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海を渡る潮風が心地よい!兵庫・淡路「明石海峡大橋クルーズ」

2022-11-06

明石海峡大橋クルーズは、レトロな雰囲気の大型船に乗って、世界最大級の吊り橋「明石海峡大橋」の真下をくぐり、淡路島西海岸のハローキティスマイルまで往復するクルージングです。船上ガイドによる見どころ案内の話も興味深く、洋上から史跡やテーマパークの建物が眺められるのもクルーズならでは!海を渡る心地よい潮風に吹かれながら、約75分間の絶景クルージングを楽しんでみませんか?

明石海峡大橋のクルーズ船「咸臨丸」とは

写真:明石海峡大橋クルーズ

明石海峡大橋のクルーズ船「咸臨丸」は、幕末に徳川幕府がオランダに建造させた蒸気帆船をモデルにしています。
咸臨丸は、1857年(安政4年)にオランダのキンデルダイクで建造され、1860年(安政7年)、日本の船として初めて太平洋横断の快挙を成し遂げた軍艦です。
復元された船は、三層甲板になっていて、最下層のアンダーデッキには、咸臨丸の資料館が併設されています。咸臨丸の歴史に興味のある方は、波瀾万丈の船の生涯を知ることができます。

写真:モノホシ ダン

明石海峡大橋クルーズは、淡路島の北端に位置する岩屋港から出航します。岩屋港は、淡路島の北の玄関口として利用され、古くは岩屋港と明石港を結ぶ“たこフェリー”の愛称で知られた「明石淡路フェリー」が運航されていた港です。

写真:モノホシ ダン

岩屋港のたこフェリー乗り場の跡地には、淡路の食の複合施設「淡路島タコステ」が、2020年(令和2年)3月から営業しています。咸臨丸の発着前後に、名物の淡路牛バーガーや生しらす丼、淡路島牛乳とびわのソフトクリームなどをいただくのもおすすめです。
<淡路島タコステの基本情報>
住所:兵庫県淡路市岩屋1414-27
電話番号:0799-64-7551
営業時間:10:00〜17:30
アクセス:明石港から岩屋港まで淡路ジェノバラインで約13分、岩屋港へ到着後、岩屋商店街を抜けて徒歩約10分
車利用の場合は、神戸淡路鳴門自動車道「淡路IC」より約5分、無料駐車場利用

クルージングを楽しく盛り上げる船上ガイドも乗船

写真:モノホシ ダン

咸臨丸では、個性豊かな船上ガイドさんがクルージングを楽しく盛り上げます。明石海峡大橋のほか、淡路島の見どころについても詳しい案内があります。

写真:モノホシ ダン

3本マストと空のコントラストが美しいオープンデッキでは、柔らかい海風と潮の香りが身体を包み込んでくれます。第二甲板のメインデッキは、木の温もりを感じる冷暖房完備の客室で、大きな窓からは刻々と変化する海峡の風景を楽しむことができます。

写真:モノホシ ダン

岩屋港を出港すると、進行方向左手に見えてくるのが「道の駅あわじ」。道の駅満足度ランキングで、過去に1位に選ばれたこともある人気スポットです。
お土産の充実度、海鮮丼や淡路牛バーガーなどのイチ押しグルメ、明石海峡大橋の絶景を眺められることが人気の理由になっています。
敷地内には、明石海峡大橋のメインケーブルを固定するコンクリートの重し「アンカレイジ」があります。アンカレイジの重さは約35万トンで、巨大タンカーなみの重量です。

世界最大級の明石海峡大橋を間近で体感!

写真:モノホシ ダン

道の駅あわじを過ぎると、明石海峡大橋が段々と近づいてきます。1998年(平成10年)4月5日に開通した全長3911メートルの世界最大級の吊り橋です。完成まで10年の歳月をかけた橋本体の建設費は、約5000億円です。

写真:モノホシ ダン

明石海峡大橋クルーズの最大の見どころは、橋の真下を通り抜ける瞬間。見ていると船のマストがトラス構造の橋桁に接触しそうでハラハラドキドキしますが、実際は橋桁まで約10メートルの余裕があります。

写真:モノホシ ダン

高さ約300メートル、重さ約12万トンの主塔を支えているのが主塔基礎です。大型グラブ船で水深約60メートルの海底地盤を掘削したのちに、工場で製作した円筒形の鋼製ケーソンを海に浮かべて現地まで曳航し、注水して設置されました。その際、水中でも分離せずに固まる新開発の特殊なコンクリートが使われています。

明石海峡で行き交う船や白亜の江埼灯台を眺めよう

写真:モノホシ ダン

明石海峡は、1日に約1400隻以上の船舶が航行する海上交通の要衝です。クルーズでは、大きな旅客船や特殊船も見られ、船が好きな方には夢のような時間が過ごせます。
写真は、明石港と岩屋港を結ぶ淡路ジェノバラインの大型高速旅客船「まりん・あわじ」。本州と淡路島をつなぐ唯一の定期航路で、人だけでなく自転車やバイク(125cc以下)も積載可能です。
明石海峡大橋が自動車専用道路なので、自転車による淡路島一周(通称アワイチ)の重要な交通手段となっています。

写真:モノホシ ダン

明石海峡大橋を過ぎると、船は淡路島の北端の江崎を回り込んで、島の西海岸沿いに進みます。
間もなくすると高台には、白亜の江埼灯台(えさきとうだい)が見えます。1871年(明治4年)に「日本灯台の父」と呼ばれるイギリス人技師、リチャード・ブラントンに設計された、石造りの洋式灯台です。その歴史的価値から建造物としては、淡路島内で初の国の重要文化財に指定されています。
灯台へは、県道31号線にある「緑の道しるべ江崎公園」から徒歩でアクセスすることができます。

写真:モノホシ ダン

さらに山上に目をやると、6基の風車が回っています。関西電力の淡路風力発電所で、1年間の発電電力量は、一般家庭約6500世帯の年間電気使用量に相当します。
淡路西海岸は、一年を通して安定した風力が得られる場所で、この発電所では風のエネルギーの約40パーセントを電気エネルギーに変換しています。

海上から2つのハローキティのテーマパークを見よう

写真:モノホシ ダン

淡路西海岸には、ハローキティの観光施設が2ヶ所あります。最初に見えてくるのが、2019年(令和元年)8月にオープンした「HELLO KITTY SHOW BOX(ハローキティショーボックス)」です。ハローキティがテーマのシアターレストランで、屋根にはキティちゃんの顔が描かれています。
さらに、2022年(令和4年)4月には「HELLO KITTY APPLE HOUSE(ハローキティアップルハウス)」がオープン。ここは、大迫力の360度シアターとリンゴ型展望デッキになっていて、高さ15メートルの展望デッキからは「HELLO KITTY SHOW BOX」の屋根になっているキティちゃんのお顔が見えます。
この2つの施設は、「キャラクターの顔をした最大の屋根」「リンゴの形をした最大の建物」として、ギネス世界記録に認定されました。

写真:モノホシ ダン

洋上から見えるハローキティの観光施設の2つ目が、「HELLO KITTY SMILE(ハローキティスマイル)」です。ここは、遊覧船の折り返し地点となっています。
「HELLO KITTY SMILE」は、メディアアート「乙女竜宮城」、4つのカフェ&レストラン、ショップがあるキティちゃんをテーマにした複合施設で、キティちゃんの頭部をイメージした白くて巨大なオブジェが海を向いています。
高さ11メートル、直径14メートルのオブジェは、常設では世界最大のキティちゃんのオブジェといわれています。

写真:モノホシ ダン

このように明石海峡大橋クルーズは、オールシーズンゆっくりと快適に明石海峡のクルージングを満喫できます。潮風が心地よい海上から、明石海峡大橋や淡路西海岸の観光を楽しんでみてはいかがでしょうか。

明石海峡大橋クルーズの基本情報

住所:兵庫県淡路市岩屋1414-3
電話番号:0120-587-700
乗船料金:大人(中学生以上)2500円 子供(小学生)1000円
出航時刻:1日3便(11:00、13:30、15:30)
運休日:火・水・木(詳しくは運航カレンダー参照)
運航期間:2024年3月22日(金)〜2024年11月30日(土)
アクセス:明石港から岩屋港まで淡路ジェノバラインで約13分、岩屋港へ到着後、岩屋商店街を抜けて徒歩約10分
車利用の場合は、神戸淡路鳴門自動車道「淡路IC」より約5分、乗船者専用駐車場利用(乗船場まで無料シャトルバス運行)
2024年3月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

■関連MEMO
明石海峡大橋クルーズ(外部リンク)
https://awajisima-cruise.com/
北海道・木古内町“サラキ岬”に眠る「咸臨丸」の栄光と悲劇
https://www.travel.co.jp/guide/article/40770/
HELLO KITTY SHOW BOX(外部リンク)
https://awajishima-resort.com/shop/hellokittyshowbox/
HELLO KITTY APPLE HOUSE(外部リンク)
https://awajishima-resort.com/shop/hello-kitty-apple-house/
HELLO KITTY SMILE(外部リンク)
https://awajishima-resort.com/shop/hello-kitty-smile-2/

【トラベルjp・ナビゲーター】
モノホシ ダン

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提供元:トラベルjp 旅行ガイド

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