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Myスマートレジ袋：W 270×D150×H 540、
500円

西武百貨店のエコロジーバッグ「リバーシブルタイプ」は再生ペットボトル100％で素材もエコ。2リットルペットボトル約2本分で作られています。350×110×400mm、840円

クオカのエコバッグは、1.5リットルのペットボトルが3本分すっぽり入る、少し細身のキャンパス地トート

1）バッグそのものが「エコ」である

　日本百貨店協会と『ソトコト』がデザインし、全国の百貨店で限定販売中の「Myスマートレジ袋」は、テイジンが展開している「エコサークル」によって再生されたポリエステル繊維の生地で製作されています。使用後には、回収され新しいポリエステル繊維にリサイクルが可能。石油からポリエステル原料を作る場合と比べて、エコサークルでリサイクルする場合は、エネルギー消費量と二酸化炭素排出量ともに約80%を削減できると言われています。

2）地球環境のための活動に役立つ

　西武百貨店のオリジナルエコロジーバッグは、売上収益金の一部を環境保護支援団体『地球環境基金』に寄付。高島屋もエコバッグの売上金の一部を、アジア太平洋地区を中心に農村開発や植林活動等に取り組む国際NGO『オイスカ』へ寄付しています。製菓製パン材料の店クオカのオリジナルエコロジーバッグ（840円）は、WWF（世界自然保護基金）のパンダロゴ入りで、100円（購入者50円＋クオカ 50円）が自動的にWWFに寄付される仕組み。購入するだけで、社会貢献ができるエコバッグも増えています。

3）レジ袋に「NO」といえる

　エコバッグの目的は、使い捨てされるレジ袋を減らしてゴミを減らすこと。

　日本国内で使われているレジ袋は年間30万2000トン。一般的なレジ袋で換算すると、305億枚。これは国民1人当たり（乳幼児を除く）年間300枚に相当するといいます。実際、それくらい使っていますよねぇ。レジ袋をなくせば、約56万キロリットルの石油の節約になるという試算もあります。

　スーパーやコンビニでついつい貰ってしまうレジ袋の替わりに、リユース可能な買い物バッグを持参する。それがどんなバッグであっても、ココバッグになるのではないでしょうか。

　エコバッグの条件は、私たちの心がけにあると言えそうです。



		今年4月に『改正容器包装リサイクル法』が施行され、レジ袋の有料化が加速しています。しかし、現実的にはレジ袋をゼロにすることよりも、3R（リユース、リサイクル、リデュース）をしっかりと実践し、その上で使用したプラスチック袋を正しい方法で処理することが重要と言われています。

高島屋のエコバッグ自販機。日本橋店の外観を描いた『メゾンエコトートバッグ』（日本橋店のみの販売、600円）も人気

　取っ手とふうし弁（荷物が落ちないように結ぶ部分）のついたレジ袋を開発し特許を取ったのは中川製袋化工という会社で、1972（昭和46年）のことでした。スーパーマーケットの台頭と同時期です。軽いうえに、水にぬれても破れず丈夫なこと、そして万引きを防ぎやすいというメリットがあり、一気に普及しました。

　そう、エコバッグを利用する際に、ちょっと気になるのが万引きを疑われたりしないだろうか・・・ということ。例えば、高島屋では「包装などをご遠慮されたお客様には、お買い上げ商品にグリーンのエコテープを貼るなど、お買い上げ商品であることを明確にしています」（CSR推進室の衣笠成美さん）と、各社とも自衛策を講じているので余計な心配は必要ないが、「レシートは必ず受け取っていただき、店を出るまでなくさないようにしてください」（衣笠さん）とのことです。

※価格表示はすべて税込です