この漫画は書籍『恋するママ友たち 私以外も不倫してた』(著:吉田いらこ)の内容から一部を掲載しています(全21話)。
■これまでのあらすじ
「お前は何もできない」美穂のことを「お前」と呼ぶのは、夫・拓也のほかに、もう一人。それは、美穂の母でした。母は、美穂がどんなに頑張って良い成績を収めても、素直に褒めることはありませんでした。常にネガティブな言葉を投げかけ、美穂を否定し続けたのです。次第に美穂は、母の言葉通り「何をしてもダメな人間だ」と思い込むようになり、自分の意志ではなく、母の言う通りの進路を選びました。やりたいことを見つけることもできず、「せめて人の迷惑にならないように」と考えるようになったのです。ある日、母の知人から男性を紹介してもらうことになりました。それが、後に夫となる拓也との出会いでした。









自分は何かを選べる立場ではなく、ひとりで生きていく自信もない。だから拓也との結婚でよかったのだと、美穂は自分に言い聞かせていました。
これまで、自分の意見を口にしたことはなく、相手に嫌われたくないという思いや、機嫌を損ねることへの恐怖に怯えて生きてきたのです。そんな美穂を見た立花は、美穂の人生は美穂のものだ、好きに生きてみたらいいんじゃないか、と優しく声をかけてくれるのでした。
『恋するママ友たち 私以外も不倫してた』著:吉田いらこ (KADOKAWA)
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早紀、美穂、麻衣は、子どもが同じ幼稚園に入園したことをきっかけに仲良くなったママ友歴6年目のグループ。子育ての悩みを共有したり、定期的にランチやお茶を楽しむ仲でした。しかし、何でも話せる関係のように見える彼女たちでも、人には言えない秘密を抱えていて…。満たされない心の隙間に「裏切り」という誘惑は入り込んでくるのでした。
(ウーマンエキサイト編集部)