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「ヒルトン ストラスブール」で旧市街“丸ごと世界遺産”の街を楽しむ

2023-07-14

ドイツとの国境に近いフランス北東部にあるストラスブール。ここには、ノートル・ダム大聖堂や童話に出てくるようなドイツ風の木骨組みの家などがあり、見どころもいっぱい。その位置と役割から“欧州の十字路”とも言われている古都です。
そんな街の滞在におすすめするのが「ヒルトンストラスブール」。静かな環境ながら移動にも便利なので、ここをベースに旧市街が丸ごと世界遺産になっている街を旅してみませんか。

童話の世界に入ったかのような、ストラスブール旧市街

写真:万葉 りえ

欧州人権裁判所や欧州評議会など、ベルギーのブリュッセルと共にEUの大事な機関が置かれているフランス北東部のストラスブール。ここは古くから交通の要衝で、街の名前も“道の町”を意味するラテン語からつけられたとか。
ご紹介する「ヒルトン ストラスブール」があるのはEU欧州議会の近く。ストラスブールの街の中心からトラムでわずか3駅の場所で、静かな環境に建つホテルです。

写真:万葉 りえ

ストラスブールと言えばクリスマスマーケットが有名で、それは“クリスマスの首都”とも言われるほど。そんな華やかな面を持っている国境に近いこの“古都”は、フランスとドイツが領有を争い、過去に何度か国籍が変わった歴史を持っています。
しかし文化の交流は美しい町並みを生みだし、なんと旧市街は、まるごと世界遺産。写真は敵の攻撃に備えて12世紀にイル川に架けられたポン・クヴェール橋で、その向かいに建つブォーバン・ダムの上から撮影しました。そのブォーバン・ダム自体も17世紀に建設された歴史あるもの。
ここから入っていけば、たくさんの木骨組みの家(コロンパージュ)が残る旧市街。童話の世界のような街が広がっています。

ビジネスでの利用も多いホテル

写真:万葉 りえ

そんなストラスブールの街にある、ヒルトンストラスブール。入口から入ればすぐに右手にフロントがあり、ロビーはこのようにゆったりとした造りになっています。
ここは旅行客はもちろん、ビジネスでストラスブールに滞在する人の利用も多いホテルです。

写真:万葉 りえ

ロビーの奥にはバーがあり、ご覧の落ち着いた色合いでまとめられています。ここでは各種カクテル類も提供可能。
ビジネス客の利用も多いのでしょう。スペースはけっこう広め。また、一人で利用しやすいカウンター席も多めになっています。

落ち着きあるカラーでまとめられた客室

写真:万葉 りえ

そしてこちらが、客室の様子になります。何か特別な造りをしているとか、変わったものがあるという部屋ではないのですが、使いやすい余裕のある広さです。木目を基調にした落ち着いたカラーというのも、くつろぎ感を増すでしょう。
また、周りに高層の建物が少ないので窓からの景色も開けています。部屋のある方角によっては街の中心部も望めるでしょう。

写真:万葉 りえ

ホテルによっては、バスタブとトイレと洗面台がかなりコンパクトな造りになっていることがありますよね。
ご覧のように、ヒルトンともなると、やはりそのあたりも余裕あるものが設置されています。洗面台カウンターには人工大理石が使われ、鏡や照明も申し分ない配置となってるのが、写真からお分かりいただけるでしょう。

フランスとドイツの美味しいものが融合しているストラスブール

写真:万葉 りえ

朝食の場所はロビーの奥にあり、ビュッフェスタイルで提供されます。日本の宿泊施設の朝食は多品目が当たり前のようになっていますが、それと比べるとフランスのホテルではわりとシンプルな朝食がめずらしくありません。
そんな中で、ヒルトンストラスブールの朝食は品数も多めです。さすが農業も盛んな国。ご覧のようにチーズなどの乳製品だけでもこのようなボリュームです。

写真:万葉 りえ

またホテル内にあるブラッスリーでも、季節の料理やアルザスの料理を食べることができます。
レストランでも、カフェでも、また居酒屋的な響もあるビストロでもない、このブラッスリーという表現。実はここにもこの地方らしさがあります。元々はこのアルザス・ロレーヌ地方からパリに移った人々がザワークラウトとビールを出していた店のことをさし、それはパリ在住のドイツ人向けであったそう。
アルザスはドイツと領有をめぐって争っていた歴史もあり、食べ物にもドイツの影響を受けています。ドイツのメニューであるザワークラウト(発酵させたキャベツ)もそう。ストラスブールでは、ザワークラウトと肉類を煮込んだ“シュークルート”も郷土料理の一つ。ボリュームある肉類をしつこくなくいただけます。滞在中はぜひ一度食べてみてください。

ストラスブールから日帰りできる近郊の見所へ

写真:万葉 りえ

ストラスブールの街のシンボルともいえるのが「ノートル・ダム大聖堂」です。何人もの文豪が称賛したこの大聖堂の創建は、11世紀と言われています。尖塔は高さが142mもあり、ここが完成した時は西暦で1439年にもなっていました。外観は沢山の彫刻で飾られ、正面の透かし細工は“石のレース編み”と称えられるほど見事。完成までに時間がかかったのもうなづけます。
また、内部では12〜15世紀のステンドグラスが今も神の光を届けます。バラ窓や大きなキリストの姿など、ステンドグラスの美しさも様々。“プティット・フランス”とよばれる地域には古い街並みが最も保存されています。フォトジェニックな場所なので、それも楽しみながらノートルダム大聖堂へと足を運んでください。

写真:万葉 りえ

また、こちらはストラスブールから日帰りで足をのばせる「コルマール」の様子です。
アルザスは2度の世界大戦で被害を受けていますが、このコルマールはその被害が少なく、現在も中世の街並みが残ります。代表する建築物の一つ「プフィスタの家」は1537年に建てられ、六角形の塔や出窓が大変優美。ここはジブリのアニメ『ハウルの動く城』に出てくる建物のモデルとも言われています。他にも魅力的な風景が見られるコルマールへもぜひ行ってみてください。

パリからも行きやすくなったストラスブール

パリの東駅からTGVに乗ったら、約2時間でドイツの風が漂うストラスブールへ。またブルゴーニュ地方の中心都市ディジョンからも約2時間です。
まるで童話の挿し絵の世界に入ったような木骨組み(コロンパージュ)の家々。そして道路標識にはフランス語と、ドイツ語に近いアルザス語の表示。そんな独特の風景と文化を持つ街を、ヒルトンストラスブールをベースにして周ってみてください。
2023年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

■関連MEMO
ブルゴーニュ公国の都「ディジョン」で 歴史と美食の街散策
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フランス旅行で必見!ランスの世界遺産「ノートルダム大聖堂」の見所
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【トラベルjp・ナビゲーター】
万葉 りえ

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提供元:トラベルjp 旅行ガイド

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