2025-05-25
スイス中央部の古都ルツェルンから列車で45分の「エンゲルベルク」。まさに中央アルプスの一部にいるんだと実感できる眺望に恵まれ、一年を通じてウィンタースポーツが楽しめるリゾート地として人気の町です。
“天使の山”という意味をもつこの町は、ロープウェイでアクセスするティトリス山への起点ともなり、大自然に囲まれ、12世紀設立のベネディクト会派修道院を中心に発展した山間の町。宿泊施設も充実しています。
険しい岩山がぐるりと取り囲む谷間に広がるエンゲルベルクは“天使の山”という魅力的な意味をもつ町で、12世紀設立のベネディクト会派修道院を中心に発展した山間の町で、宿泊施設も充実しています。
スイスの美しい古都ルツェルンから列車でわずか45分のロケーションにありながら、まさに中央アルプスの一部にいるんだと実感できる岩山に囲まれ、一年を通じてウィンタースポーツが楽しめるリゾート地としても人気があります。
町のメインストリートとなるドルフ通りには、スイスらしい木造家屋やお花で溢れるバルコニーのある建物が軒を並べ、レストランやホテル、お洒落なショップなどが入っています。
またどの通りからも町を取り囲む岩山の勇壮な姿ものぞき、まさにアルプス真っ只中を肌で感じ取れます。
その町の通りから10分も歩けば長閑な牧草地風景が広がり、町外れを流れる川沿い風景にも心癒されます。
ドルフ通り沿いにある「ヴァッペンハウス」は、1445年から入居していた家の広場に1786年〜1787年に住宅として建てられました。1988年からは地域歴史博物館となっており、18世紀と19世紀のエンゲルベルクの日常生活が紹介されています。
館内では、渓谷や村、修道院の歴史に関する展示が並びます。
歴史的な居住スペースでは、18世紀末から19世紀の日常生活が垣間見られるようにキッチンやリビング、寝室などの様子が再現されていて、エンゲルベルクの特異性、地元の方言、丁寧に作られた民族衣装やジュエリーなど詳しく知ることができます。
エンゲルベルクは19世紀からは観光業にも力を入れるようになり、世界的に有名な温泉街に変わり、1900年以降は重要なウィンタースポーツの目的地になりました。
新しい常設展示「エンゲルベルクオリンピック選手」では、14人のエンゲルベルクオリンピック選手を紹介しています。
<エンゲルベルク地域歴史博物館の基本情報>
住所:Dorfstrasse 6,6390 Engelberg
電話番号:+41-41-637-04-14
開館時間:14:00〜17:00
休館日:月曜日・火曜日
ドルフ通りの先にあるのが、1120年に設立されたベネディクト会派修道院。18世紀初頭の火災による損傷後に再建され、現在約30人の修道士が生活しています。
修道院内にはバロック様式のホール、ゲスト食堂、修道院教会、展示室などがあり、予約すればガイドツアーで見学できます。この展示室には、修道院図書館の元の所蔵品に属し12世紀にエンゲルベルクの修道士たちが自ら制作した26の写本が展示されています。
修道院付属の教会は、自由に出入りできます。
白を基調とした教会内には素晴らしいフレスコ画や美しい装飾の祭壇が並びます。
900年以上の歴史をもつ修道院の庭園にも自由に出入りができます。
ここでは花やハーブに野菜などの栽培を行っており、きれいに手入れされ色とりどりのお花が咲き、目を和ませてくれるのでお散歩するにもピッタリの場所です。
<ベネディクト会派修道院の基本情報>
住所:Benediktinerkloster 1,6390 Engelberg
電話番号:+41-41-639-61-61
修道院前の通りを挟んですぐのところにあるのが修道院とつながりのあるカフェ・ベーカリー「Gut’s Genuss」。
修道院ではベーカリーとソーセージ工場を併設し、手作りの焼き菓子、特製料理、ケータリングサービスも提供しています。情熱を込めて作られた高品質のパンと高品質のソーセージを誇り、このカフェだけでなく企業の祝賀会、結婚式、パーティー、葬儀、公共のイベントにも対応しています。
店内に並ぶのは焼きたてのパン類をはじめ様々なケーキやパイなど。もちろん特製ソーセージを使ったパイはほっぺが落ちるほど美味!
修道院醸造のビールもいただけます。
<Gut’s Genussの基本情報>
住所:Dorfstrasse 3,6390 Engelberg
電話番号:+41-41-637-07-50
営業時間:6:30〜17:00
定休日:月曜日
このエンゲルベルクでは宿泊施設も充実しており、宿泊費の高いルツェルンを避けて宿泊するにもお薦めです。その中からいくつかのホテルをご紹介します。
先ずは、鉄道駅から徒歩5〜6分のHotel Engelberg “das Trail Hotel"。ドルフ通り沿いにあって、リーズナブルな価格のホステルも兼ねる三ツ星ホテルです。ホテルの隣に続く併設のレストランは常に地元の方や観光客でにぎわっており、上階にもホテル、さらに上にはホステルのお部屋が入っています。
エレベーターでアクセスできる全客室には、寝心地良いベッド、肘掛け椅子、無料のお水やボールペンの置かれたデスクセット、室内金庫付きのクローゼットなど、シンプルですが必要なものはほぼ備わります。バスルームはシャワーのみですが、ゆとりがあって使い勝手がよく、朝食は種類豊富でゆったりした朝食ルームでいただけます。
鉄道駅からバンホフ通りを進みドルフ通りに入ったところにあるのがホテル・ケンピンスキ・パレスです。この町では最初で唯一の5つ星リゾートホテル。ウェルネスセンター(屋内プール、フィットネスセンター、サウナ付)と屋上スパとテラスがある、ベルエポックの魅力と現代的な豪華さを兼ね備えたホテルです。
鉄道駅からバンホフ通りを進むことわずか数分の三ツ星ホテル・シュヴァイツァーホフでは、それぞれ異なる内装の38室の客室とジュニアスイートは広々としていて、テレビ、ラジオ、電話、金庫、ミニバー、バスタブorシャワー(ヘアドライヤー付)、素晴らしい山の景色が備わり、一部の客室にはバルコニーもついています。
朝食は焼きたてのパン、エンゲルベルガーアルパインチーズ、ヨーグルト、フルーツ、ミューズリー、ベーコン、スクランブルエッグ、ホットドリンクにジュース類の水などボリュームたっぷりな内容で、ハーフボードでの予約も可能です。
ほかにもHotel BelmontやHotel Sonnwendhof、H+ Hotel & SPA、Hotel Bellevueなどもあって、ホテル探しも楽しくなる町です。
「エンゲルベルク」は日本人にとっては耳慣れない地名ですが、いざ訪れてみると、スイスならではの山岳風景が魅力のティトリス山や美しい湖畔風景が楽しめる山上湖トリュブゼーなど大自然の醍醐味をたっぷり味わえ、長閑な風景に囲まれて落ち着いた町並みが楽しめる町です。
美しい古都ルツェルンから日帰り観光も可能ですが、ルツェルンではどこも宿泊費が高騰中!エンゲルベルクは比較的良心的な費用設定の宿泊施設が充実しており、どのホテルを選ぼうかという楽しみも加わります。都会の喧騒から離れて過ごしたいときや宿泊費を抑えたいときに重宝する町。ぜひ一度いらっしゃってみてください。
2025年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
■関連MEMO
スイス政府観光局:エンゲルベルク(外部リンク)
https://www.myswitzerland.com/ja/destinations/engelberg/
「Hotel Engelberg "das Trail Hotel"」でスイスのティトリス山を満喫
https://www.travel.co.jp/guide/article/48581/
回転式ロープウェイで行くスイス「ティトリス山」で白銀の世界を満喫
https://www.travel.co.jp/guide/article/48960/
スイス・ティトリス山の麓「トリュブゼー」湖畔周辺で大自然を満喫
https://www.travel.co.jp/guide/article/48969/
スイス国鉄時刻検索(外部リンク)
https://www.sbb.ch/en
【トラベルjp・ナビゲーター】
Hiroko Oji
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