2025-01-31
ビリビリとした刺激とともに髪の毛が顔に張り付く静電気。特に冬の季節は静電気が発生することも多く、不快に感じている人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は顔に張り付く髪の毛の静電気を防止する対策についてご紹介。静電気が起こった時の除去方法も併せて解説しますね。
髪の毛に静電気が発生し、顔に張り付く現象は主に乾燥と摩擦が原因で起こっています。
@乾燥
そもそも静電気は湿度と気温が低く、空気が乾燥している環境で発生しやすくなります。特に冬場は気温と湿度が低下し、暖房器具等の使用により空気も乾燥しやすいため、夏以上に静電気が発生しやすい時期なのです。
また、髪の毛の乾燥も静電気の発生原因になるため、毛髪がうるおい不足の状態だと、冬以外でも静電気が発生する可能性もあります。
A摩擦
髪の毛への直接的な摩擦ダメージも静電気を発生させる原因のひとつです。過度なブラッシングや洋服を着替える時の刺激、就寝時の寝返りによる擦りなどで髪の毛に摩擦が与えられると、毛髪のうるおいを守るためのキューティクルが剥がれやすくなります。
摩擦によりキューティクルに損傷が生じると、髪の毛が乾燥しやすくなり、結果的に静電気が発生しやすい状態になってしまうのです。
髪の毛が顔に張り付く静電気を発生させないためには、乾燥と摩擦を引き起こさないための対策が必要です。日常の中では、髪の毛へのダメージを最小限に抑える習慣を意識するようにしましょう。
@髪の毛をしっかり保湿して乾燥対策を行う
静電気の発生を防ぐためには、日頃から髪の毛を保湿し、うるおいで満たしてあげることがなによりも大切です。
特に濡れた状態の髪の毛は、キューティクルが開いた状態であるため、放置しておくと毛髪内部の水分が蒸発し、乾燥しやすくなります。髪の毛を洗ったあとは、必ずすぐにドライヤーで乾かす習慣をつけましょう。
またドライヤーを使用する前には、コラーゲン等の保湿成分を配合したアウトバストリートメント(洗い流さないトリートメント)を髪の毛になじませ、保水力を高めてあげるケアもおすすめですよ。
A髪の毛を洗う時はアイテムの使用順序を守る
市販のヘアケアアイテムの中には、シャンプー後に使用する商品が豊富に揃っています。これらの商品はアイテムごとに髪の毛に働きかける作用や効果が異なるため、使用順序を間違えると、最大限の効果を発揮することができません。
髪の毛を洗う時は、ヘアケアアイテムの使用順序もしっかり守るようにしましょう。
一般的にトリートメントは毛髪内部に浸透し、髪の弾力や保水力などの補修を行います。一方でリンスやコンディショナーなどは、髪の傷んだ箇所に働きかけ、外部から髪の毛をコーティングする役割をもっています。
そのため髪の毛を洗う時は「シャンプー → トリートメント → リンス・コンディショナー」の順番で使用してくださいね。
B室内の湿度を40〜60%程度に保つ
静電気は湿度が40%を下回ると、発生率も大幅に上がると言われています。特に冬は湿度がぐっと下がる時期でもあるため、自宅や職場では一定の湿度を保てる環境を意識しましょう。
自宅ではリビングや寝室など、長時間過ごすことが多い部屋に加湿器を設置してみてくださいね。また職場であれば、デスク上に置けるミニタイプの加湿器が役立ちます。
なお、湿度が低すぎると乾燥しやすく、湿度が高すぎるとカビ等が発生する可能性もあるため、室内の湿度は40〜60%程度を目安に設定しましょう。適切な湿度が保てれば、静電気対策はもちろん、肌の乾燥や風邪の予防対策も行えますよ。
C静電気が発生しにくい洋服の素材を選ぶ
ポリエステルをはじめとした化学繊維は、静電気を発生させやすい素材です。トップスはもちろん、マフラーやストールなど髪の毛に触れやすいアイテムに化学繊維を使用した物を選ぶと、静電気も起こりやすくなるのです。
またウールのニットとポリエステルのシャツなどの異なる素材は、反対の電気を帯びているため、静電気を発生させる原因にもなります。
静電気対策では、洋服の素材も意識するようにしましょう。コットンやシルク、麻素材の服は、比較的静電気を起こしにくいと言われているので、迷った場合はこれらの素材を使用した服を選んでみてくださいね。
D静電気防止グッズを上手に活用する
ポリエステルやプラスチック製のヘアブラシは、髪の毛と正反対の電気を帯びているため、ブラッシング時に静電気が起こる原因を作ってしまいます。一方で木製や天然毛(猪毛や豚毛など)のブラシは比較的摩擦が起きにくいアイテムなので、静電気が気になる時はブラシの見直しも行いましょう。
また洋服をはじめ、ポリエステル等の化学繊維は静電気を発生させやすいとはいえ、気候やコーディネート次第では、アイテムの素材までこだわって選べない場合もあるかと思います。
そんな時は外出前に静電気防止スプレーを吹きかけた対策を行いましょう。事前に静電気防止グッズを活用すれば、着たい服を我慢することなくでかけられますよ。
一度静電気が発生すると、髪の毛が繰り返し何度も顔に張り付く場合もあるでしょう。そんな時はその場でできる対策で上手に静電気を除去しましょう。
@オイルインのヘアミストを髪の毛に吹きかける
静電気が発生した時は、髪の毛全体にヘアミストを吹きかけ、おさえるようにしましょう。その際、水分のみで構成されたヘアミストを使用すると、髪の毛が濡れ、乾燥をまねいてしまうため、使用する場合は必ず油分を含むオイルインのヘアミストを選ぶようにしてくださいね。
また昨今は、静電気防止に特化したヘアミストやヘアスプレーなども登場しているので、迷った場合はそれらのアイテムを選んでみるのもおすすめです。
A髪の毛をまとめる
静電気が発生しやすい日は、髪の毛をまとめてしまうのが最も簡単にできる方法です。ヘアスプレーやヘアミスト等で髪を保湿し、一旦静電気をおさえたあとは、髪をくくったり、アップにしたりしてまとめてしまいましょう。
髪の毛をまとめることで摩擦も減るため、静電気の発生を防ぐことができます。また万が一静電気が発生しても、顔に張り付き不快な思いをする心配もありませんよ。
冬になると急に発生頻度が増える静電気。髪の毛が顔に張り付いた状態だと、不快な時間が続き、ストレスも溜まってしまいますよね。そんな静電気の発生をおさえるためにも、日常では髪の毛の保湿ケアと摩擦対策を意識してみましょう。
LISA( 美容ライター)
《プロフィール》
2011年よりライター活動開始。コスメコンシェルジュ資格取得後、美容ライターとしても活動を開始する。
スキンケアを中心に数多くの美容コラムを執筆。一人ひとりの肌質や生活スタイルを想定したうえで、適切なケア方法を導き出すコラムを得意とする。
プライベートでは、デパコスからプチプラコスメ、ドクターズコスメ、海外コスメなど、ジャンルを問わずに気になったアイテムはすぐに試すスキンケアオタクです。
《所有資格》
・日本化粧品検定1級
・コスメコンシェルジュ
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