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表情豊かな手の動き(ハンドモーション)で想いを表現。手話に似ているとも言われる |
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自然にある色を使った衣装が特徴。昔は男性しか踊れなかったという驚きの歴史も |
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ハワイアン〜♪なイメージといえば「アウアナ」。衣装もキュート! |
映画『フラガール』の腰を激しく振る“フラダンス”は、タヒチアン・ダンスといった方が正しい。ハワイ伝統のフラとは異なるもの。どちらもポリネシアに伝わりルーツは同じだけれど、それぞれ独自の個性を持って発展した。本場のフラを観たら、その印象の違いに驚くかもしれない。
ハワイ語で“踊り”を意味するフラは、神々へ捧げる儀式、また歴史や神話を伝えるものとして受け継がれてきた。手の動き(ハンドモーション)ひとつひとつにも、「愛」や「波」、「大地」などさまざまな意味が込められている。
現在のフラには、古典的な“カヒコ”と現代的な“アウアナ”の2種類がある。多くの人がイメージしやすいのは“アウアナ”で、ウクレレなどのハワイアンミュージックでゆったりと踊るエンタメ色が強いもの。
一方、“カヒコ”は、伝統のスタイルで踊る厳粛なもの。例えば“アウアナ”ならカラフルなムームー、“カヒコ”ならアースカラーを基調としたシンプルな衣装が特徴。伝統も新しさも、どちらも大切にするのがハワイアンの精神と言えるのかもしれない。
60万人のフラガールが大注目 日本発フラ・フェスティバルをレポート!
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