春は自律神経が乱れやすい? 予防ケア・対策を取り入れて

春は気温の変化、生活や職場などの環境の変化が多く、気付かぬうちに緊張や不安、ストレスを感じやすくなります。 この積み重ねによって自律神経が乱れ、体のだるさ、やる気がおきない、寝つきが悪い、熟睡できないなどの不調を感じることも。
今回は自律神経の乱れによる不調を招かないための予防ケア、対策法についてご紹介します。

自律神経とは?

自律神経とは、内臓の働き、血管、呼吸などをコントロールしている神経です。
交感神経と副交感神経の2つがあり、バランスを取りながら心身のコンディションを調節しています。
交感神経は血管を収縮させて血圧や心拍数を上げる、胃腸の働きを抑制するなどで、アクティブに活動している日中、緊張や不安な時に優位になります。
副交感神経は血管を拡張させて血圧や心拍数を下げる、胃腸の働きを促進させるなどで、リラックスしている時、夜や眠っている時が優位になります。
春は気温や天候の変化、生活や職場などの環境の変化によって、緊張や不安、ストレスを感じやすくなることが多く、この2つの神経のバランスが乱れやすくなります。

自律神経が乱れるとどうなる?

自律神経が乱れると、便秘になる、下痢になる、寝つきが悪い、熟睡できない、体がだるい、やる気がおきない、集中力が続かない、イライラする、落ち込みやすいなどの心身の不調を感じることがあります。

自律神経を乱さないためにできる予防ケア、対策法

春に乱れがちな自律神経をケアするためには、以下のような対策がおすすめです。
・平日、休日でも起床や就寝時間を変えない・平日、休日でも食事の回数や時間帯を変えない・早起きをして朝の時間にゆとりを作る・日光を浴びる、カーテンを開けて部屋を明るくする・夜更かしをしない、寝る直前に明るい光を見ない・発酵食品、食物繊維、水を摂取することを意識し、腸内環境を整える・シャワーだけで済ませず、入浴で体を温める・適度な運動習慣をつける・四季の自然に触れる・予定を入れない時間や日を作る

春!乱れがちな自律神経をケアするために、体のリズムを整える意識をしてみて

休みの前や休みの日になるとついつい生活リズムが乱れてしまいやすくなりますが、体内時計が乱れると自律神経のバランスも乱れやすくなり、休み明けの憂うつさや大型連休明けの気力の低下を招きやすくなります。
体の不調や気力の低下などを招かないためにも、できるだけ生活リズムを乱さないようにする、体を温める、運動する、日光を浴びる、自然に触れるなどを取り入れて、整えるように意識してみてください。

寒川あゆみ( エステサロンオーナー・美容家・美容ライター)
《プロフィール》
大阪谷町九丁目エステサロン「private salon Laule'a」代表。自身のコンプレックスから美容に興味を持ち、エステティックの道へ。「美容をもっと楽しんで、生活の一部に取り入れて欲しい。」そんな思いからサロンを開業。現在はサロン業の他、講師、美容家、美容ライターとして多岐に渡り活動中。
《資格・実績》
・エステサロン運営(現在はフェイシャルエステ、ボディマッサージ施術/過去に痩身エステ、脱毛経験あり)
・レッスン講師(スキンケア、マッサージなどのマンツーマンレッスン、専門学校、企業、イベント等)
・ヘアメイク学科卒