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夜桜ライトアップも美しい!奈良・桜井「談山神社」桜まつり

2025-03-14

奈良県桜井市多武峰(とうのみね)にある談山神社は、県内屈指の紅葉の名所として知られ、紅葉の時期になると多くの観光客で賑わいます。しかしここは美しい桜の名所であることはあまり知られていません。境内は、毎年4月上旬から4月中旬にかけて約500本の桜に彩られます。“夜桜ライトアップ”も素晴らしい春の談山神社を訪れてみませんか?

談山神社の桜の絶景は「多武峰観光ホテル」がおすすめ

写真:モノホシ ダン

談山神社は、大化の改新の立役者、中臣鎌足(のちの藤原鎌足)を祀る神社です。神社の名前は、鎌足が中大兄皇子(のちの天智天皇)と蘇我氏打倒を話し合った本殿裏山の談い山(かたらいやま)に由来します。

写真:モノホシ ダン

なお談山神社の正面に建ち、四季折々の眺めが楽しめるのが「多武峰観光ホテル」です。とくに5階のレストランのバルコニーからの談山神社の眺めは秀逸です。これだけでもレストランを利用する価値は十分あります。
バルコニーからは、談山神社のシンボル「十三重塔」が手に届くような近さに見えます。多武峰の清々しい空気と談山神社の神気を存分に感じ取りましょう。

写真:モノホシ ダン

またホテルに続く高台にある「薄墨桜」は、桜井市指定の天然記念物で、樹齢約600年といわれる名木です。延年舞や多武峰猿楽の鼓の材料として伐採されてきた歴史があり“小つづみ桜”の別名があります。
境内の桜とあわせて貴重な桜のお花見を楽しんでください。

談山神社の象徴「十三重塔」とフォトスポット「蹴鞠の庭」

写真:モノホシ ダン

正面入山受付から神廟拝所の横を通り、すぐの開けたところが「蹴鞠(けまり)の庭」と呼ばれる写真撮影のベストスポットです。ここからは、正面の「権殿」と「十三重塔」、右手の「神廟拝所」をバランスよく収めることができます。
談山神社の“けまり装束着付け体験”では、本物のけまり装束を着付けして、蹴鞠を蹴る体験ができます。有名な談山神社のけまり祭にちなんで、けまり体験を楽しむのもおすすめです。
<けまり装束着付け体験の基本情報>
初穂料:一人2000円(入山料別)
開催期間:随時受付(祭典日等で体験を受け付け不可の場合あり)
時間:1時間

写真:モノホシ ダン

談山神社のランドマーク、高さ17mの「十三重塔」は、678年(天武天皇7年)に建立された塔婆です。
木造十三重塔としては世界唯一の貴重な建造物で、現在の塔は、室町時代の1532年(享禄5年)に再建されたもので重要文化財です。

写真:モノホシ ダン

なお十三重塔は、春は桜、夏は新緑、秋には紅葉、そして冬には雪化粧と季節ごとの装いの美しさも魅力です。

談山神社では「勝運」「芸能運」に「金運」のご利益も!

写真:モノホシ ダン

談山神社の発祥は、中臣鎌足の死後、長男で僧の定慧(じょうえ)が父の鎌足の供養のため、十三重塔と講堂を建立して「妙楽寺」と称したのが始まりです。
写真の神廟拝所(重文)には、御簾が掛けられた中臣鎌足の「鎌足公御神像」が祀られています。その両脇を固めるのは中臣鎌足の次男「不比等公像」と「勝軍地蔵」です。
鎌足公御神像と鎌足の化身とされる勝軍地蔵は、勝運祈願にご利益があります。

写真:モノホシ ダン

権殿(重文)は、神仏習合の神である摩多羅神(またらじん)を祀り、芸能・芸術の神として信仰を集めました。室町時代には、殿内で芸能「延年舞」や「能楽」が盛んに演じられました。現在でも芸能上達を祈願する祈りの場として崇敬されています。

写真:モノホシ ダン

神廟拝所の正面に位置する末社・総社拝殿(重文)には、像高3mの大きな福禄寿大神がお祀りされ、「大和七福八宝めぐり」の札所にもなっています。
この像は、多武峰に自生するケヤキから彫り出されたもので福禄寿像としては全国屈指の大きさを誇ります。
談山神社を訪れたなら、ぜひこの像にお参りして、福(幸福)・禄(金運)・寿(長寿)のご利益を授かってください。

昼間に見る桜とは一味違う「夜桜ライトアップ」の美しさ

写真:モノホシ ダン

なお談山神社では、春と夏と秋の年3回、夜間拝観とライトアップも行われています。春のライトアップでは、夜桜が美しく日中とは異なる幻想空間が楽しめます。

写真:モノホシ ダン

春の十三重塔のライトアップは、夜桜ともよく似合います。闇夜に浮かぶ塔の様子はこの世のものとは思えない美しさです。

写真:モノホシ ダン

夜桜ライトアップの一番の見どころが「蹴鞠の庭」の光景です。庭は、夜の深まりとともに艶やかな姿へと様変わりし、ライトアップされた夜桜は、昼間に見る桜とは一味違う美しさで、一見の価値があります。
春の談山神社で、咲き誇る桜とつかの間の幻想世界で思い思いの時を過ごしてはいかがでしょうか。
<談山神社 夜桜ライトアップの基本情報>
期間:2025年3月29日(日)〜4月13日(日)
拝観時間:16:30〜21:00(最終受付は20:30)
アクセス:3月29日〜4月6日は、多武峰観光ホテルのシャトルバスがホテル・談山神社および石舞台古墳の間を運行

奈良の隠れた桜の名所「談山神社」で大和の春を満喫しよう!

いかがでしたか。このように、大化の改新で知られる中臣鎌足公を御祭神とする談山神社は、奈良県の隠れた桜の名所です。咲き誇る桜と重要文化財の競演および夜桜ライトアップで、大和路の春を存分に満喫してください。
2025年3月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

■関連MEMO
談山神社(外部リンク)
https://www.tanzan.or.jp/
秘仏・談峰如意輪観音像の公開も!奈良・新緑の「談山神社」
https://www.travel.co.jp/guide/article/26648/
ほの灯りも美しい!奈良・桜井「談山神社 献燈祭ライトアップ」
https://www.travel.co.jp/guide/article/48538/
美しい紅葉とライトアップも!奈良「談山神社」もみじ祭り
https://www.travel.co.jp/guide/article/47223/

【トラベルjp・ナビゲーター】
モノホシ ダン

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提供元:トラベルjp 旅行ガイド

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