この漫画は書籍『離婚リセット』(著者:丸太マノ)の内容から一部を掲載しています(全7話)。
■これまでのあらすじ
妻・リョウコから「ずっと待ってたの、これを渡せる日を」と笑顔で離婚届を突きつけられたケンジは、何が起きているのか理解できず、机に置かれた離婚届を見つめることしかできませんでした。しかし、妻の決意は固く、「とにかく離れたい」と言い切ります。家族のために懸命に働いてきたはずなのに…。戸惑うケンジに、リョウコは呆れた表情を向けるのでした。子どもが自立した後は、夫婦水入らずの時間が待っていると信じていたケンジ。そのささやかな夢は、あっけなく崩れてしまったのでした。








娘に、いじめに遭っていたときのことを覚えているかと聞かれ、「もちろん覚えてるよ」と答えたケンジ。しかし娘は、「嘘つき」と怒りをにじませました。
当時のケンジは、朝早くに家を出て、夜遅くまで働く日々。家族4人で布団を並べて寝たのがいつだったのか、思い出すことすらできません。それでも、自分なりに「家族の大事な場面」には立ち会ってきたつもりでした。
けれど今になって、それはただの思い込みだったのではないかと気づきます。
なぜ妻は自分を見限ったのか。子どもたちに何が起きていたのか。大切な人たちを見ているようで、見えていなかったことに、ケンジはようやく向き合い始めるのでした。
『離婚リセット1 妻から別れを切り出された夫』著者:丸太マノ (KADOKAWA)
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50歳を前に、妻から突きつけられた離婚届。夫・ケンジは、人生を3度やり直せるタイムリープの力で、家族との関係を見つめ直していく。過去の過ちをなかったことにできるのか? 家族の在り方を問い直す、リアル・パラドックス・コミック。
(ウーマンエキサイト編集部)