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カンデルシュテークから神秘の湖「エッシネン湖」へ絶景満喫ハイキング

2024-08-14

スイス・ベルナーアルプス最西端に位置するリゾート地「カンデルシュテーク」。ブリュームリスアルプ連峰が町を見下ろす中、華やかな家並みと川が流れ緑あふれる草原を併せ持った物静かな町です。
この町外れのゴンドラ乗り場から到着する山上を起点に手軽なハイキングで楽しめる湖が「エッシネン湖」。神秘の湖ともいわれ、周囲をぐるりと断崖絶壁の岩山が取り囲み、時とともに色を変える湖面を見ながら最高の時が過ごせます。

カンデルシュテークの町

写真:Hiroko Oji

スイス・ベルナーアルプスの最西端に位置するカンデルシュテークは、バルコニーに色とりどりの美しい花が飾られた木造のシャレーが建ち並び、神秘的な山上湖であるエッシネン湖への観光拠点として知られています。

写真:Hiroko Oji

世界遺産でもあるブリュームリスアルプの山々を望む町中を川が流れ、お花で彩られた家並みが途絶えると途端に緑いっぱいの草原が広がる、物静かな山岳リゾート地です。

写真:Hiroko Oji

鉄道駅を出て町中の白壁の教会をすぎ、小川を渡って草原の中に延びる歩道を歩くとのどかな風景が広がります。この草原の中にも写真の木&石造りの教会がひっそりと佇んでいて、ちょっと寄り道をしてひと休みするのもいいものです。

山上へはゴンドラでアクセス

写真:Hiroko Oji

駅からならゆっくり風景を楽しみながらでも15分ほどでゴンドラ乗り場に到着します。ゴンドラ乗り場の前に建つ小さな小屋でチケットを購入していざ出発です。スイストラベルパスやハーフフェアカードで割引がありますので、お持ちの方は忘れずに提示しましょう。

写真:Hiroko Oji

山上へは次々にやってくるゴンドラ形式なので、ほぼ待ち時間はありません。8人乗り用のゴンドラ内からは、山々に囲まれた町並みに始まり、ブリュームリスアルプ連峰の全容がだんだん広がってくる眺めもお楽しみの一つとなります。

写真:Hiroko Oji

山上に到着すればハイキングの始まり!ゴンドラ出口の近くには無料のミニバスが待機してくれていますので、湖を見るだけが目的で歩くのはちょっと・・・という方は、どうぞこちらをご利用ください。
湖までは高低差も少なくほぼ下りのハイキングコース。前方にはブリュームリスアルプ連峰の絶景が連なり、左右には林やのどかな草原が広がります。途中で左右に分かれるところもありますが、行き着くところは同じなのでどちらを選んでもOK!途中では草を食む牛さんたちの姿が間近で見られ、のんびり過ごす姿に癒されます。

神秘の湖「エッシネン湖」

写真:Hiroko Oji

歩き始めて30分ほどで見えてくるのがエメラルド色の湖水をたたえ、残雪が所々窪みに白く残るそそり立つような岩山に囲まれた神秘の湖「エッシネン湖」。
湖の姿が見えても、もう少し林の中の下りの道を進まないと湖面近くまでは辿り着けませんが、この辺りでしばし高いところからの眺めを楽しんでおきましょう。

写真:Hiroko Oji

エッシネン湖は、残念ながら一周することはできませんが、一部湖に向かって左方向へ上っていけるコースがあります。断崖の上に通じるコースなので少々上り坂はきついかも?でも少しずつ高度を上げていくと水の流れ落ちる音が大きくなってきます。

写真:Hiroko Oji

そして、このような滝が現れるのです。ここもマイナスイオンいっぱいの絶景スポット!滝壺からガレ場を伝って水の流れ落ちていく様子は、その轟音とともになかなかの迫力です。

湖畔沿いのお楽しみ

写真:Hiroko Oji

湖を見下ろす風景を楽しんだら、湖畔沿いをお散歩です。
湖畔沿いは歩きやすく整備されています。湖面にはボート遊びを楽しむ人の姿が浮かび、対岸の断崖からは幾筋もの滝が流れ落ちる風景の中、気持ちよく歩けるコースです。

写真:Hiroko Oji

海水浴ならぬ、湖水浴も楽しめますので、水着の持参もおすすめです。
お日様の光が差すとエメラルド色に輝き、日が陰るとよどんだ感じのトルコブルーに、また泳ぐ人たちが散々楽しんだ時には泥の色が広がります。湖水の色が変わるのを眺めるのもまた、面白い時間です。

写真:Hiroko Oji

湖畔の一部ではこのようなバーベキュースポットも設置されています。

絶景を見下ろすホテル・レストラン

写真:Hiroko Oji

歩き疲れたら、湖畔のレストラン「Berghotel Oeschinensee」へ。1892年にマウンテンホテルが建設されて以来、ワントフルー家によって引き継がれてきたホテル・レストランです。

写真:Hiroko Oji

レストランで提供されるのは、新鮮な地元の食材を使用し、多くのノウハウを身に着けたシェフが腕を振るうお料理たち。
シュニッツェルやカレー料理にチキンやポーク料理はもちろん、カンデルシュテークのコミュニティファームの肉のみを使用したラム肉料理やベジタリアン料理、ラクトースフリー、グルテンフリー、ビーガン料理、さらにはデザートやスイーツなども用意されていて、すべてセルフサービスでいただけます。

写真:Hiroko Oji

大きなテラス付きのセルフサービス形式のレストランで、この絶景を楽しみながらのお食事は最高のものとなることでしょう。
<Berghotel Oeschinensee の基本情報>
住所:Oeschinensee 10,3718 Kandersteg
営業時間:5月〜9月 9:00〜17:00、10月〜4月 9:00〜16:30(年によって多少前後します)

カンデルシュテーク近郊にはブラウゼーという美しい湖も!

カンデルシュテークといえば「エッシネン湖」が定番なのですが、ここでもう一つの湖があるのもご紹介しておきましょう。カンデルシュテークの駅前から1時間毎にある230番のバスに乗ると15分もかからずに行けるブラウゼー自然公園内にある湖「ブラウゼー」です。
公園入口で入園料を払ってまるで古代の林の中を歩くかのような遊歩道で辿り着く湖です。澄んだコバルトブルーの湖水の中をニジマスが泳ぎ回り、近くにはニジマスの養殖場やアルパカ牧場があり、ファミリーで楽しめるスポットになっています。
エッシネン湖で半日&ブラウゼーで半日楽しむのもあり、どちらも丸一日かけて楽しむのもあり。スイスの数多い湖の中でも簡単にアクセスしやすいのにもかかわらず大自然に抱かれた魅力あふれる湖たち!どうぞたっぷりお楽しみくださいね。
2024年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

■関連MEMO
スイス政府観光局:カンデルシュテーク(外部リンク)
https://www.myswitzerland.com/ja/destinations/kandersteg/
Berghotel Oeschinensee(外部リンク)
https://www.berghotel-oeschinensee.ch/en/
古代にタイムスリップ!「Hotel & Spa Blausee」でスイスの自然公園を満喫
https://www.travel.co.jp/guide/article/48530/
スイス国鉄時刻検索(外部リンク)
https://www.sbb.ch/en

【トラベルjp・ナビゲーター】
Hiroko Oji

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提供元:トラベルjp 旅行ガイド

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