花粉、春の肌荒れに!市販でできる応急スキンケア法

春の花粉シーズンになると目や鼻、喉の不調など花粉症による症状だけでなく、肌の乾燥や肌が荒れると感じる人も多いです。
今回はエステティシャンの筆者が花粉や春の肌荒れ時にできる応急スキンケア法についてお教えします。

なぜ春になると肌荒れするの?

私たちの肌の表面には外的刺激から守る“バリア機能”が備わっています。バリア機能は気温差、生活習慣の乱れ、ストレス、日々のスキンケア不足などによって乱れることがあります。
春は冬のあいだに受けた乾燥ダメージ、冬から春に向けた気温の変化、環境や生活の変化などによってバリア機能が乱れやすくなり、さらに紫外線ダメージを受けたり、花粉や黄砂、PM2.5などの大気汚染物質が肌に付着することで乾燥の加速、皮めくれやかゆみ、アレルギー反応による赤みやかゆみなどの肌荒れを感じます。

まずは予防!バリア機能を乱さない、肌荒れを招かないために気をつける3つのこと

肌荒れの原因は“バリア機能の低下”ですので、日々のケアでバリア機能を乱さないようにすることが大切です。
1.肌にメイクや花粉、大気汚染物質などの汚れが残っていると、肌荒れを招く原因となるため、優しくていねいにクレンジング、洗顔をおこないましょう。2.洗顔後は保湿成分が配合された化粧水を数回に分けてたっぷりと浸透させ、化粧水後にシートマスクを活用する、乳液、クリームで保湿をするなどたっぷりとうるおいを補いましょう。3.紫外線ダメージから肌を守る、花粉や大気汚染物質の付着を防ぐという意味でも日焼け止めを塗るなども大切です。

気をつけていても肌が荒れた! 肌が荒れてしまった時の応急スキンケア

日々のスキンケアに気をつけていても、肌が荒れてしまうこともありますよね。
そういう時には、以下の3点を気をつけましょう。
1.洗顔時に強くこすらない、優しい洗浄力のアイテムにする、スキンケアをつける時に摩擦や肌をたたくなど肌に刺激を与えないようにしましょう。2.セラミド、コラーゲン、ヒアルロン酸、アミノ酸などの保湿成分が中心となったスキンケアアイテムを使いましょう。 肌が荒れている時はピーリングや美白成分などのアイテムはお休みするのがおすすめです。3.洗顔後に肌がつっぱる、化粧水をつけるとピリピリするなどの違和感を感じる時は、洗顔後に乳液をなじませてバリア機能を保護し、化粧水、乳液、クリームをなじませましょう。

春・花粉の季節の肌荒れ予防、応急ケアにおすすめスキンケア

「Anua(アヌア)PDRNヒアルロン酸カプセル100」

「Anua(アヌア)PDRNヒアルロン酸カプセル100」(美容液)は肌のうるおいが高まり、乾燥対策におすすめです。

PDRNとはサーモンDNA由来成分のことで、肌の乾燥や促進のサポートにアプローチします。さらにうるおい成分である11種類のヒアルロン酸、うるおいを保つ低分子コラーゲンが配合されています。

使い方は化粧水をなじませた後、美容液を顔全体になじませ、乳液、クリームを重ねます。
肌に広げるとしっとり感がありますが、なじませるとサラッとしていて余計なベタつきなどもありません。
この美容液を使い始めた時、化粧水だけでは少し物足りなかったうるおいが高まり、翌朝までお肌がプルプルだったこと、続けていくうちに肌のツヤが高まり愛用しています。
うるおいを高める美容液なので、バリア機能の低下を防ぎ、乾燥や肌荒れ予防アイテムとしてもおすすめです。

「ルルルン ハイドラ AZ マスク」(シートマスク)は乾燥や肌荒れをすでに感じる時など肌のコンディションを落ち着かせたい時におすすめです。

AZとは皮脂バランスの乱れや肌荒れを防ぐはたらきのあるアゼライン酸誘導体のことです。他にも保湿成分のオリゴ糖、ビフィズス菌、整肌成分のナイアシンアミド、マイルドAHAなどが配合されています。

使い方は化粧水をなじませた後、肌にシートマスクを密着させて5〜10分置き、シートマスクをはずした後乳液、クリームを重ねます。
シートマスクには美容液がたっぷり含まれていて、さっぱりとした使用感です。
保湿もしつつ、乱れた水分と油分のバランスを整えて肌荒れケアができるので、肌荒れしそうな時や肌荒れしてしまった時の応急ケアにもおすすめです。

まとめ:春・花粉の季節!肌荒れを悪化させないためにはバリア機能を高めておくこと

いかがだったでしょうか? 春はさまざまな要因から肌荒れを招きやすいため、うるおいを高め、バリア機能を乱さないようにすることが大切です。肌が荒れてしまった時は悪化させないように気をつけたり、スキンケアアイテムを活用してケアしてみてください。

寒川あゆみ( エステサロンオーナー・美容家・美容ライター)
《プロフィール》
大阪谷町九丁目エステサロン「private salon Laule'a」代表。自身のコンプレックスから美容に興味を持ち、エステティックの道へ。「美容をもっと楽しんで、生活の一部に取り入れて欲しい。」そんな思いからサロンを開業。現在はサロン業の他、講師、美容家、美容ライターとして多岐に渡り活動中。
《資格・実績》
・エステサロン運営(現在はフェイシャルエステ、ボディマッサージ施術/過去に痩身エステ、脱毛経験あり)
・レッスン講師(スキンケア、マッサージなどのマンツーマンレッスン、専門学校、企業、イベント等)
・ヘアメイク学科卒