短い旬に味わいたい!美容に嬉しい栄養豊富な「さくらんぼ」の種類・食べ方とは?

つややかな赤い果実、さくらんぼ。見た目も可愛らしくて、旬の季節になるとつい手に取りたくなるフルーツですよね。でも、「どうやって食べたらいいの?」「種類や栄養ってどんな違いがあるの?」なんて思ったことはありませんか?
今回は、さくらんぼの種類の見分け方や食べ方のアイデアに加えて、女性に嬉しい美容や健康に役立つ栄養素についても、インナービューティーの視点から分かりやすくお伝えしていきます。

さくらんぼの種類と見分け方

一口に「さくらんぼ」といっても、実はいくつか種類があるんです。特に代表的なのが、日本生まれの「佐藤錦(さとうにしき)」と「紅秀峰(べにしゅうほう)」。
「佐藤錦」は粒がやや小ぶりでやわらかく、上品な甘みが特徴。対して「紅秀峰」は大粒でしっかりとした果肉、甘みと酸味のバランスが絶妙です。見た目で見分けるなら、紅秀峰の方が色が濃く、張りのある印象。スーパーなどで並んでいたら、ぜひ食感や風味の違いも楽しんでみてくださいね。
なお、アメリカンチェリーは国産のサクランボに比べると粒が大きく甘みが強い品種です。繊細で上品な甘酸っぱさや香りは、やはり日本産さくらんぼならではと言えます。

さくらんぼの栄養と嬉しい美容効果

「さくらんぼは甘いから、栄養はあまりなさそう…?」そう思っている方、いませんか? 実は、さくらんぼには美容に嬉しい栄養素がたっぷり含まれているんです!
特に注目したいのが以下の栄養素です。
【1】ビタミンC
肌のハリを保ち、紫外線ダメージから守るサポートにも◎。エイジングケアを意識する方には欠かせないビタミンです。
【2】アントシアニン
赤い果皮に多く含まれるポリフェノール。抗酸化作用があり、体の内側から若々しさをサポートしてくれます。
【3】カリウム
むくみの解消を助けてくれるミネラル。立ち仕事や座りっぱなしの時間が長い方のむくみ予防に嬉しい成分です。体内の余分な塩分の排出にも役立ちます。
【4】鉄分
意外と見落とされがちですが、さくらんぼには鉄分も含まれています。女性に多い鉄分不足……貧血予防にもひと役買ってくれますよ。
これらの栄養素は、さくらんぼをそのまま食べても効率よく摂取できます。食後やおやつ代わりに旬フルーツを取り入れるだけでOK。体に必要な栄養素を補給できますよ!

さくらんぼの食べ方アイデア2選

「そのまま食べるだけだと飽きる……」そんな方におすすめの、簡単アレンジレシピをご紹介します。
＜さくらんぼの炭酸スカッシュ＞
【材料】(1人分)
・さくらんぼ…10粒(冷凍でもOK)
・炭酸水…200ml
・レモン汁…小さじ1
・はちみつ、氷…お好みで適宜
【作り方】
さくらんぼをグラスに入れ、炭酸水と(お好みで)レモン汁を注いで軽く混ぜるだけ。蒸し暑い季節にぴったりのビューティードリンクは、レモンの酸味とさくらんぼの甘みが相性抜群。冷凍ブルーベリーを加えてもおいしいですよ。
＜さくらんぼとヨーグルトの美肌パフェ＞
【材料】(1人分)
・さくらんぼ…8〜10粒
・プレーンヨーグルト…100g
・はちみつ…小さじ1
・グラノーラ…大さじ2
【作り方】
グラスにヨーグルトを入れ、グラノーラと半分にカットしたさくらんぼを交互に重ね、仕上げにはちみつをかければ完成!
ビタミンCやアントシアニン、発酵食品の乳酸菌も一緒にとれて、腸からキレイを目指せます。
どちらも5分以内で完成するお手軽レシピなので、忙しい日でも気軽にチャレンジできます。女性に嬉しい栄養がギュッと詰まった、旬の「さくらんぼ」。
期間限定の旬のおいしさ、日々の食卓に是非取り入れてみませんか?

國塩 亜矢子( フードコーディネーター)
【保有資格】
・女子栄養大学認定・食生活指導士1級
・べジフルビューティーアドバイザー
・調味料ソムリエ
・キッズキッチンインストラクター
【著書】
・決定版!節約・冷凍レシピ(宝島社)
【プロフィール】
フードコーディネーター・インナービューティー料理研究家。「インナービューティー」を軸とした自宅での少人数制レッスン、メディアでのコラム執筆、レシピ開発等の仕事を通じ、「正しい食のあり方」×「美」についてのエッセンスを伝えている。
出産後は離乳食レシピや妊活・マタニティ・授乳ママレシピの開発にも積極的に取り組み、女性のライフステージごとに関わる「食」の大切さを幅広く発信中。