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「無痛分娩って怖くないの?」私は2度、計画無痛分娩を選びました【体験談】

2021-07-27

「無痛分娩って怖くないの?」私は2度、計画無痛分娩を選びました【体験談】

夫の仕事の都合でシンガポールで妊娠した私。シンガポールでは無痛分娩が主流なため、健診を重ねていくなかで私も絶対無痛分娩にしたい!と思うように。出産は日本へ一時帰国し、里帰り出産となりました。私が体験した無痛分娩の流れや、実際におこなってどうだったのかお伝えします。

無痛分娩について知る

私が出産した病院では、無痛分娩を希望する場合、病院が主催する無痛学級を受けて無痛分娩について知ることから始まります。この病院では、背中に細いチューブを入れて、チューブを通して背中に麻酔薬を注入する硬膜外麻酔という方法でした。

陣痛による痛みを完全に取るのではなく、7〜8割和らげる程度で、分娩中は意識もあるので、いきみながら出産し、出産直後の赤ちゃんを抱くこともできるそう。また、無痛分娩でのリスクについても先生から説明がありました。

いざ、計画無痛分娩へ

夫に帰国して出産に立ち会ってもらうため、出産日を事前に決めておく“計画”無痛分娩にすることに。出産予定日の12日前に入院日が決まりました。入院してすぐ浣腸をし、それから手術台へ移動、いよいよ背中にチューブを入れます。このときが緊張度MAXでした。

手術台の上で横向きになり、体育座りのように体をしっかり丸めます。私の緊張をほぐそうと先生は雑談をしてくださっていましたし、このチューブを入れるための麻酔も普通の注射のような痛みだったので、心配していたような痛みや不安はなく、チューブの挿入はあっという間に終わりました。

無痛でも痛みはそれぞれ

その後バルーンで陣痛を促し、痛みが出てきたらその都度看護師さんに伝え、麻酔薬を調整してもらうことに。私の場合、1人目のときは比較的陣痛を感じて「もうこれ以上の痛みには耐えられないかも」という痛みも経験しましたが、2人目のときは痛みまではいかない便意のような圧迫感だけでした。

いきみは助産師さんの指示に合わせておこないますが、陣痛の波に合わせて圧迫感はあるので、2人目のときは「いきむのじょうず!」と助産師さんに褒められたのを覚えています。

出産後の体調は

出産後は、しばらく分娩台の上で安静にするように言われました。私の場合、出産後少ししてからひどい頭痛を感じ、横になっているのに貧血のように血の気が引いている感覚がありました。そして、夕食も運ばれてきたのですが食欲もなく、分娩台で食べる気にもなれなかったのでまったく食べられず……。

その後、尿意を感じたら回復してきた兆しということで、看護師さんに付き添われトイレへ。それから車椅子で病室まで移動しました。心配していた後陣痛もほとんど感じなかったです。

「無痛分娩って怖い」という話をよく聞きます。たしかに麻酔による事故などニュースで目にすると怖く、私も不安はありましたが、この出産法について深く知ることで不安も軽減され、無痛分娩を選んだことで私たち夫婦2人の心の負担が軽くなったのを感じました。体の回復も早く、私は無痛分娩を選んでよかったと思っています。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

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監修/助産師REIKO

著者:福寿みさき年中男児と年少女児の年子兄妹の母。中国語が得意で趣味は旅行。旅行業界で働いていたが、夫の海外赴任を機に退職。海外で妊娠・育児を経験。現在は帰国し、ライターの経験を生かし幅広く執筆中。

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提供元:ベビーカレンダー

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