2021-12-02
食べるのが大好きで、離乳食をよく食べてくれていた娘が、急に食べるのを嫌がるようになりました。離乳食を準備するのが憂うつで、食べない娘を見ながらイライラ。食べない理由は単純なことだったのに、それに気づけずストレスをぶつけてしまった苦い体験をご紹介します。
1歳1カ月になるまでは、私が心配するほどの食欲を見せてくれていた娘が突然食べなくなりました。いつもの半分以下の量を食べ終わったころには、もういらない!とばかりに口をつぐんで、食べさせようと近づけたスプーンを振り払ったのです。
外出先でも、手作りおやつが入った容器をひっくり返してしまいました。こんなことは初めてだったので、ショックでした。私が作ったごはんがおいしくないの? そんな言葉が頭の中を巡りました。
娘が楽しんで食事できるよう、食器を変えてみたり、盛り付けを変えてみたりしました。それでも、少し食べては「もういらない!」と口を閉じたり、食器をひっくり返したりが続き、毎回の食事が悩ましく感じられました。
そして、「どうして食べてくれないの?」というストレスが溜まっていた私は、食器をひっくり返す娘の手を乱暴に掴んでしまったり、机を自分の手が痛くなるくらい叩いたりしてしまい……。ただ娘を怯えさせてしまっただけでした。
原因を考えていると、1カ月前に新調した椅子ではないか?と思い当たりました。以前使用していたのは、成長と共に窮屈になったように見え、成長しても長く使えるタイプのものを新しく購入しました。
よく観察すると、新しい椅子はゆったりしていても、落ち着いて座れていないように見えました。せっかく新しく買ったけれど物は試しと、古いほうの椅子を使ってみると、あっさりその日はおかわりまでしてよく食べてくれました。
娘が食べなくなった原因は、食べるのが嫌になるほど座り心地が悪い椅子だったようです。それがわからず、娘にストレスをぶつけてしまい、本当に申し訳なかったと思いました。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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監修/助産師REIKO
著者:仲本まゆこ自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
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