肌のきれいな友人がいる。いつ会ってもあまり化粧気はないが、30代に入っても触りたくなるようなツルツルのお肌なため、それが逆に、健康的で自然体な魅力となってうつる。
■意外にも、女性の肌を良く見ているオトコたち確かに男性は、基本的にまず顔立ちやスタイルなどに注目するが、実は女性の肌も、よく見ているのだそうだ。
「顔立ちは生まれ持ったものだけれど、肌が汚いのには理由があるはず」という意見も。肌トラブルなど特別な場合を除けば、ある程度は努力できれいにもできる。
つまり肌にはその人の生活や性格が現れるものだから、特に恋愛関係に発展するかどうか…という相手の場合は、確実にチェックしているというのだ。とにかく、肌がきれいで損をすることはない。前述の友人はいったいどんな美容法で美肌を保っているのだろうか?
■ポイントは「少ないものを丁寧に」20代までは、通っていたエステの化粧品を勧められるままにどんどん試していたという。基礎化粧品だけでひと月2〜3万円くらい。
「高価なだけあって確かに良かったけれど、 季節の変わり目や仕事が忙しくなるとすぐに肌荒れしていた」という。それに加え、新色のコスメなどもついつい買ってしまっていたため、今考えると、かなりの出費だったそうだ。
しかし、たまたま知った自然派化粧品に興味を持ったことがきっかけで、「化粧品に頼るのではなく、肌自体を元気にしたい」と考えるようになったのが、ちょうど30歳を迎えた頃。
肌に優しいものを選びたい、そして金銭的なことも含めてずっと続けられるものにしたいと思い、ナチュラルな成分のシンプルなラインに切り替え、同時に、普段はファンデーションもやめ、日焼け止めとパウダーだけにした。
■「泡洗顔」と「ハンドプレス」「使うものを減らした分、洗顔などを丁寧にするようになった」と話す彼女。ただ、難しいことは何もしておらず、心がけているのは、洗顔時、100円ショップなどでも良く見かける「泡立てネット」で洗顔料をツノが立つぐらいきちんと泡立て、その泡で丁寧に優しく洗うこと。
そして、化粧品などをつける時には、最後に手のひらで肌を包みぐっと押し込むようにハンドプレスしてあげること、のふたつだけだという。さらに興味深かったのは、「化粧品を減らして、ファンデーションや目立つメイクをしなくなってからの方が、男性からのお誘いが確実に増えた」という言葉。
肌だけではなく男性に対しても、「引き算」美容はプラスに働くのだろうか? 次のコラムでは「引き算」メイクを考察する。
(Sahyu)