2021-04-01
初めての出産に向け、お産について学ぼうと手に取った育児雑誌。そこには私が初めて目にする“会陰切開”という言葉がありました。説明書きを読むにつれ、一気に出産に対する不安が押し寄せました。今回は痛みに弱い私が実際に体験した、リアルな会陰切開のことをお伝えします。
夫との間にできた待望の第一子。出産は壮絶な痛みを伴うということは知っていましたが、当時の私は痛みよりうれしさと幸福さのほうが勝っていて、常に浮かれているような状況でした。
そんなある日、手に取った育児雑誌に“会陰切開”という言葉が。説明書きを読み進めていった私に、今まで感じていなかった出産についての不安と恐怖が一気に押し寄せてきました。
自分の体をハサミで切られるなんて……。想像しただけでゾッとしました。どうにか会陰切開をしなくても済むようにと、育児雑誌に記載されていた会陰マッサージにチャレンジしましたが、マッサージをしても会陰切開をしたといういくつかの体験エピソードを知ってがっかり。
諦めがついたころ、私のおなかに規則的な痛みが。ついに私にも出産の時がやってきたのです。
初めての陣痛による壮絶な痛み。最後のひと息では医師に、「もう赤ちゃんの頭が出たからいきまないで!」と言われました。その瞬間に股に更に強烈な痛みが走り、「痛いっ!!」と叫び自分でも会陰が裂けてしまったのがわかりました。
長男を無事出産したあと、「胎盤が出たら会陰切開した部分と裂けちゃった部分を縫っていくからね」という医師からの言葉を聞き、そこで初めて会陰切開をしていた事実を知ったのです。
結局のところ、自然に裂けてしまったときはかなり痛みを伴いましたが、一番心配していた会陰切開の痛みはまったくわかりませんでした。初めての出産を経験し、会陰切開は無事に出産をするために重要で必要なことなのだと身をもって実感しました。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/助産師REIKO
著者:堀江ゆうき二男の母。現在第三子を妊娠中。現在はフリーランスとして育児をしながら、体験談・出産・妊娠についての記事を執筆。
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