2024-09-24
残暑が続いているものの、暦上の季節はもうすっかり秋。スーパーにも秋の食材が並び、季節の移り変わりを肌で感じますね。
季節の変わり目は腸のリズムが乱れてしまう……という人も少なくありません。今回は腸活をサポートする旬食材「きのこ」についてご紹介します。
夏から秋へスライドするこの時期は、寒暖差が大きくなることや、残暑疲れが長引くなどの影響で体調が乱れがち。腸のリズムも同様で、便秘がちになってしまったり、膨張感が続くなどの不快症状が出やすくなります。
腸内環境は、お肌の調子や免疫力などの体調にも直結。日常的にケアすること、いわゆる「腸活」が大切になってくるのです。
腸活には、様々な栄養素や日常生活の中での習慣が必要になります。
【1】食物繊維
主に野菜や果物類に多く含まれる栄養素。水に溶けやすい水溶性、溶けにくい不溶性の2種類があります。腸のぜんどう運動を刺激したり、腸内の不要物を排出するなど、健やかな腸内環境の維持に不可欠な栄養素です。
【2】水分
水分も腸活には欠かせません。食物繊維を多くとっていても水分が不足していると、排便がうまくいかず便秘の原因に……
真夏は熱中症予防のためにかなり意識して水分補給をしていた人も、少し涼しくなる9月以降はうっかり水分不足に……というケースはよくあります。水分は年間を通してしっかり補給しましょう。
腸活のためには、他にもオリゴ糖や乳酸菌などを含む発酵食品、適度な運動や十分な休養といった生活習慣も不可欠です。「バランスの良い食生活+健やかな生活習慣」は全ての健康の土台となります。
年中手に入るきのこ類ですが、本来の旬は秋。まさにこれからおいしさが増す食材です。低カロリーで食物繊維が豊富なきのこは毎日食べたい食材です。
食物繊維が豊富=血糖値の上昇を緩やかにしてくれる「低GI値食材」なので、糖質制限している方も安心です。食事の最初にきのこを食べるのがおすすめですよ。
きのこ類を購入したら、石づきを切り落としてから手で裂きましょう。そして食品用冷凍保存袋に入れて冷凍保存するのがおすすめです。
冷凍することで細胞が壊れ、調理の際に旨味が増すことが期待できます。冷凍きのこは必要な時に手軽に使えるので時短調理にもつながり、一石二鳥ですね!
冷凍していたきのこは、解凍せず冷凍状態で調理することができます。低温からじっくりと加熱することで、じわじわと旨味が出てくるので、少ない調味料でも料理がおいしく仕上がりますよ。
特にお味噌汁などの汁もの、また煮込み料理にすると旨味たっぷりのスープになります。炒め物にももちろん重宝しますよ.
旬のきのこの保存法と食べ方旬のきのこを毎日の食事に手軽に取り入れて、おいしく腸活。
この秋も体の内側から健やかでありたいですね。
國塩 亜矢子( フードコーディネーター)
【保有資格】
・女子栄養大学認定・食生活指導士1級
・べジフルビューティーアドバイザー
・調味料ソムリエ
・キッズキッチンインストラクター
【著書】
・決定版!節約・冷凍レシピ(宝島社)
【プロフィール】
フードコーディネーター・インナービューティー料理研究家。「インナービューティー」を軸とした自宅での少人数制レッスン、メディアでのコラム執筆、レシピ開発等の仕事を通じ、「正しい食のあり方」×「美」についてのエッセンスを伝えている。
出産後は離乳食レシピや妊活・マタニティ・授乳ママレシピの開発にも積極的に取り組み、女性のライフステージごとに関わる「食」の大切さを幅広く発信中。
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