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北海道・洞爺湖の秘境「中島」で絶景トレッキングを楽しもう!

2021.05.07

北海道・道南の代表的な観光地「洞爺湖」は、周囲約43km、最深約179mの円形のカルデラ湖です。湖の中央部には、大島、弁天島、観音島、饅頭島の4島が浮かび、これらを総称して「中島」と呼んでいます。その中島でトレッキングを楽しめるのが大島です。洞爺湖の遊覧船を利用して、中島最大の島「大島」でマイナスイオンたっぷりのトレッキングを楽しんでみませんか?

中島へのアクセスは洞爺湖汽船の「中島めぐり」で

写真:モノホシ ダン

洞爺湖は、約11万年前の火山活動によって誕生した巨大なカルデラ湖で、支笏湖と並び最北の不凍湖です。
洞爺湖の特徴の一つは、ほぼ円形の湖の真ん中にある「中島」の存在です。中島は、約5万年前に噴火した溶岩ドームと火砕丘の集まりで、火山活動がつくりあげた景観は、日本で最初の世界ジオパーク「洞爺湖有珠山ジオパーク」としても知られています。
写真は、有珠山洞爺湖展望台からの風景。湖の彼方にそびえる山は“蝦夷富士”こと羊蹄山(標高1898m)です。
<有珠山洞爺湖展望台の基本情報>
住所:北海道有珠郡壮瞥町
電話番号:0142-75-2401(有珠山ロープウェイ)
営業時間:9:00〜16:00(季節により変動あり)
運賃(往復):大人(中学生以上)1800円、小人(小学生)900円
アクセス:JR洞爺駅から道南バス洞爺湖温泉行で約15分、道南バス昭和新山行に乗り換え約15分(冬期間は運休)
車利用の場合は、道央自動車道 伊達ICより約15分

写真:モノホシ ダン

中島へは、洞爺湖汽船が運航する「中島めぐり」の遊覧船を利用します。遊覧船は、洞爺湖の温泉街の中島めぐり桟橋から発着します。ほかにも洞爺湖の遊覧船はありますが、中島への定期航路を持っているのは洞爺湖汽船のみです。写真は、洞爺湖汽船のフラグシップ「エスポワール」。ほかにも数隻の遊覧船が就航しています。
ところで中島最大の島「大島」への寄港は、4月下旬〜10月までのシーズンで、この期間は30分間隔で運航されています。
なお、シーズンオフの冬期間(11月〜4月初旬)は、湖の遊覧のみで、大島へは寄港しません。詳しい運航時刻などは関連MEMOをご覧下さい。

洞爺湖のクルージングで湖上からの絶景を満喫しよう

写真:モノホシ ダン

大島へは、片道約25分のクルージングです。大島へ向かう遊覧船上からは、天候が良ければ、まるで名画のような「羊蹄山」の雄大な眺めが。また船上からは洞爺湖温泉街の景色も楽しめます。

写真:モノホシ ダン

大島には、西山・北山・東山の3つの山があります。このうち、最高峰の西山(標高455m)はアイヌ語で「トーノシケヌプリ」と呼ばれ、湖の中央の山を意味します。
ちなみに山頂までは、桟橋から登山道が通じています。山頂までの所要時間は、片道約60分です。山頂からは、有珠山や羊蹄山、ニセコ連山などを望むことができます。

写真:モノホシ ダン

大島の桟橋は「博物館前桟橋」といい、背後にそびえる山は東山です。初めて大島に上陸する方は、これからどのような光景が待っているのかと胸がワクワクするかも知れませんね。

森林博物館の入山許可ノートにサインしてトレッキングにGO!

写真:モノホシ ダン

大島に上陸したら、洞爺湖を眺めてください。桟橋前からの光景は「洞爺湖八景」のひとつにも選ばれていて、昭和新山(標高398m)と有珠山(標高733m)が仲良く見える絶好のフォトスポットです。

写真:モノホシ ダン

ところで大島にもパワースポットがあります。それが上陸してすぐ目の前にあるご神木「ウンクル・セトナの桂の木」。アイヌの民話では、洞爺湖のほとりにウンクルという男性とセトナという女性が住んでいました。ウンクルは松前藩軍に、アイヌ一族の首長シャクシャインと共に戦った戦士、セトナはウンクルの恋人で若き乙女。

戦いに敗れ、悲しい最期を遂げた二人ですが、二人が身につけていた耳環と首飾りの玉から二つの木が誕生し、やがて幹がひとつになります。コタンの人々は、ウンクル・セトナの桂の木と呼び、縁結びの御神木として崇めるようになりました。

写真:モノホシ ダン

桟橋周辺の散策を楽しんだら、いよいよ大島の「中島国有林散策路」に向かいましょう。なお入山に際しては入山ゲート前にある、洞爺湖森林博物館に立ち寄り「入山許可ノート」にサインする必要があります。
ノートには、氏名と連絡先(携帯電話)、入山時間および下山時間を記入するようにして下さい。
<洞爺湖森林博物館の基本情報>
住所:北海道有珠郡壮瞥町中島
電話番号:0142-75-4400
開館時間:9:00〜16:00
見学料:大人200円、小人100円
アクセス:博物館前桟橋から徒歩約1分

おすすめのトレッキングコース「アカエゾマツコース」

写真:モノホシ ダン

中島国有林散策路への入山時間は午後3時まで。それ以降は入山ゲートが閉鎖されます。ただし、出口ゲートは開いています。しかし大島は無人島です。遊覧船の最終便までは、必ず散策コースから桟橋に戻ってくるようにしましょう。
トレッキングコースは、「周遊コース」と「アカエゾマツコース」の2通りです。周遊コースは約1時間、アカエゾマツコースは約2時間です。どちらも原生林の中を行く冒険気分を味わうことができます。
滞在時間にもよりますが、おすすめはアカエゾマツコース。風穴やサンショウの木、大平原では羊蹄山などを見ることができます。

写真:モノホシ ダン

散策コースには、フカフカのウッドチップが敷き詰められていて、非常によく整備されています。ゲートの入口から、しばらくはカラマツ林の中を歩き、途中からアカエゾマツの林へと変化します。
周囲の空間にはセミの鳴き声が響き、その中に混じって時折、キツツキの仲間であるアカゲラがコツコツと木を叩く音を聞くこともできます。

写真:モノホシ ダン

風穴の手前には、周遊コースとアカエゾマツコースの看板があります。アカエゾマツコースを進んだ場合は、しばらく上り坂が続きます。

まるで異次元世界「大平原」の不思議な景観

写真:モノホシ ダン

アカエゾマツコースの途中には「風穴群」があります。風穴に手をかざしてみましょう。びっくりするくらい冷たい風が流れている、いわば天然のクーラーです。

写真:モノホシ ダン

風穴群を過ぎ、なおも原生林の中の緩い坂道を登ってゆくと、忽然と視界が開けた場所に出ます。「大平原」と呼ばれる広さ約8haの草地です。以前は、トドマツ等の林でしたが、土壌や気象などの影響により、枯れてしまって出来上がった平原です。

写真:モノホシ ダン

大平原は、まったく音の無い静寂に包まれた不思議な空間です。さらに晴れていれば、北山と西山の裾野の間からひょっこりと姿を現した羊蹄山を見ることもできます。「洞爺湖の真ん中にこのような秘境があるとは!?」と初めて目撃する光景は、まさに驚きのひとことです。
さらに大平原を少し進んだ先に、アカエゾマツが台風で倒れた奇観があって、ここが折り返しポイントになっています。散策コースの復路は、桟橋までほとんど下りなので、のんびりと下山しましょう。
やがて湖面が見えてくると、東側のゲート出入口です。森林博物館の入山許可ノートに下山時間を記入して、トレッキング終了です。あとは、帰りの船の時間を確認して、森林博物館の見学や、売店で買い物を楽しみましょう。
このように、洞爺湖の中島の「大島」のトレッキングは、道南屈指の観光地の景観と、マイナスイオンをたっぷりと感じながら、ちょっとした冒険気分を味わうことができる素晴らしいものです。洞爺湖の観光で、いつもと違った秘境のトレッキングを満喫してみてはいかがでしょうか。

中島めぐり(洞爺湖汽船)の基本情報

住所:北海道虻田郡洞爺湖町洞爺湖温泉29
電話番号:0142-75-2137
乗船料金:大人1420円、小人710円
遊覧船運航時刻:
4月〜10月 中島めぐり桟橋発(大島航路)所要時間/遊覧のみ50分 運航時間 8:00〜16:30(30分間隔)
11月〜4月(冬期運航)中島めぐり桟橋発 所要時間/45分(冬期間は遊覧のみ)運航時間 9:00〜16:00(60分間隔)
アクセス:JR洞爺駅前から道南バス洞爺湖温泉行きで約25分、終点下車、徒歩約5分
車利用の場合は、道央自動車道 虻田洞爺湖ICより洞爺湖温泉街まで町道泉公園線経由約20分、伊達ICから約20分
2021年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

■関連MEMO
洞爺湖汽船株式会社(外部リンク)
http://www.toyakokisen.com/
有珠山ロープウェイ(外部リンク)
http://usuzan.hokkaido.jp/ja/

【LINEトラベルjp・ナビゲーター】
モノホシ ダン

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提供元:LINEトラベルjp 旅行ガイド

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