この漫画は書籍『僕はお父さんが好きじゃない』(著者:まるたおかめ)の内容から一部を掲載しています(全9話)。
■これまでのあらすじ
妹が生まれ、なつが小学生になった頃、父が家にいないことがすっかり普通になっていました。学校でテレビの話題になると、友達は「お父さんが宿題しろってうるさい」などと文句を言いながらも、どこか楽しそうにしています。その様子を見て、なつは友達と父親との仲の良さを感じていました。話題の中で「なつのお父さんは優しい」と勘違いされたなつは、本当のことは黙っておくことにしました。深夜、酔っ払って帰ってきた父は、大声で「帰った!」と叫びます。そして母の怒声が聞こえ、目の前で繰り広げられる夫婦喧嘩に、なつは恐怖を感じるのでした。









父の大声に、妹が目を覚まさないよう必死に寝かしつけるなつ。寝室に近づいてくる足音に、恐怖を覚えます。
しかし寝室に入ってきたのは母でした。父と激しく喧嘩していた母は、涙を流していました。その姿を見たなつは、胸が痛むほど悲しく、「ママをいじめるパパなんて、いなくなればいい」と思うように。
ついに父に憎しみを感じるようになったのでした。
『僕はお父さんが好きじゃない』著者:まるたおかめ (KADOKAWA)
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小さい頃から父親に遊んでもらった記憶がなかった長男・なつ。一緒に遊ぼうと父を誘っても、面倒くさい態度を見せて、自分のやりたいことばかりを優先していた父。なぜ父親はそんな態度をとるのか。父と息子がわかり合える日は果たしてくるのか…。
(ウーマンエキサイト編集部)