東京メトロ副都心線の開業で注目を集めているのが、新渋谷駅。東口、宮益坂下交差点付近の地下約25mにホームが建設されました。半蔵門線とは改札内で直結しています。で、この渋谷駅のデザインを手がけたのが建築家の安藤忠雄氏。駅は地下3階の構造になっていて、その一部を包み込むように「地宙船」と呼ばれる卵形の空間が造られています。

　 さっそく新渋谷駅を利用してみましたが、地下なのに吹き抜けのある空間が、とても近未来的な印象。洗練された造形が「UFO」のような「未知との遭遇」のような、わけもなくワクワクしてしまいました。

　しかし、この新渋谷駅もまだまだ序の口。これから渋谷駅東口・東急文化会館跡地周辺の大規模な再開発が本格的に動き出すのです。駅前には新たな「シンボル」になる地上33階、地下4階の高層複合施設を建設。商業施設や日本最大級のミュージカル劇場やエキシビションホールから成る文化施設も入る予定で、2012年の完成を目指しています。東京メトロ副都心線とは地下3階部分で接続し、東急東横線との相互直通運転も開始予定。

　 さらに。その後はJR渋谷駅もリニューアルされる予定とか。なんと、今後20年をかけて、渋谷は大きく変わろうとしているのです。