ゲッタマンが伝授！１日5分の肩甲骨エクササイズ

2014-02-21 eltha

ゲッタマンがエクササイズのコツを伝授

■体内の循環をあげて痩せやすい身体にする

―エクササイズといえば女性が行うことが多いと思いますが、そもそも、男女で効果の違いはあるのでしょうか？

ゲッタマン：ありますね。男性よりも女性の方が、循環が悪くなりがちなんです。よく平熱が低いという女性がいらっしゃいますが、動脈、静脈、リンパ液、脳脊髄液など、体液全体の流れが悪くなると体温が低くなり、脂肪の燃焼が悪くなってしまうんです。

―その“悪いスパイラル”から脱出する方法はあるんですか？

ゲッタマン：リンパを刺激することで身体の循環は改善されますよ。そうすると体温が上がり、免疫力、基礎代謝が上がるんです。特に、肩甲骨周辺には褐色脂肪細胞というものがあるんですが、これが体内の循環を活発にして脂肪を燃焼させたり体温を上げやすくしたりするんです。

―体温を上げることが大切なんですね。

ゲッタマン：そうです！　それから最近は、スマホやパソコンを長時間使っている人が多いですよね？　その体勢も実はダメ。背中が丸くなり、肩が前に出ている状態なんです。背中まわりの動きを悪くし、体内の循環を悪くしているんですよね。だから、そこをほぐすことも大切なんですよ。

―きちんとほぐすための肩甲骨体操なんですね。でも、行う時はどうすればより効果が得られますか？

ゲッタマン：基本のポイントを意識しながらやることは大切だと思います。今回発売するDVDでは、身体がきつく感じるような激しい動きを取り入れるのではなく、フォームを意識して行うエクササイズを基本としています。しかも、今回のように1分、5分、10分など短い時間で行うことで、より意識して行えるから効果が高まるんです。

―自分のフォームや部位を意識することが大切なんですね。

ゲッタマン：そうです。例えば、人間の足は、かかとから小指、かかとから親指の“縦のアーチ”と、小指から親指にかけての“横のアーチ”によってバランスをとるんです。でも、女性はヒールを履いていたりすると常にかかとが上がっていますよね。つまり、“縦のアーチ”を使っていないことが多いんです。意識しないでいると“横のアーチ”ばかりに力が入って、どんどん親指が内側に入ってきて外反母趾のような状態になっていくケースもあります。身体全体の“身体意識”を持つことで、脂肪燃焼の仕方も変わってくるのです。

■トレーニングを行うタイミングは空腹時！

―エクササイズをするのに効果的な時間帯はありますか？

ゲッタマン：僕は「トレーニングは朝と晩に行いましょう」と言っています。人間は脂肪を燃やすか、糖分を燃やすかのどちらかです。糖分を燃やすと疲労物質である乳酸が蓄積し、疲れがたまりやすくなります。そのため、糖分ではなく脂肪を燃やすことができるタイミングが良いんです。

　朝起きて何も食べていない状態で行うと、脳の「脂肪を燃やすスイッチ」が入り、脂肪と酸素を使って燃焼するようになるんです。毎日5分間だけ行うだけでも、続けていくことで、脳が脂肪を燃やすことを覚えるようになります。だから、朝起きて、何も食べていない状態で大きくゆったりと呼吸をしながらエクササイズをおこなうことが大切なんです。

―空腹時が効果的ということですね。それなら夜は、夕食を食べる前でしょうか？

ゲッタマン：さらに効果的なのは、基礎体温が一番上昇する起床後11時間後（午前7時起床なら午後6時）です。また、起床から6時間後に5～10分程度、DVDでご紹介している呼吸法を行ってみるとより効果的です。

―それぞれに適した時間帯があるのですね。呼吸法といえば、肩甲骨体操を実際にやってみたときに、気づくと「吸う・吐く」という呼吸が、指示と逆になっていることが多かったのですが…。

ゲッタマン：呼吸がずれてしまうのは、呼吸が浅いことが多いようです。うまく呼吸ができていないんですね。動作をするときは息を止めないように。吸うことよりも息を吐くことに意識をしてみてください。人間は力を入れるときに息を吐いて、抜くときに吸うことで身体を動かすことができるのです。DVDで説明している正しい呼吸法を覚えることで、脂肪の燃焼効果にもつながりますよ。

（プロフィール）

ゲッタマン
1965年生まれ。屋久島出身。1996年にホノルルマラソンで羽織・袴・高下駄姿で完走。そのゲタ姿により“GETTAMAN（ゲッタマン）”と呼ばれるようになる。ダイエット本『GETTAMANメソッド肩甲骨ダイエット』などのベストセラーを連発し、著書多数。テレビ、講演、イベントなど幅広く活躍中。

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