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リーダーアルプから2つの展望台へ!世界遺産のスイス山岳風景とお花畑を堪能

2024-07-11

欧州最大かつ最長を誇る世界遺産の「アレッチ氷河」は、スイス観光のハイライトの一つ。S字状に氷河が流れる下流のアレッチ地域では、南西部のリーダーアルプから二つの展望台にアクセスでき、大自然の醍醐味を堪能できます。
お花で溢れる家並みが魅力のリーダーアルプからゴンドラリフトで二つの展望台へ上ってみましょう。遠くには名峰がずらりと並び足元を流れる氷河を含めた山岳風景とお花畑、ハイキングが楽しめます。

お花あふれるリーダーアルプへ

写真:Hiroko Oji

世界遺産のアレッチ氷河をその流れの岸沿いから楽しめるアレッチ地域に、氷河特急のルート上にあるメレルという鉄道駅があります。その駅前からロープウェイに乗って訪ねることができるのが山の中腹にあるリーダーアルプ。アレッチ地域の中でも一番下流側にあり、色とりどりのお花が咲き乱れる中にシャレースタイルの家屋が軒を並べる地区となっています。
リーダーアルプからさらにリフトやゴンドラ、またハイキングで辿り着く山上では氷河や雪を抱いた山並みに加え、高山植物が咲き誇る高原風景や山上湖などの眺め!これらを楽しみながら絶景ハイキングがお待ちかねです。
<メレル山岳ケーブルカー乗り場の基本情報>
住所:Furkastrasse 29,3983 Morel-Filet

写真:Hiroko Oji

メレル駅前からゴンドラに乗り込んだら、家並みや教会の長閑な風景に加え、急に高度を上げた後は崖から流れ落ちる滝などを眺めながらのワクワクする空中散歩の始まりです。リーダーアルプまでの中間あたりに途中駅がありますが、ここで降りずにさらに乗り続けていきましょう。

写真:Hiroko Oji

ゴンドラが到着するリーダーアルプには、バルコニーや窓際に色とりどりのお花が飾られたスイスならでは木造の山小屋風家屋の家並みが広がります。この辺りには宿泊施設が充実しており、レストラン・ダービーをはじめとするレストランにも不自由しません。ここでの宿泊を予定していれば、ゴンドラ乗り場までお迎えの電気自動車を用意してもらえるので、大きな荷物があっても心配ご無用です。
<レストラン・ダービーの基本情報>
住所:Aletschpromenade 2,3987 Riederarp
電話番号:+41-27-927-10-33
営業時間:10:00〜20:30
休業日:月・火曜日

高原美に包まれた家並みからの眺望

写真:Hiroko Oji

ガソリン車乗り入れ禁止区域なので、清涼な空気が漂うシャレースタイルの家並みの間からは、遠くに雪を頂いた山並みが望めます。

写真:Hiroko Oji

中には古くからの木造家屋もきれいに保存されていて、自然の木材を利用したベンチや花台などの装飾が目を和ませてくれます。

写真:Hiroko Oji

集落の西外れにはKapelle Riederalp Westという礼拝堂の姿も。だれでも自由に入れて心が落ち着けます。

ホーフルー展望台へ上りハイキング

写真:Hiroko Oji

リーダーアルプ地区の西よりにあるチェアリフトに乗って辿り着くのはホーフルー展望台。アレッチ地域には4つの展望台があり、南からホーフルー、モースフルー、ベットマーホルン、エッギスホルンと並んでいます。小さな山上湖が点在する緑の絨毯が周りを取り囲むホーフルーからはたくさんのハイキングコースが延びています。
はるか遠くの西の方にはヴァイスホルン、マッターホルン、ドーム、ミシャベル山群など4000メートル級の名峰がズラリと並ぶ豪華な眺め。しばしうっとりする瞬間です。

写真:Hiroko Oji

ホーフルー展望台で緑に覆われた高原と山々の眺めを楽しんだら、モースフルー展望台方面へのハイキングが楽しめます。
右側にはローヌ谷を挟んだ奥に見えるブライトホルンやベットリーホルンなどの山並み、左側にはアレッチ氷河を挟んだグロス・フスシュホルンやガイスホルンなどの岩山の連なり、前方にはベットマーホルンにエッギスホルン、さらにフィッシャーホルンやグローセヴァンネンホルンなどといった贅沢な眺めが続きます。

写真:Hiroko Oji

少々上りが続きますが、素晴らしい山並みとアレッチ氷河の眺めに加えて、足元の可憐ながらもけなげに咲き誇るお花たちが元気づけてくれます。

モースフルー展望台

写真:Hiroko Oji

ホーフルーから辿り着くモースフルー展望台へは、ベットマーアルプやベットマーホルンなどからのハイキングでも来ることができますが、リーダーアルプの中心地から少し東へ歩いたところにあるロープウェイに乗って上ってくることもできます。

写真:Hiroko Oji

リーダーアルプとモースフルー展望台をつなぐゴンドラの下に広がるのは緑の高原に山上湖の風景。はるか遠くの西の方には4000メートル級の名峰がズラリと並ぶ豪華な眺め!しばしうっとりする空中散歩です。

写真:Hiroko Oji

モースフルー展望台からベットマーホルンを目指して歩き始めて東方面に目を移せば、雄大なアレッチ氷河がS字状に流れる絶景が!奥の右側に見えるのは、アレッチ地域での最高地点にあるエッギスホルン展望台。その左奥に続くのが雪を岩肌に残す山並みのフィッシャーホルン、グローセヴァンネンホルン、クライネヴァンネンホルン。見渡す限り豪華な山並みに感激しっぱなしとなることでしょう。
<モースフルー展望台の基本情報>
住所:Unnamed Road,3987,Riederalp

高原の湿地帯周辺に広がるお花畑

写真:Hiroko Oji

ホーフルーからモースフルーに続くコースの周辺で楽しめるのは山並みや氷河だけではありません。足元にひっそりと咲いているお花たちがハイカーを迎えてくれています。ワタスゲが咲き乱れる小さな池や湿原もあってなだらかな高原散歩が楽しめます。

写真:Hiroko Oji

エーデルワイスにアルペンローゼ、ゲンチアナ・ディナリカといったスイス3大名花だけでなく、色とりどりの高山植物スミレ、キンポウゲ、マンテマ、イワカガミダマシ、フウロソウなどに出会えます。

写真:Hiroko Oji

山上の強風にも耐えられるように背が低いのが高山植物の特徴といわれていますが、昆虫たちに花粉を運んでもらうために見つけやすい色鮮やかなお花を咲かせるのも特徴の一つとなっています。
二つの展望台からはさらに氷河の上流方面に向かったり、氷河近くまで下りていくハイキングコースがあります。またこれ以上歩くのは控えようと思えばリフトやゴンドラで下ることもできますので、皆さんそれぞれの体力と時間に合わせて山岳風景をお楽しみくださいね。

アレッチ地域で最大限活用!ハイキングパスは強力な味方

グレッシャー・エクスプレス(氷河特急)のルートでもあるマッターホルン・ゴッタルド鉄道のルート上にある鉄道駅のメレル、ベッテン、フィーシュのあるアレッチ地域。このアレッチ地域ではロープウェイやゴンドラ・リフトを利用する際に、お得なハイキングパスというものがあります。4つの展望台(ホーフルー、モースフルー、ベットマーホルン、エッギスホルン)を巡る際に1日券や3日券といったお得になるカードで、鉄道にも有効。期間内・区域内であれば何度も同じ乗り物に利用でき、いちいちお財布からお金やクレジットカードを取り出し切符を購入する手間も省け大変お得です。
また、山腹ホテルで宿泊予約すると、鉄道駅からホテル近くのロープウェイ駅まで到着時に利用できる無料チケットがメールで送られてきます。これもありがたいサービスの一つですので、どうぞご活用くださいね。
2024年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

■関連MEMO
スイス政府観光局:アレッチ地方(日本語)(外部リンク)
https://www.myswitzerland.com/ja/destinations/aletsch-arena-1/
スイス国鉄時刻検索(英語)(外部リンク)
https://www.sbb.ch/en/home.html
アレッチ地域ウェブページ(ドイツ語)(外部リンク)
https://www.aletscharena.ch/
世界遺産のアレッチ氷河!スイス・エッギスホルン展望台からの絶景
https://www.travel.co.jp/guide/article/10174/
スイスの山岳リゾート「ベットマーアルプ」で楽しむハイキング&高山植物
https://www.travel.co.jp/guide/article/48488/

【トラベルjp・ナビゲーター】
Hiroko Oji

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提供元:トラベルjp 旅行ガイド

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