毎日頭を洗っているのに引き起こされる頭皮のかゆみ。それは頭皮の乾燥によるものかもしれません。原因が乾燥なら、対策としては頭皮の角質層の水分保持力を健全に保つこと。それでも乾燥する場合は、不足分を外から補う必要があります。
頭皮は皮膚の一部。乾燥肌になるとかゆみが出るのと同じように、頭皮も乾燥すると外部からの刺激に弱くなり、いつもなら問題ない刺激や外部からの異物にも反応してしまい、かゆみが発生することがあると考えられます。ここでは、考えられる4つの原因をご紹介します。
頭皮が乾燥する原因で多いのが、シャンプーの仕方に問題があること。頭の洗い方は、学校では教えてくれるものではないので、小さい頃からずっと間違った洗い方をしているという人も少なくないと言えます。
肌と同じように、頭皮も加齢によってうるおいを失っていくと考えられています。早いうちから頭皮の保湿を意識しておきましょう。また、体質的に乾燥しやすいという方もいます。この場合も、少しの工夫でうるおいを保つことができるとされています。
洗う頻度が多いと、かえって頭皮の乾燥を引き起こしやすくなります。なので、頭皮を洗うことは毎日ではなく、かゆみがなく・フケがでないといった所を清潔に保つとよいでしょう。
空気が乾燥する時期に頭皮の乾燥を放っておくと、シャンプーなどの刺激で湿疹・皮膚炎が発症し、かゆみや赤みが生じることがあります。この頭皮の乾燥による頭皮湿疹を「皮脂欠乏性皮膚炎」と言います。
シャンプーですが、頭皮も皮膚の一部なので、顔を洗うときのようにやさしく洗いましょう。つい力を入れたくなってしまうものですが、これは絶対にNG。また、乾燥を改善させるためには、アミノ酸系シャンプーのような、洗浄力がマイルドで頭皮への刺激が少ないものを使いましょう。ドライヤーの使い方にも気をつけて下さい。
加齢や体質による乾燥は、ローションやオイルなどを使用して、外部からうるおいを補ってあげることが大切。また、頭皮マッサージなどで新陳代謝を活性化させましょう。これで血行を改善できれば、ターンオーバーが促進され、老化を遅らせることができると考えられます。
食生活では、ビタミンを摂ってください。特にビタミンB群やレバー、シジミ、牛乳、トマトなどを積極的に摂りましょう。また、睡眠不足は新陳代謝に影響するため、睡眠をしっかりとって代謝をよくしましょう。不規則な生活やバランスの悪い食事、ストレスなどもターンオーバーを乱す原因になるので、生活習慣を健全に保つようにしてください。
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