秋夜食のNG3つ!簡単、ヘルシーで太りにくい美容食材、食べ物・飲み物とは?

読書にふけったり好きな映画やドラマを観たり、そんな時間がいつも以上に楽しい秋の夜長。今回は、そんな秋の夜長のお供、夜食におすすめの美容食材や飲み物について、インナービューティー料理研究家の筆者がご紹介します。

秋の夜長を楽しむために知っておきたいNG3つ

【1】夜のカフェイン摂取はNG!
自律神経を刺激して、活動をサポートする働きが期待されているカフェイン。コーヒーや紅茶などに多く含まれています。午前中や日中に摂ると、日中の仕事や勉学を進める上で効果的ですが、就寝前の夜の摂取は好ましくありません。
寝つきが悪くなってしまい、寝不足の原因になりかねないので、夜はノンカフェインの紅茶やコーヒーを選ぶようにしましょう。
最近はフレーバーティーなども種類が増え、ノンカフェインタイプのおいしい茶葉やデカフェが増えてきました。
朝昼晩、と時間帯ごとに適した味わいやタイプを揃えておくと、シーンや気分に応じて楽しめますよ。
カモミールティーなどの香り高いハーブティーは、基本的にカフェインレスでリラックス効果も期待できるので、秋の夜長にピッタリです。

【2】冷える食べもの・飲み物はNG!
寝る前に冷たい食べものや飲み物で体を冷やしすぎてしまうと、内臓冷えから腹痛が起こりがち……軽い下痢や、免疫力ダウンにもつながりかねません。
お風呂上がりのアイスが欠かせない!という方もいらっしゃると思いますが、どうしても食べたい時はひと口サイズのアイスにする、アイスのお供にはあたたかいハーブティーを合わせる、といった工夫が大切です。
【3】高カロリー食材はNG!
クリームやバターたっぷりの洋菓子や菓子パンなど、油脂類が多い食べものは自動的にカロリーも高いので、夜食には不向きです。
「のんびり過ごしたあとは眠るだけ」の夜は、消費カロリーが低いため、消費カロリーをはるかに上回る摂取カロリーの食べ物を口にしてしまうと、太る原因に。
私たちの体は、20時以降は体が余分なカロリーや脂肪分を取り込もうと働くと言われています。どうしても食べたい高カロリーな食材は、なるべく20時まで(できれば、消費カロリーも多い日中)に食べましょう。
※生活面では、就寝前はなるべくノーデジタルにしてブルーライトを浴びないといった、基本的な習慣も大切です。

秋の夜長に◎太らない、ヘルシーな夜食メニューとは?

美容と健康のためには「ノンカフェイン、体を冷やさない、低カロリー」の3つが夜食のキーワードということが分かりましたね。
では実際に、筆者が夜食によく取り入れている食べもの・飲み物をここではご紹介します。
【ホットミルクやホットココアにはちみつで自然な甘みをプラス】
ホットミルクやココアに、リラックス効果に加え抗菌作用も期待できる「はちみつ」を加えるだけで満足感の高い一杯に。カルシウムやたんぱく質も補給できる、手軽な美容ドリンクです。
【ドライフルーツ×ナッツ】
ドライマンゴーやドライプルーンと、アーモンドやクルミなどのナッツ類を少量ずつ。
食物繊維やビタミン、ミネラル類を補給できる夜食にぴったりなお手軽おやつ。マンゴーやナッツ類に含まれるビタミンEは、血流をサポートする働きがあるため冷え予防にも◎
プルーンは女性に不足しがちな鉄分が豊富なので、生理前後に特におすすめです。
他にも、具だくさんなグラノーラをポリポリとつまんだり、たまごスープであたたまることが多いです。後はハイカカオチョコレート(カカオ含有率70%以上のもの)をひとかけらつまむことも。
どれも、単に「お腹を満たす」だけではなく、「体に必要な栄養を補給できる」夜食メニューばかり。でも、ちゃんとおいしいので我慢している気分にはならず、秋の夜長をしあわせな気持ちで過ごせます。

【まとめ】簡単、ヘルシーで太りにくい夜食で秋の夜長を楽しもう

ゆっくり読書をしたり、映画を観たり……この時期ならではの楽しい夜の過ごし方はたくさんあります。
ヘルシーな食べ物を上手に取り入れて、おいしく楽しい秋の夜長を楽しみましょう!

國塩 亜矢子( フードコーディネーター)
【保有資格】
・女子栄養大学認定・食生活指導士1級
・べジフルビューティーアドバイザー
・調味料ソムリエ
・キッズキッチンインストラクター
【著書】
・決定版!節約・冷凍レシピ(宝島社)
【プロフィール】
フードコーディネーター・インナービューティー料理研究家。「インナービューティー」を軸とした自宅での少人数制レッスン、メディアでのコラム執筆、レシピ開発等の仕事を通じ、「正しい食のあり方」×「美」についてのエッセンスを伝えている。
出産後は離乳食レシピや妊活・マタニティ・授乳ママレシピの開発にも積極的に取り組み、女性のライフステージごとに関わる「食」の大切さを幅広く発信中。