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高さ105m!日本一の鉄橋を渡る 宮崎「高千穂あまてらす鉄道」

2021.09.17

台風による水害で廃線になった鉄道を活かすべくうまれたのが「高千穂あまてらす鉄道」です。高千穂駅から、日本一の高さを誇る高千穂鉄橋までを往復する線路に、グランド・スーパーカートという独自の車両を走らせて人気を集めています。トンネル内のイルミネーションや緑のトンネルの美しさ、105メートルの高さから見渡す大自然を満喫できる「高千穂あまてらす鉄道」は、災害からよみがえった高千穂観光の目玉スポットです。

旅客鉄道時代の面影が残る高千穂駅舎

写真:肥後 球磨門

かつて宮崎県延岡市と高千穂町を結んでいた高千穂鉄道の高千穂線は、2005年の台風による水害で廃線となってしまいました。廃線になった鉄道をもう一度復活させようと始まったのが「高千穂あまてらす鉄道」で、高千穂神楽が出迎えてくれる、旧高千穂駅舎が始発駅になっています。

写真:肥後 球磨門

駅舎内には廃線前の時刻表や運賃表などがそのまま残されていて、往時を偲ぶことができます。切符売り場もそのまま。あまてらす鉄道の乗車券を自動販売機ではなく窓口で購入するのも、レトロ感があっていいものです。

写真:肥後 球磨門

駅舎のショップコーナーで、鉄道の記念グッズなどが販売されています。お土産にいかがでしょうか。

グランド・スーパーカート(GSC)に乗って廃線の旅へ出発

写真:肥後 球磨門

高千穂あまてらす鉄道は往復約5kmの廃線を走る鉄道で、運行は第三木曜日を除く毎日、9時40分から15時40分まで40分間隔となっています。廃線になる前に使われていたホームがそのまま使用され、ここから旅の始まりです。

写真:肥後 球磨門

使用する車両は高千穂あまてらす鉄道独自の車両で、グランド・スーパーカート(GSC)という30人乗りのディーゼル車両です。以前は軽自動車を改造した車両を使っていましたが、現在はトーイング・トラクターという、空港で荷物をけん引する車両を改造したものに変更されています。以前使われていた車両も敷地内に展示されているので見学することができます。

写真:肥後 球磨門

定刻になるとスーパーカートは力強く発車します。駅を離れる時に駅舎にいるスタッフの方たちが「いってらっしゃい!」と手を振って見送ってくれ、たった5qの旅とはいえ、これから目にする風景がどんなものか、期待に胸がふくらみます。

実際に使用されていた線路をのんびり走る

写真:肥後 球磨門

線路上には雑草もなく、廃線後もしっかり整備されてきたことが分かります。緑の中をまっすぐに伸びる線路に、高千穂鉄道を守っていこうとする人たちの熱い思いを感じます。

写真:肥後 球磨門

高千穂駅を出発してしばらく進むと、緑のトンネルに入っていきます。スーパーカートはオープンデッキなので、森林浴のような心地よさを身体一杯に浴びてみてはいかがでしょうか。

写真:肥後 球磨門

途中2つのトンネルがあり、カラフルなイルミネーションが天井を明るく照らしています。オープンデッキならではのアイデアが、真っ暗で味気ないトンネル内に色を添えて、思わず頬がゆるみます。

風を受けながら左右に広がる景色を堪能

写真:肥後 球磨門

トンネルを抜けると車道が眼下に見えてきます。長閑な田園風景も広がり、目の高さには山々が連なっています。気持ちの良い風を受けて右に左にと目を転じながら、季節ごとの景色を堪能してはいかがでしょうか。

写真:肥後 球磨門

高千穂駅を出発して約10分で天岩戸(あまのいわと)駅に差し掛かります。この駅では停車しませんが、この駅のすぐ先に目的地の鉄橋が待っています。絶景を期待しましょう。

写真:肥後 球磨門

天岩戸駅を通過してすぐに鉄橋のゲートが見えてきます。スーパーカートはゲート前で停止して、このまま進めるかどうか確認します。全長352メートル、高さが105メートルもあるため、下から吹きあがる風をもろに受けると危険だからです。強風の時は残念ながらここから先には進めません。風が強い日は高千穂駅で乗車する前に駅員に確認することをおススメします。

鉄橋の上から風に吹かれるシャボン玉

写真:肥後 球磨門

鉄橋のゲートを無事に通過したスーパーカートは、ゆっくりと鉄橋を渡り始め、岩戸川が見下ろせる中央部分で完全に停車します。深い谷を渡ってくる風に吹かれながら、絶景を心ゆくまで楽しみましょう。

写真:肥後 球磨門

進行方向右手に、ほぼ真横から眺める国道218号の雲海橋が見えます。雲海橋の高さが115メートルなので、105メートルの高さに居る鳥の目線で眺めてみてはいかがでしょうか。

写真:肥後 球磨門

停車している間は立ち上がって周囲の景色を楽しむことができ、車両の連結部分からは岩戸川を真下に見下ろせます。景色を楽しんでいると、乗務員が飛ばしてくれるシャボン玉が風に乗って飛んでいきます。名残惜しいですが、そろそろ帰路につく時間のようです。
往復約5q、30分ほどの短い鉄道旅ですが、高千穂の自然を楽しみながら緑のトンネルやイルミネーションで照らされるトンネルを走り抜け、日本一高い鉄橋の上からの絶景を目に焼き付けた後は、風に乗って飛んでいくシャボン玉を見送る。高千穂あまてらす鉄道で、そんな小さな旅を体験してみませんか。高千穂にはこの他にも天岩戸神社や高千穂峡など見どころが満載なので、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

高千穂あまてらす鉄道の基本情報

住所:宮崎県西臼杵郡高千穂町三田井1425-1
電話番号:0982-72-3216
アクセス:高千穂バスセンターから徒歩で10分
2021年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

■関連MEMO
高千穂あまてらす鉄道(外部リンク)
https://amaterasu-railway.jp/

【トラベルjp・ナビゲーター】
肥後 球磨門

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提供元:トラベルjp 旅行ガイド

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