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戦艦大和ゆかりの最強守も!奈良・大和神社で無病息災を祈願

2021.11.17

奈良県天理市にある「大和神社(おおやまとじんじゃ)」は、今から約2000年前に創建されたと伝えられる古社で「大和国」の名は、同神社がその由来とも言われています。また旧日本海軍で最強の戦艦大和には、この神社のご分霊が祀られており、それにちなんだ御守が授与されます。そして新年の1月4日には、無病息災を祈願して「お弓始め祭」が催されます。戦艦大和の悲劇の偲び、また新年の初詣に大和神社を訪れてみませんか?

日本最古の神社のひとつ「大和神社」とは

写真:モノホシ ダン

大和神社のご祭神は、日本大国魂神(やまとおおくにたまのかみ)、八千戈神(やちほこのかみ)、御年神(みとしのかみ)です。
三神のひとりの、日本大国魂神は、日本の土地を司る神で、宮中内に天照大神とともに同殿共床で奉斎されていましたが、その神威を畏れられ、約2000年前に移されたのが創祀であると伝えられます。そのため、朝廷より篤い崇敬を受け、897年には、神階における頂点である正一位に昇っています。

写真:モノホシ ダン

写真の、大和神社の拝殿の奥には、三つの社からなる本殿が建っています。これは宮中三殿式と呼ばれる造りで、それぞれの社には三神が祀られています。

写真:モノホシ ダン

お正月の境内では“近畿は一つ”とのタイトルで、近畿地方2府4県の著名神社の干支絵馬を見ることができます。場所は、本殿の左側です。

目にも鮮やかな鎌倉時代の装束の「お弓始め祭」

写真:モノホシ ダン

大和神社の「お弓始め祭」は、毎年、1月4日に、その年の無病息災、五穀豊穣を祈願するために行われます。弓矢を射るのは、新年を迎えるにあたり弓矢を放つことで、厄除けをするためです。神事は、13時に朝和会館前に整列後、社務所前に移動し、拝殿前にて催されます。時間は、13時から15時までの約2時間です。

写真:モノホシ ダン

作法は、小笠原流弓術で、小笠原流の方々が、見るも鮮やかな鎌倉時代の装束の格好で入場します。なお、的までの距離は約20mです。

写真:モノホシ ダン

まず最初に宮司さんが、鏑矢(かぶらや)を放ち、悪鬼を退散させて射場を清めます。この神事に参加するのは、地元の天理南中学校の弓道部のメンバーと、奈良県弓道連盟会員約40名です。

的に矢が命中するたびに、参拝客からは歓声が

写真:モノホシ ダン

続いて、県弓道連盟会員の代表者が弓を放ち、その後に、天理南中学校の弓道部のメンバーが弓を2矢ずつ放ちます。

写真:モノホシ ダン

最後は、小笠原流の方々による、百手式です。百手式とは、10人の射手が10矢ずつ射つことから、そう呼ばれます。的に命中するたびに参拝客からは歓声が上がります。

写真:モノホシ ダン

矢は1組(5名)が、2矢ずつ放ちます。矢はいっせいに放たれるのではなく、順番に時間差を置いて放たれます。矢を放った後の姿勢は「残心」と呼ばれます。
残心とは、技を終えた後、力を緩めたりくつろいでいながらも細心の注意を払っている状態を示す言葉です。ほかにも、小笠原流弓術の方々の、立ち居振る舞いの見事さにも目を奪われることでしょう。

大和神社イチ押しの御守「最強守」とは

写真:モノホシ ダン

ところで、大和神社は、戦艦大和と同名であることから、大和の艦上には大和神社のご分霊が祀られていました。写真の日本画の絵馬は、京都生れの日本画家、堂本印象(どうもと いんしょう)画伯による「大和神社」。
大和神社の本殿を描いたこの日本画は戦艦大和の艦長室に掲げられていましたが、沖縄への海上特攻前に艦と運命を共にさせるのは畏れ多いとして大和から降ろされ、現在は海上自衛隊第1術科学校教育参考館が収蔵しています。
戦艦大和のほかに受験生に人気なのが「勝絵馬」。合格祈願に御神徳がある「勝」を願って奉納してみてはいかがでしょうか。

写真:モノホシ ダン

なお、大和神社の御守はいくつかありますが、その中でもイチ押しなのが「最強守」。戦艦大和は、旧日本海軍で最強の戦艦で、この最強守は何事にも打ち勝って物事を成就されることを祈願した御守です。

写真:モノホシ ダン

大和神社の御朱印は、真ん中に「大和神社」と墨書きされ、神社印が重ねられているシンプルなデザインで、右上には大和神社の御神紋である橘紋が見えます。

大和神社は「戦艦大和」ゆかりの神社

写真:モノホシ ダン

大和神社の境内には、ゆかりの地としての石碑が建立されています。その隣にある祖霊社には、戦艦大和の英霊2736柱と、随伴した巡洋艦矢矧ならびに駆逐艦8隻の英霊985柱が合祀されています。

写真:モノホシ ダン

境内には、戦艦大和展示室があり、大和の模型や日本画などが飾られています。戦艦大和は、1937年から4年の歳月をかけて完成された史上最大の戦艦で、何と言ってもスゴイのは、その口径46cmという世界一の威力の主砲。普通乗用車、約1台分の重さの主砲弾を、約40km先まで飛ばすことができました。
大和が最後の出撃した1945年4月は、沖縄にアメリカ軍が上陸し、日本陸海軍は、神風攻撃隊を編成して、航空特攻攻撃をかけることになりました。そのような状況の中で、軍部から、水上部隊は何をしているのか、という声が上がり、大和の所属する第二艦隊に白羽の矢が立ったという訳です。

写真:モノホシ ダン

立案された沖縄水上特攻作戦は、沖縄に突入した後、海岸に擱座して、敵上陸部隊を大和の主砲で撃滅するというものです。ここで問題は、沖縄に突入するのはいいとしても、制空権や制海権を失った状態で、上空援護もなく、艦隊だけでどうやって沖縄まで辿り着くことができるのかということでした。
4月6日、満開の桜に見送られて徳山沖を出撃した大和を含む10隻の艦隊は、翌日、4月7日の正午過ぎに、アメリカ軍の空母艦載機約300機の集中攻撃を受けます。約2時間後、鹿児島県坊ノ岬沖で、大和沈没、作戦は完全に失敗に終わりました。
大和神社の戦艦大和展示室で、日本海軍の栄光と名誉をかけて、激闘の果てに、南溟に消えた乗組員たちの計り知れない無念の思いを感じてみてください。

大和神社の基本情報

住所:奈良県天理市新泉町星山306
電話番号:0743-66-0044
アクセス:
JR万葉まほろば線 長柄駅から徒歩約5分
天理駅(JR・近鉄)から桜井駅行きバス「大和神社前」バス停下車、徒歩約10分
車利用の場合は西名阪自動車道天理ICから約15分
2021年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

■関連MEMO
大和神社(外部リンク)
http://ooyamatohp.net/

【トラベルjp・ナビゲーター】
モノホシ ダン

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提供元:トラベルjp 旅行ガイド

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