手は思っている以上に人から見られているものです。顔や髪はしっかりエイジングケアしていても、手が老けているとすごくアンバランスな印象に。
でも、手は家事や仕事で酷使され、どうしても荒れやすいですよね。今のうちからできることを、もう一度確認してみましょう。
©taniho-fotolia.com
■ジェットタオルには要注意!肌の表面にある皮脂は、角質層の水分を守り、肌のうるおいを保ちます。しかし手は、皮脂腺が少なくバリアーが薄いうえ、日ごろから紙や布、水、お湯などに触れることが多いため、とても荒れやすくなっています。
乾燥した肌は角質がはがれてひび割れをおこしたり、逆に古い角質層がたまってしまうことも。古くなった角質は、肌を固くして老けた印象をもたらしてしまうのです。
そこでまず大切なことは保湿です。水を扱った後、きちんと手を拭かずに自然乾燥させてしまうことはありませんか? 実はそのときに、手の水分も一緒に蒸発してしまうのです。
水分を失った手はカサカサ、シワシワになるので、タオルやハンカチできちんと拭くことが大切。「手を拭くなんてあたりまえ!」と思われるかもしれませんが、案外、忙しいときには自然乾燥をやってしまいがちなのでご注意を。
また、お出かけ先のトイレなどにあるジェットタオルも要注意。温風で乾かす際に、やはり手の水分まで蒸発してしまうのです。軽く手の水分を払って、バッグからハンカチを出して拭くことをおすすめします。
■美容液を使ったついでケアももちろん炊事をするときには専用の手袋をつけるといいのですが、ゴム手袋は古くなるとかぶれを引き起こすことも。そんな敏感肌の場合は、医療用の手袋を使用するといいでしょう。
さらにUVケアも大切。手洗いのたびにつけ直すのが面倒なら、ウォータープルーフタイプの日焼け止めを利用するといいでしょう。紫外線からのダメージを考えて、ビタミンC誘導体の補給も忘れずに。
ついおろそかにしてしまいがちなハンドケア、そんなときには、顔のお手入れの際に、ちょっと余った化粧水やクリーム、美容液を、そのまま手にも伸ばすこともおすすめです。
顔も手も同じ肌ですから問題ないのはもちろん、手軽にハンドケアをすることができます。
これからの季節は、エアコンで肌が乾燥しがちです。顔と同様、手の保湿を忘れないようにしたいものです。
■爪にも肌と同じ栄養補給をもうひとつ忘れてはならないのが「爪」です。爪が汚いとせっかく潤いのある手になっても、不衛生に見えてしまいます。
一方、地爪が健康的に輝いていれば、それだけでずっと若い印象を与えます。地爪がきれいならば、派手なネイルなんて必要ないくらいです。
まず着目したいのが爪切りです。通常の爪切りは手軽ですが、爪を傷めやすいうえ、細かい爪の端をうまくカットできない場合も。
そういうときには、ネイルニッパーがおすすめです。強い力を必要とせず、細かいところまで好みにあわせてカットしやすくなっています。
また、厚い爪や、子どもの小さな爪にも対応してくれるので、家族全員の爪が切りやすいという利点もあるのです。
上手にカットできたら、ネイルオイルで仕上げをしましょう。爪の生え際に塗るのもお忘れなく。
さらに爪は、肌と同じくコラーゲンが大切。そのコラーゲンの生成のためにはアミノ酸が重要です。偏った食生活やストレスも爪にダメージを与えるので、規則正しい食生活を心掛けたいですね。
手全体をケアしたら、ハンドマッサージで手のむくみをとります。手もかまってあげないと、血行不良を起こし代謝を下げ、むくんでしまいます。
毎日、仕事や家事の後の5分間のリラックスタイムをハンドマッサージにあててみて。手は足裏同様、ツボが集まっているので、刺激することで体全体のリラクゼーションにもつながります。
美しい手をキープできれば、人前で何か作業するときも安心。清潔感と若々しい印象を与えます。毎日のほんの少しのハンドケアで、白くてきれいな手を保ちたいですね。