ホーム メイク・コスメ・スキンケア > 日焼け止めはSPFが高いほうがいい?正しい選び方を解説

日焼け止めはSPFが高いほうがいい?正しい選び方を解説

2025-03-24

日焼け止めはSPFが高いほうがいい?正しい選び方を解説

日焼け止めのパッケージに記されている“SPF”という数値は、何となく高ければ高いほど、紫外線防止効果にも期待できるとイメージしてしまいますよね。しかし必ずしもSPF値は高い方がいいというわけではないのです。
そこで今回は、日焼け止めのSPFについて徹底解説!正しい選び方についても併せてご紹介しますね。

日焼け止めのSPFとは?高い方がいいって本当?

日焼け止めは、紫外線による光老化や炎症から肌を守る役割をもつアイテムです。そんな日焼け止めにはSPFとPAと呼ばれる2種類の指数が記載されています。
<日焼け止めのSPFって?>SPFとは“Sun Protection Factor”の略であり、UV-Bと呼ばれる紫外線の防止効果をあらわす数値を指します。このUV-Bとは1年を通して降り注ぐUV-Aとは異なり、7〜8月の真夏に特に強くなると言われている紫外線です。
SPFに記された数値は、UV-Bを浴びることで肌が赤くなり、ヒリヒリする日焼け(サンバーン)を起こすまでの時間をどれだけのばせるかの目安となる数字でもあるのです。

例)UV-Bを浴びて25分後に肌が赤くなる人がSPF24の日焼け止めを使用した場合
25分 × SPF24 = 600分 = 10時間
上記のケースでは、SPF24の日焼け止めを使用した場合、何も塗らない状態の約24倍(約10時間)肌が赤くなることを防げるという目安になります。
エネルギーが強いUV-Bは主に表皮にダメージを与え、肌荒れやシミの原因となるため、これらの肌トラブルを防ぎたい時には意識したい数値です。
<SPFは高い方がいい?どうやって選ぶ?>上記でも解説した通り、SPFの数値はUV-Bの“強さを防ぐ”のではなく“防げる時間”に対する効果の目安となる数値です。
そのため選び方としては、真夏の海や山などUV-Bを浴びやすい場所に長時間でかける時は、数値が高い日焼け止めを選ぶのがおすすめ。反対に軽い散歩や買い物など短時間の外出であれば、それほど高いSPF値は必要にならないでしょう。

日焼け止めの正しい選び方

@でかけるシーンごとに合わせてサンケア指数を選ぶ日焼け止めに表記されるサンケア指数は、高ければ高いほど効果的であるというわけではありません。むしろ軽い散歩や買い物など、それほど高いサンケア指数を必要としない場面でUVカット効果が高い日焼け止めを使用すると、かえって肌負担が増える可能性もあります。
日焼け止めはでかけるシーンごとに合わせて、サンケア指数を選ぶようにしましょう。

◆日常生活(軽い散歩、買い物、家の窓際で過ごす時など) … SPF10
◆屋外行動(ウォーキング、軽いスポーツなど) … SPF20〜30
◆真夏のレジャー(海や山でのスポーツ、炎天下での活動など) … SPF50+
基本的に真夏日以外の日常生活であれば、SPF10〜30程度の指数があれば十分です。反対にUV-Bが強い炎天下で長時間活動する場合は、最高値であるSPF50+の日焼け止めを選び、こまめな塗りなおしを意識しましょう。
A紫外線カット剤の種類から選ぶ
一般的に日焼け止めには「紫外線吸収剤」もしくは「紫外線散乱剤」と呼ばれる紫外線カット剤が含まれています。それぞれにメリットとデメリットがあるため、自分の肌や好みに合う紫外線カット剤を配合した日焼け止めを選ぶようにしましょう。
◆紫外線吸収剤化学物質が紫外線エネルギーを取り込み、熱などの別のエネルギーに変換することで紫外線を防ぎます。使用感も心地よく、肌に塗った時に白浮きもしないためメイク前の使用にも向いています。ただしサンケア指数が高くなるほど、発生した熱でほてりが生じる場合もあるでしょう。
◆紫外線散乱剤酸化チタンや酸化亜鉛により、物理的に紫外線を反射させます。一般的にノンケミカル処方と表記され、販売されることが多くあります。かぶれ等の症状が起こりにくいため、肌負担を減らしたい人にはおすすめです。ただし商品によっては白浮きやきしみ感が気になる可能性もあるでしょう。

B紫外線カット+@の効果から選ぶ
近年は日焼け止めもどんどん進化しています。ただ紫外線を防止するだけでなく、化粧下地として使用できたり、スキンケア効果を発揮したりする商品も続々登場しているのです。
たとえば化粧下地としても使用できるタイプの日焼け止めであれば、紫外線対策を行いつつも、くすみや毛穴をメイク効果でカバーできる効果に期待ができます。
また近年増えているスキンケア効果を発揮する日焼け止めのなかには、紫外線対策と同時に日中の保湿効果や美白*ケアを行えるアイテムもあるのです。
その他にも塗りなおしにぴったりのスティックタイプの日焼け止めや、ひんやり感を味わえる冷感タイプの日焼け止めなどもあるので、UVケアにくわえ、自分の肌にぴったりの効果をもつ日焼け止めを選んでみてくださいね。
*メラニンの生成を抑え、しみ・そばかすを防ぐ

季節や使用用途に適したSPF値の日焼け止めを選ぼう

日焼け止めに記されたSPFの数値は、商品を選ぶ際にポイントとなる数値でもあります。必ずしも高ければ高いほどいいというわけではないので、日焼け止めを選ぶ時は季節や使用用途に合わせて、SPFの数値を選んでみてくださいね。

LISA( 美容ライター)
《プロフィール》
2011年よりライター活動開始。コスメコンシェルジュ資格取得後、美容ライターとしても活動を開始する。
スキンケアを中心に数多くの美容コラムを執筆。一人ひとりの肌質や生活スタイルを想定したうえで、適切なケア方法を導き出すコラムを得意とする。
プライベートでは、デパコスからプチプラコスメ、ドクターズコスメ、海外コスメなど、ジャンルを問わずに気になったアイテムはすぐに試すスキンケアオタクです。
《所有資格》
・日本化粧品検定1級
・コスメコンシェルジュ

関連記事

提供元:カラダクリアー|身体の内と外から「ホンキノカラダ」をつくる

Facebook
P R
お悩み調査実施中! アンケートモニター登録はコチラ

eltha(エルザ by オリコンニュース)

ページトップへ