2024-08-23
日焼けシーズン真っ只中ですね。 いつの間にかこんがり焼けていたり、赤くなってヒリヒリするような日焼けがあります。赤くなっていないしヒリヒリしないからと油断していませんか? 今回は、エステティシャンの筆者が日焼けシーズンの夏のスキンケアポイントについてお教えします。
私たちは日頃「UVA(紫外線A波)」と「UVB(紫外線B波)」を浴びていて、真夏は両方の紫外線量が多いです。
それぞれの紫外線の特徴として「UVA(紫外線A波)」は日常生活で浴びることが多く、真皮層まで到達するためシワやたるみを招き、「UVB(紫外線B波)」は日常生活と海や川などのレジャーで浴びることが多く、乾燥や将来のシミを招く原因となります。
肌質や日焼け止めやUVカットアイテムなどで肌を守っているかによって、日焼けによる症状のあらわれ方はさまざまですが、肌が赤くならずこんがり焼ける、肌が赤くなりヒリヒリする、数日経つと水ぶくれや皮がめくれたりします。
日焼けしてから慌てない、将来の肌悩みを招かないためにも、紫外線対策で肌を守り、日々のスキンケアで肌のケアをおこないましょう。
1.日焼け直後は冷やす
通学や通勤、お買い物などでの外出、海や川などのレジャーやテーマパークなど1時間以上屋外で過ごしたあと、肌のほてりを感じたり赤くなってヒリヒリする場合は“まず、肌の熱を取り除くこと”が大切です。
(1)クレンジングや洗顔、ボディソープなどで肌表面の汚れを落とす。(2)冷水で肌のほてりを鎮静させる。
肌に当たる水圧が強くなりすぎないように、手のひらで覆いながら水量を調節したり、弱めのシャワーに設定にしましょう。(3)事前に冷蔵庫で保湿タイプの化粧水、ジェル、シートマスクを冷やしておきます。スキンケアで保水と鎮静をしましょう。
2.数日間は乾燥対策をおこなう
紫外線を浴びると肌は乾燥しやすくなります。 夏は汗や皮脂でうるおっていると思っていても、汗の蒸散、紫外線、エアコンの風などで乾燥しやすくなります。
(1)日焼けの自覚がなくても、化粧水をたっぷりなじませる。
日焼け直後は保湿成分(ヒアルロン酸、コラーゲン、セラミドなど)が配合された化粧水がおすすめです。(2)化粧水をなじませたあとは、保湿タイプのシートマスクもおこなう。
肌のうるおいを補っておくと、日焼け後の乾燥や皮のめくれなどのダメージを和らげます。
3.メラニン対策をおこなう
紫外線ダメージによるくすみやシミ、シワやたるみはすぐにあらわれず、数年後に一気に目につくようになります。 日焼け直後〜1週間は上記の1.冷やす、 2.乾燥対策を行い、日焼けによる赤みやひりつきなどが落ち着いたあとにメラニン対策をおこないましょう。
(1)美白※成分(ビタミンC誘導体、アルブチン、トラネキサム酸など)が配合された化粧水、シートマスクがおすすめです。 美白※成分にはメラニンの活動の抑制作用があり、くすみやシミ予防にもなります。
肌が赤くなっていてもなくても、今の時期は紫外線を浴びています。
しっかりと保湿ケアをおこない、状況に応じてケアを取り入れてみてください。
化粧水、シートマスクのあとは乳液、クリームで油分も補ってくださいね。
※美白とは、日焼けによるメラニンの生成を抑え、シミやそばかすを防ぐこと
寒川あゆみ( エステサロンオーナー・美容家・美容ライター)
《プロフィール》
大阪谷町九丁目エステサロン「private salon Laule'a」代表。自身のコンプレックスから美容に興味を持ち、エステティックの道へ。「美容をもっと楽しんで、生活の一部に取り入れて欲しい。」そんな思いからサロンを開業。現在はサロン業の他、講師、美容家、美容ライターとして多岐に渡り活動中。
《資格・実績》
・エステサロン運営(現在はフェイシャルエステ、ボディマッサージ施術/過去に痩身エステ、脱毛経験あり)
・レッスン講師(スキンケア、マッサージなどのマンツーマンレッスン、専門学校、企業、イベント等)
・ヘアメイク学科卒
関連記事