年齢とともに気になりだすシワやたるみ。笑いジワは幸せの証拠なんてことも言われますが、たるみにより下がった頬は、周りに不機嫌な印象を与えてしまうことも。怒ってもいないのに「機嫌が悪いの?」なんて言われる人は注意が必要です。
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とはいえ、フェイシャルエステに行く時間もないし…。そんなときのために、家庭で手軽にできるリフトアップを紹介します。
■「ながら」でも続けることが大切リフトアップしたいと思っていても、習慣として続けるのはなかなか難しいもの。高い美顔器や化粧品を買っても、続かなければムダになってしまいます。一方で「やらなきゃ」という強迫観念がストレスの要因になることも。
まずは習慣として続けることが大切です。そのためには、自分にとって無理なくできる方法を選ぶといいようです。日常生活にちょっと取りいれられる「ながらリフトアップ」に挑戦してはいかがでしょう。
■生活習慣を正すことがリフトアップにも役立つ生活のなかで意識したいポイントを紹介します。
・食べ方に注意して顔を鍛える1日3回の食事の時間も上手に活用しましょう。まずは背筋を伸ばします。そして左右の頬でしっかりと時間をかけて、バランスよくかみます。
最近はやわらかいものばかり食べる人が多いようですが、硬さのある食べ物を咀嚼することも大切です。顔の筋肉が鍛えられ、肌の血行もよくなるとか。
・普段から姿勢に気をつける体はすべてがつながっているので、体全体のバランスを整えると、おのずと顔もいきいきとしてきます。とくに顔に流れるリンパはデコルテや首を通るので注意したいところ。
肩や首のコリは顔のくすみ、たるみを引きおこすと言われています。日ごろから姿勢を正して、デコルテや首のコリの改善を目指しましょう。正常にリンパが流れるようにすると、顔のむくみがとれて小顔効果も期待できるかも。
・シャンプーをしながら頭皮を引きあげるシャンプーの際に頭皮をマッサージして、顔のリフトアップを目指します。ただし無理に引っぱると、それがたるみの原因になるので注意です。
指の腹で丁寧にマッサージをして、頭皮全体の血行を促します。そうすることで頭皮とつながっている顔の皮膚も活力を取りもどし、たるみを防いでくれます。
■楽しい毎日がエクササイズに!面倒なエクササイズをしなくても、楽しい毎日を送ることがリフトアップにつながることもあります。
・笑う門にはリフトアップ来たるいろいろなリフトアップ法がありますが、何よりも効果的なのは楽しい毎日を送ることかもしれません。
じつは、人間は日ごろから、十分に表情筋を使っているとはいえません。使っている表情筋は半分以下と言われています。
さらに、パソコンに向かった作業が多い人などはもっと表情筋を使っていないと思われます。スマホをいじってばかりだと、気づかぬうちに、能面のような顔をしてしまっていることも。
表情筋を使わないと、皮下脂肪が増えて筋肉を弱めてしまい、たるみの原因になってしまうこともあるようです。
毎日、意識的に表情を動かすようにしましょう。友だちや家族と一緒にいるときは、できるだけ相手の言葉に耳を傾け、周りの風景や状況を楽しみながら、笑ったり、驚いて目を見開いてみたりする。気持ちに合わせた表情をつくるよう心がけてみてください。
・鏡を見ながら口角を上げる練習毎日、鏡を見ながら笑顔をつくり、顔のエクササイズするのもいいかもしれません。
用意するのは割り箸1本。それを口に平行になるようにはさみます。その際、笑顔をつくるように口角を上げ、口角が割り箸より上にいけばOKです。これを30秒〜1分程度キープします。
育児や家事に忙しく、美容に時間はかけられないけど、いくつになっても「すてき!」と思われたいものですよね。毎日の工夫ですっきり小顔&輝く笑顔へ導きましょう!
(平野智美)