続けることができないと思い、不妊治療をやめました。

※体外受精及び顕微授精において、不妊治療に要する費用の一部が助成されます。2021年から助成額・助成回数など給付の内容が変更となり、補助金に対する所得制限が廃止となっています。

健康に意識して過ごしていたら

夫との会話も一気に減り、しばらくは家庭内での笑顔が少なくなりました。でも、不妊治療をやめて、私の体への負担も少なくなったせいか、育児、家事、仕事をテキパキこなせるようになり、夫との会話もだんだんと戻ってきました。

そんななか、気休めではありますが、夫と共に運動を始め、夫は亜鉛のサプリ、私は葉酸サプリを飲み始めました。お互いの健康のために始めたことでしたが、ダイエットにも成功! 上の子は、トイトレがうまくいき始めており、また甥や姪と一緒に遊んでいるのを見て、ひとりっこでもこうしてきょうだいのように遊んでくれる存在のありがたさを感じていました。

夫婦の心身が健やかであること

そんなとき、生理が遅れていることに気づきました。妊娠していたのです!

とてもうれしく、本当に感動しました。不妊治療は女の人だけでなくやはり男性にもプレッシャーはかかっています。改めてパートナーとの気持ちを通わせることは大切だなと感じました。

不妊治療は、先が見えず、不安なことだらけでした。だからこそ、心の負担が大きくなり過ぎたときに一度思い切って休むことも必要だったんだなと感じました。やはり夫婦の心身が健やかであることが大事なので、気休めでもストレス解消になることをして過ごせたことがよかったと思っています。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

監修/助産師REIKO

作画/はたこ

著者:井上由美子3歳、0歳の二児の母。 今は子育てに奮闘中。

関連記事

提供元:ベビーカレンダー

Facebook

あなたにおすすめの記事

P R

eltha イチオシ特集

お悩み調査実施中! アンケートモニター登録はコチラ

eltha(エルザ by オリコンニュース)

ページトップへ