「キレイにはなりたいけど、毎日ダイエットなんてがんばれない!」と、生活をあまり変えずに、理想のプロポーションになりたいと思っている女性は多いのでは?
おいしいものがいっぱいのこの季節に、食べることをがまんしなくてもダイエットできる!? そんなことを夢見る女性に医学博士の石川善樹さんが提案する
「舌痩せ」という方法をご紹介します。
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■リバウンドしないダイエット「ダイエットは永遠のテーマ」と、よくいわれます。世の中には、いろいろなダイエット方法が紹介されてきて、どれかひとつは挑戦したことがある人もいるのではないでしょうか? そして1回は体重が落ちて喜んだ経験も。それで終われば、「永遠のテーマ」にはならないはず…。そう、ダイエットで難しいのは「やせること」だけではなくて、「ずっとやせたまま」でいること。
そこで『
最後のダイエット』の著書である石川先生が提唱するのは、
リバウンドしないダイエット理論です。
ダイエット失敗の最大の原因は、リバウンド。減量には成功しても、8割の人はリバウンドしてしまいます。石川博士のDi理論では減量後の体重維持を見据えて、「落とした体重をキープする習慣」を身につけるところからダイエットを始めるので、失敗がありません。
出典:Di理論
そう、まずチェンジしなければいけないのは、「ダイエットは永遠」と思ってしまった考えそのものなのかもしれません。もちろん食べたいものをがまんして、運動してとがんばるダイエット法もあります。でも家事に仕事に子育てにと忙しく働くママには、その方法はストレスがたまってしまうというのも本音かもしれません。そこで、石川先生が紹介しているのは、「舌痩せ」という方法です。
■「舌痩せ」ってどんな方法? 「体重が5kg落ちた!」と喜んだのもつかの間、ダイエットのごほうびにケーキを食べたり、焼き肉を食べたりしてしまった! おいしいものがたくさんまわりにあふれているのに、食べずにい続けることはとても難しいですよね。
でも女性の願いは、「運動はしない、食事制限はなし」という欲張りなもの。そこで、石川先生は、
コース料理食べをすることが「舌痩せ」の第一歩だといいます。
ダイエットに一番いい食べ方は? というと、それはコース料理なんです。コース料理では、食事は一度に全て出るのではなく、ひとつひとつ順番に出てきます。それと同じく、普段の食事でも、三角食べをするのではなく、ひとつの料理を食べてから次の料理と食べ進むと良いのです。
出典:Di理論
小さいころ母親に「ご飯を食べたら、おかずを食べて、それからみそ汁を飲んで」なんて言われたことがある人もいると思います。このように主菜、ごはん、副菜を順番に食べる
「三角食べ」は、もともと学校給食で指導されたものといわれています。
和食を楽しむことができ、いろいろな食べものを偏ることなく食べることができるというメリットもあるといわれますが、この方法では、ごはんをいっぱい食べてしまうことにつながりるという指摘も。
■「舌痩せ」の一番大事なことは最近テレビや雑誌では、サラダを一番先に食べるというダイエット法がよく話題になっています。食物繊維がおなかに入ることで、血糖値が急激にあがることを抑えてくれるとか。また食べる順番を守る方法も話題となっています。
石川先生の「舌痩せ」も食べる順番を提唱していますが、もっとも重要といわれているのは、最後に食べるものについて。石川先生は、みそ汁、スープといった汁ものを最後にするようにといいます。
「入の野菜、〆の汁もの」を徹底して行っていけば、食事の量も減り、味の濃さに気づくことができるようになります。そして、お菓子などの間食への興味も薄まってくるなど、食事の摂り方に変化が現れます。その結果として「舌痩せ」ができてくるようになります。
出典:Di理論
うまみたっぷりの汁ものを最後に味わうことで、「あー、おいしかった」という気持ちが、満足感になり、そして食事の量が減っていくのかもしれませんね。コース料理だけではなく、懐石料理も、一品ずつの料理の味、素材を感じられ、その料理自体の味の濃さも舌がきちんと味わうことができるようになりそうです。
ついつい食べてしまうせいで太っているという方は、食べ方の習慣を変えてみては。今日から、最初にサラダを食べて、豚肉のしょうが焼き、ごはんと進み、最後にみそ汁で〆! という食べ方を試してみてはいかがでしょうか。
(マムズラボ)