2024-09-19
こんにちは!フィットネストレーナーの金子由美です。
疲れた時はつい姿勢が悪くなってしまいがち。知らぬ間に体がガチガチになっているなと感じたことはありませんか。もしかすると、背中を丸めたりアゴを突き出して首に負担をかけているかもしれません。
そのままの状態でいると疲れはなかなか抜けないもので、実は疲れた時こそ軽い運動が疲労回復に効果的なのです。
これは積極的休息法といって、筋肉を適度に動かすことで疲労物質を除去しやすくする方法です。
程よい刺激のある筋トレ&ストレッチは疲れた時こそリフレッシュにオススメです。
ずっと同じ姿勢でいると体の疲れや違和感が出ることがあります。これは体を動かさないことによって筋肉の硬さが出るのも原因のひとつです。
筋肉は動かさない時間が長くなると筋出力が弱くなって動きにくくなります。
そして次第に偏った体になり痛みや違和感が出てくるようになります。
とくに姿勢が悪くなることで首や肩など、局所的に負担がかかり慢性的な痛みになりかねません。
この場合はマッサージなどで一時的に対処しても、また不調を繰り返してしまうでしょう。
大事なのは無理なく良い姿勢を保つための意識、そして姿勢を良くする運動を取り入れることです。
鏡を見て姿勢をチェックすることがあると思います。良いイメージを頭に描いておくことは大事なポイントのひとつです。
ただ、どこかに無理があるとその姿勢を続けていられないですよね。自分なりに背すじを伸ばしているつもりなのに、もしかすると肩に力が入っているのかもしれません。
本当に良い姿勢というのは無駄に力が入らず、うまく脱力している状態でもあります。例えば、体を傾けて立っていたとしても倒れることはありません。しかし体を傾けていれば負担をかけている部分が出てきてしまい、体が歪んでしまう可能性が高くなります。
良い姿勢でいるためのポイントは、無理に作る姿勢ではなく自然と背すじを伸ばし首を長く保てるものです。そのためには体を縮めず余分な力が入っていない状態でいられることが大切です。
では姿勢を良くするためにはどんな運動をするといいのか、このあと筋トレやストレッチを紹介しますので試してみてください。
?姿勢を良くする筋トレ《アップライトロー》
1、椅子に座り背すじを伸ばす2、ペットボトル(写真は900ml)を両手に持つ
3、手より肘がやや上を向くように上げる4、息を吸いながら上げ吐きながら下ろす5、10〜20回繰り返す
A姿勢を良くするストレッチ《ブリージング》
1、椅子に座り背すじを伸ばす2、息を吐きながら頭を下げて肘をお腹へ向ける
3、次に息を吸いながら肘を開き胸を上に向ける4、呼吸に合わせて1と2を10回繰り返す
B姿勢を良くするストレッチ《オーバーザヘッド》
1、椅子に座り背すじを伸ばす2、胸を上に向けて息を吸いながら両腕を伸ばす3、次に息を吐きながら肘を曲げる4、アゴを上げず首を長くしたまま10回繰り返す
疲れるとつい背中を丸めたり首や肩に力が入ったりします。さらに呼吸が浅くなっていることも多いでしょう。
意外と疲れに気づいていない時もあるかもしれません。忙しさに振り回されず、一息ついて姿勢を良くする筋トレ&ストレッチで胸を開いてリフレッシュしてみてください。
金子 由美( フィットネストレーナー)
【プロフィール】
快適な身体づくり専門家・フィットネストレーナー。1988年からフィットネスクラブのスタジオインストラクター、2003年からパーソナルトレーナーとして活動し、マンツーマンやグループを中心に健康維持増進をサポート。年齢を重ねても好きなことを楽しんでいける、快適な身体づくりのためにできることから始めたい女性に支持されている。ピラティスやマスターストレッチをはじめ、筋力トレーニングや栄養コンシェルジュ(R)として食事改善プログラムも提供中。
【所有資格】
・ACSM-EPC
・健康運動指導士
・PHIピラティス
・マスターストレッチ
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