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髪の毛はドライヤーと自然乾燥のどっちで乾かす?自然乾燥のメリットやデメリットを解説

2025-03-17

髪の毛はドライヤーと自然乾燥のどっちで乾かす?自然乾燥のメリットやデメリットを解説

お風呂上がりの濡れた髪は「ドライヤーの熱で痛むから、自然乾燥させたほうがいい」という話を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。また最近ではSNSを中心に”ドライヤーキャンセル界隈”が話題になったことからもわかる通り、そもそもドライヤーで髪を乾かす工程自体が面倒くさいという人もいるでしょう。
しかし実は、自然乾燥にはほぼデメリットしかなく、髪を痛める原因にしかならないのです。
そこで今回は髪の毛を自然乾燥させるメリットとデメリットについて解説。ドライヤーで乾かした方がいい理由から、ドライヤーで早く髪の毛を乾かす方法までをご紹介します。

髪の毛を自然乾燥させるメリット&デメリット

<髪を自然乾燥させるメリット>髪を自然乾燥させるメリットは、ほとんどないといっても過言ではありません。あえてメリットをあげるとするのであれば、ドライヤーによる熱ダメージを避けられるということです。
そもそも濡れて水分を含んだ状態の髪の毛は、熱に最も弱い状態であるとも言えます。低温でも熱ダメージを受けやすいため、熱を長時間あたえるのは髪の毛にとってもあまり良くないのですね。
しかし、濡れた状態で放置するほうが髪の毛にとってはダメージが大きく、多くのデメリットがあります。自然乾燥でドライヤーの熱を避けることは、そこまで髪にとって大きなメリットにはならないのです。

<髪を自然乾燥させるデメリット>私達の髪の毛にはキューティクルと呼ばれる、透明で固いうろこ状の組織が備わっています。このキューティクルが約4〜6枚重なり、表面を覆うことにより、外部刺激から髪の毛内部を保護してくれるのです。
しかし髪の毛が濡れるとキューティクルが開いた状態になるため、毛髪内部にダメージが加わりやすくなってしまいます。その結果、様々な要因により、ヘアダメージが起こってしまうのです。
自然乾燥のデメリット@摩擦によるダメージ濡れた状態の髪の毛は、とにかく外部刺激を受けやすい状態。少しの摩擦でもダメージになってしまうのです。
特に髪の毛を乾かさずに寝るのは絶対にNG!髪の毛が半乾きの状態で寝ると、枕の繊維に引っかかることでキューティクルが剥がれ、パサつき、切れ毛、枝毛などを引き起こしてしまいます。
自然乾燥のデメリットA雑菌の繁殖髪の毛が半乾きの状態が続くと、頭皮にもともと存在する常在菌のバランスも乱れます。そこに濡れた環境を好む雑菌が繁殖することで、頭皮の赤みや痒みにつながってしまうのです。
そのほかにも雑菌の繁殖により、頭皮が乾燥したり、不快な臭いを発したりと、様々なデメリットが生じる可能性もあります。
自然乾燥のデメリットB寝ぐせ髪が濡れると、髪の内部の「水素結合」が切れた状態になります。そして、乾くにつれて再び結びつき、そのときの形がキープされます。髪が濡れたまま寝てしまうと、寝ている間に「水素結合」が起き、髪が意図せぬ形のまま固定され、寝癖となってしまいます。
自然乾燥のデメリットC血行不良頭皮や肌から水分が蒸発する時には気化熱(水分が蒸発する時に周囲から吸収する熱)と呼ばれる熱エネルギーが発生します。髪の毛を自然乾燥させると、この気化熱により頭皮の熱が奪われるため、頭全体が冷え、血流が悪くなる可能性も。
また頭皮で血行不良が起こると、健やかな髪を育てるために必要な酸素や栄養素が運ばれなくなるため、白髪や薄毛、抜け毛、パサつきなど、ありとあらゆる髪トラブルが生じてしまうのです。

ドライヤーで髪を早く乾かす方法

自然乾燥は髪の毛に悪いとわかっていても、どうしてもドライヤーで髪を乾かすのが面倒になる時もありますよね。そんな時はドライヤーで髪を早く乾かすテクニックを使って、時間を短縮してみましょう。
@ドライヤー前にタオルドライを行うドライヤー前にタオルである程度の水気を拭き取ることで、ドライヤーの時間が短縮できます。ドライヤーをかける時は、まずタオルドライの工程を挟むようにしましょう。
なお、この時にタオルでゴシゴシと力強く髪の毛を拭くと、かえって摩擦ダメージを与えてしまうので注意してくださいね。
タオルドライ時は髪の毛の中間から毛先にかけてタオルで髪を挟み、水分を押し出すイメージで水気を取っていきましょう。また余分な水分を取ることにより、ドライヤーの熱によるダメージも軽減できますよ。
Aドライヤーの冷風機能を活用する髪の毛には、温まると形状が変化し、冷えると形状がかたまるという性質があります。そこでドライヤーをかける時は、熱風で水気を飛ばしつつ、冷風でヘアスタイルを定着させるという工程を繰り返してみましょう。
温冷の風を交互にあてることにより、髪の毛も早く乾きやすくなるため、ドライヤー時間も短縮できますよ。
B浴室から離れた部屋で乾かすお風呂あがりは、そのまますぐ隣の洗面台で髪の毛を乾かす人も多いかと思います。しかし水気が多い浴室付近は湿度が高く、湿気も多いため、髪の毛を乾かすまでに時間がかかってしまうのです。
1秒でも早く髪の毛を乾かしたい時は、リビングや寝室など、浴室から離れた部屋でドライヤーをかけ、時間短縮へとつなげましょう。

自然乾燥はNG!髪の毛はドライヤーでしっかり乾かそう

ドライヤーの手間が省ける自然乾燥ですが、髪の毛にとってはデメリットとなる行為でもあります。美しくツヤのある髪の毛を維持するためにも、お風呂上がりはしっかりドライヤーで髪の毛を乾かすようにしてくださいね。

LISA( 美容ライター)
《プロフィール》
2011年よりライター活動開始。コスメコンシェルジュ資格取得後、美容ライターとしても活動を開始する。
スキンケアを中心に数多くの美容コラムを執筆。一人ひとりの肌質や生活スタイルを想定したうえで、適切なケア方法を導き出すコラムを得意とする。
プライベートでは、デパコスからプチプラコスメ、ドクターズコスメ、海外コスメなど、ジャンルを問わずに気になったアイテムはすぐに試すスキンケアオタクです。
《所有資格》
・日本化粧品検定1級
・コスメコンシェルジュ

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提供元:カラダクリアー|身体の内と外から「ホンキノカラダ」をつくる

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