ティーン誌『小悪魔ageha』のレギュラーモデルとして、女の子たちに人気のモデル椿姫彩菜が、本を出版しました。タイトルは『わたし、男子校出身です。』（ポプラ社刊）。

　 ご存知の方も多いかと思いますが、彼女は、生まれたときは男の子。やがて、自我が芽生え、物心がついた頃には、無意識に自分は「女」だと思っていた。それは、性同一障害。

　 すべてをカミングアウトし、堂々と現役女子大生ニューハーフとして活躍している彼女の半生を綴ったこの本には、「男」として成長していく「身体」と「心」の葛藤、両親との確執、社会から拒絶される孤独などが赤裸々に記されている。

　 そして、単身タイに旅立ち、命がけで臨んだ性別適合手術。

　 優しい語り口なので、一気に読める。彼女のことがもっと知りたくなる魅力的な一冊です。