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和歌山三社参りも!和歌山電鐵のパワースポットめぐり

2024-04-25

和歌山三社参り(西国三社参り)とは、和歌山県和歌山市に鎮座する「日前宮」「竈山神社」「伊太祁曽神社」の三社を参拝する風習です。その三社参りには、和歌山電鐵貴志川線を使って巡るのが便利です。たま電車、いちご電車などのリニューアルデザイン電車に乗って、和歌山電鐵のパワースポットめぐりや猫の駅長を訪ねる旅を楽しんでみませんか?

天照大御神をお祀りする“紀伊国一之宮”「日前宮」

写真:モノホシ ダン

和歌山電鐵貴志川線は、和歌山市の和歌山駅から紀の川市の貴志駅を結ぶ全長14.3qのローカル線です。猫の「たま駅長」で知られるこの路線は、大正時代に和歌山の歴史深い三つの神社を巡るために作られたと言われています。
写真は日前宮への最寄り駅、日前宮駅で並ぶ、たま電車(右)といちご電車(左)。日前宮駅は、3か所ある列車交換駅のひとつで、鉄道ファンの方は、ツーショットを撮るチャンスです。

写真:モノホシ ダン

和歌山県には、その地域で最も高い社格を誇る“一之宮”が3つあり、そのうち2つは貴志川線の沿線沿いにあります。日前宮駅から歩いてすぐのところにある日前宮(にちぜんぐう)はそのひとつです。
御祭神は天照大御神で、創建2600年を超える歴史があります。境内に日前神宮(ひのくまじんぐう)と國懸神宮(くにかかすじんぐう)という2つの神宮を持つ珍しい神社で、2つあわせて日前宮の名で親しまれています。
三種の神器である八咫鏡(やたのかがみ)に先立って造られた鏡とされる、日像鏡(ひがたのかがみ)・日矛鏡(ひぼこのかがみ)を御神体とし、縁結びや家内安全のご利益で知られています。

写真:モノホシ ダン

境内は神楽殿より先の神域は、撮影禁止です。御朱印は、書き置きで、由緒書とともに社務所で拝受できます。2つの神宮をあわせてひとつの御朱印となっています。初穂料は300円です。
<日前宮の基本情報>
住所:和歌山県和歌山市秋月365
電話番号:073-471-3730
拝観時間:8:00〜17:00
アクセス:和歌山電鐵貴志川線「日前宮駅」から徒歩約1分
車利用の場合は、専用駐車場(無料)利用

和歌山県で唯一、陵墓のある「竈山神社」

写真:モノホシ ダン

三社参りのひとつ、竈山神社(かまやまじんじゃ)は、日前宮と同じく日本神話と深いつながりがある神社です。最寄り駅は、日前宮駅から2つ先の「竈山駅」で、参道の途中の和田川に架かる丈夫橋のたもとには大きな鳥居が建っています。

写真:モノホシ ダン

竈山神社は、初代神武天皇の長兄にあたる彦五瀬命(ひこいつせのみこと)を祀る皇室御崇敬の大社です。創建年代は不明ですが、竈山という地名は『古事記』や『日本書紀』にも記載されていることから相当古いといわれています。
荘厳な春日造檜皮葺きの本殿は、1669年(寛文9年)、紀伊徳川家の初代藩主、徳川頼宣(とくがわよりのぶ)によって再建されたものです。

写真:モノホシ ダン

また竈山神社は、和歌山県で唯一、宮内庁が管理する陵墓がある神社です。緑の森に囲まれた本殿の裏には、大和平定の道中で負傷し、この地に葬られた彦五瀬命の陵墓(竈山墓)があります。
伝説では、彦五瀬命は神武東征の際に、長髄彦(ながすねびこ)の軍との戦いで負傷し紀伊国で崩御、この地に葬られたとされています。
以来、国家安泰や世界の平和を守っているといわれています。また、赤ちゃんの名付けで有名な神社でもあります。
<竈山神社の基本情報>
住所:和歌山県和歌山市和田438
電話番号:073-471-1457
アクセス:和歌山電鐵貴志川線「竈山駅」から徒歩約15分
車利用の場合は、専用駐車場(無料)利用

紀伊国のルーツ、木の神様を祀る「伊太祁曽神社」

写真:モノホシ ダン

日前宮と同じく“紀伊国一之宮”で、三社参りのひとつとして知られているのが、伊太祁曽神社(いたきそじんじゃ)です。木の神・五十猛命(いたけるのみこと)を御祭神とする紀伊国のルーツの社です。
伝説では、須佐之男命(すさのおのみこと)の息子にあたる五十猛命が、高天原から持参した木種を全国に植えて回ったのち、この地に鎮座したのが始まりとされています。

写真:モノホシ ダン

また伊太祁曽神社の名物とされているのが、厄除けの御利益がいただける「木の俣くぐり」です。
神代の昔、大国主命が八十神(やそがみ)に命を狙われた際に、大屋毘古神(五十猛命の別名)が、木の俣を利用して大国主命を助けたという神話にちなみ、この穴をくぐると災難除けになるといわれています。

写真:モノホシ ダン

伊太祁曽神社の御朱印には“紀州木之国”の墨書きがあります。和歌山の別名、紀伊国は、木の神様がお住まいの国から来ているという説が有力です。御朱印は直書きで、初穂料は500円です。
ほかに「木の俣くぐり」をされた方に“体験証明書”が用意されています。こちらの初穂料は100円です。
<伊太祁曽神社の基本情報>
住所:和歌山県和歌山市伊太祈曽558
電話番号:073-478-0006
参拝時間:9:00〜17:00
アクセス:和歌山電鐵貴志川線「伊太祈曽駅」から徒歩約5分
車利用の場合は専用駐車場(無料)利用

「貴志駅」に「ウルトラ駅長 ニタマ」を訪ねよう

写真:モノホシ ダン

三社参りの後は、和歌山電鐵の終点「貴志駅」に行ってみましょう。現在の駅舎は2代目で、「たまミュージアム貴志駅」という愛称がつけられています。
外観は、見た目も可愛い猫の顔をモチーフとし、屋根には駅舎には珍しい檜皮葺きを使用しています。

写真:モノホシ ダン

駅舎内には、「たまミュージアム」と「たまカフェ」が併設され、ホームには、2015年(平成27年)6月に亡くなった「名誉永久駅長」たまを祀る「たま神社」があります。
たま神社の御朱印(200円)や、たま大明神絵馬(600円)は、たまカフェで購入することができます。

写真:モノホシ ダン

和歌山電鐵が生んだスーパースター、たま駅長の後任として、2015年8月から「たま駅長II世」を襲名したのが、「ウルトラ駅長 ニタマ」です。伊太祈曽駅長兼貴志駅駅長代行の「マネージャー駅長 よんたま」とともに貴志駅に勤務しています。
なお、猫の駅長の勤務予定については、和歌山電鐵のホームページでご確認ください。
<貴志駅の基本情報>
住所:和歌山県紀の川市貴志川町神戸803番地
電話番号:073-478-0110
たまカフェ営業時間:10:00〜16:00(年中無休)
アクセス:和歌山電鐵貴志川線「和歌山駅」より約30分

まだある和歌山電鐵貴志川線のパワースポット

いかがでしたか。和歌山電鐵貴志川線の沿線沿いには、ほかにも学問の神様、菅原道真公をお祀りする「津秦天満宮」、足の神様をお祀りする「足守神社」、大国主命をお祀りする「大国主神社」などのパワースポットがあります。
この機会にあわせてお参りしてみてはいかがでしょうか。
2024年4月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

■関連MEMO
和歌山電鐵株式会社(外部リンク)
https://wakayama-dentetsu.co.jp/
和歌山・木の神「伊太祁曽神社」で紀伊国のルーツに触れよう!
https://www.travel.co.jp/guide/article/43470/
日前宮(外部リンク)
https://hinokuma-jingu.com/
竈山神社(外部リンク)
https://www.kamayama-jinja.com/
走るテーマパーク!和歌山電鐵に乗って猫の駅長に会いに行こう
https://www.travel.co.jp/guide/article/25246/

【トラベルjp・ナビゲーター】
モノホシ ダン

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提供元:トラベルjp 旅行ガイド

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